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無垢の床や珪藻土の壁など、自然素材の家には「手をかけながら育てていく」楽しさがあります。中でも塗り壁は、見た目の美しさだけでなく、調湿性や断熱性といった機能面でも優れた素材。でも、「汚れが気になる」「ヒビが出てきたけど、どうすれば?」といったお悩みもよく聞かれます。
実は、塗り壁のメンテナンスは、ちょっとした道具と知識があればDIYでも十分対応可能。早めの対応で美観を保ち、再塗装の時期を延ばすこともできます。
この記事では、DIYでできる塗り壁メンテナンスの基本と、汚れ落としからクラック補修、仕上げ塗装までの10ステップを、初心者向けにやさしく解説します。まずは現状をチェックして、おうちの壁にちょっとした“手入れ”を加えてみませんか?
目次
自然素材の塗り壁は、年月とともに風合いが増していくのが魅力のひとつ。でも、汚れや小さなひび割れを放置すると、美観や性能を損なってしまうことも。そこでおすすめしたいのが、定期的なDIYメンテナンスです。早めに手をかけることで、家への愛着もぐっと深まります。
外壁や室内の塗り壁は、ほこりや雨だれ、手垢などで少しずつ汚れていきます。こうした汚れをそのままにしておくと、素材が傷んだり、湿気を含んでカビの原因になることも。
定期的な軽い水洗いや専用クリーナーでの拭き取りをすることで、壁の美しさと機能性を長く保つことができます。
特に外壁は、表面がきれいな状態だと雨水を弾きやすくなり、防水性や耐久性もアップ。見た目が整うことで、すっきりとした満足感や、家への愛着もより深まりますよ。
塗り壁に小さなクラック(ひび割れ)や欠けが出てきたら、専用の補修材で早めに直しておくのがコツ。放っておくとそこから雨水が染み込んで、広がったり、下地が傷んでしまうこともあります。
逆に、小さなうちにしっかり補修しておけば、本格的な再塗装のタイミングを数年単位で延ばすことが可能。材料代も作業時間も少なく済むので、コスト面でもメリットがあります。
DIYでの塗り壁メンテナンスを始める前に、壁の状態をよく観察して、必要な道具を揃えることが大切です。症状の程度によっては、専門業者に相談した方がいいケースもあるため、最初の見極めがポイントになります。
まずは、壁の汚れの種類や範囲を見てみましょう。
☑黒ずみや雨だれ汚れ:外壁に多く、表面の洗浄で対応可能。
☑手垢や食べ物のシミ:室内壁では中性洗剤や専用クリーナーで拭き取り。
次に、ヒビ(クラック)の幅と長さも確認。
☑髪の毛ほどの細いヒビ(0.3mm以下):DIY補修で十分対応可能。
☑幅が広く、下地まで動いているような亀裂:構造的な問題の可能性があるので、専門家に相談を。
準備する道具は、作業内容によって多少異なりますが、基本的には以下のものがあると安心です。
・ゴム手袋 ・マスク ・スポンジ ・柔らかいブラシ(洗浄用) ・霧吹き ・バケツ ・養生テープ
・マスカー ・ヘラ ・コテ(補修材の塗り付け用)
・中性洗剤または塗り壁専用クリーナー ・クラック補修用フィラー(珪藻土用など壁材に合ったもの)
・タッチアップ塗料または補修パウダー ・必要に応じて刷毛や小さなローラー
道具はホームセンターやネットでも手軽に手に入ります。まずは小さな範囲で試してみると、感覚がつかみやすくなりますよ。
塗り壁メンテは、手順をきちんと踏めば、DIYでも無理なく進められます。ここでは、10ステップに分けて基本の流れを紹介します。作業は天気の良い日を選び、乾燥時間をしっかり確保するのがポイントです。
やわらかいブラシやはたきで、壁全体のほこりを払います。室内なら乾いた布でもOK。外壁は乾いた状態で行うと効率的。
バケツに薄めた中性洗剤を用意し、スポンジで優しく汚れを拭き取ります。ゴシゴシこすらず、「なでるように」がポイント。
洗剤が残るとシミの原因に。きれいな水でスポンジをすすぎ、壁面を丁寧に水拭きします。
目立つカビや黒ずみがある場合は、珪藻土や漆喰用のカビ取り剤を使用。換気をしっかり行い、使用説明に沿って処理します。
湿った状態で次に進むと、補修材が定着しにくくなります。気温が低い日は乾燥に時間がかかるので注意を。
ヒビの幅が0.3mm以下であれば、DIYで補修可能。指でなぞって深さや動きの有無もチェックしましょう。
専用の補修材をヘラで少量ずつすり込むように埋めます。表面に少し盛るくらいがベスト。まだらにならないようにならします。
塗料がはみ出さないよう、塗る範囲の周囲をマスカーや養生テープでしっかりカバー。床や窓周りにも忘れずに。
塗り壁材に合った塗料や補修用パウダーを塗り、周囲となじませます。小筆やスポンジを使うと自然な仕上がりに。
完全に乾いたあと、光の当たり方や角度を変えて仕上がりを確認。色ムラが気になる場合は、部分的に重ね塗りして整えます。
DIYメンテナンスは気軽にできる反面、ちょっとした注意不足で失敗につながることも。ここでは、よくある失敗パターンと、そのリカバリー方法をご紹介します。
補修材やタッチアップ塗料を塗った後、「乾いたら思ったより色が違った…」というのはよくあるケース。原因は乾燥前の判断と、塗布量の違いにあることが多いです。
対処法:1日乾燥させてから、少しずつ重ね塗りして調整すると、自然な仕上がりになります。
補修材(フィラー)を盛りすぎたり、放置して固まりかけてから触ると、段差が目立ってしまいます。
対処法:塗った直後に、濡らしたスポンジや指先でならすと、周囲とよくなじみます。時間との勝負です。
「乾いたと思ったら、数日後にポロッと取れてしまった」という場合、壁面が十分に乾いていなかったり、ほこりが残っていた可能性があります。
対処法:補修前に、しっかり洗って乾燥(半日〜1日)させる。また、塗る前に指で触って、粉っぽさが残っていないかを確認すると◎。
急いで作業すると、壁の枠や床に塗料がついてしまうことがあります。これは見た目にも影響が大きい失敗です。
対処法:養生テープはしっかり貼る&端を爪で押さえて密着させるのがポイント。曲面はマスカーを使うときれいに決まります。
初めての塗り壁メンテには、疑問や不安がつきもの。ここでは、よくある質問にお答えします。
A:室内の塗り壁であれば、水性で透湿性のある塗り壁専用タッチアップ塗料がおすすめです。外壁の場合は、「屋外対応」「耐候性あり」と書かれたものを選びましょう。水性でも、きちんと屋外仕様なら雨に流されることはありません。
A:目安は幅0.3mm以下の細いヒビまで。それ以上、または壁が動いているように見える場合は、構造的な問題の可能性があるため専門家へ。
A:まずは目立たない場所で練習するのが安心。不安がある部分だけ、後日プロに相談するという方法もおすすめです。
A:軽い洗浄は年1回程度、補修はヒビや汚れが気になった時に都度対応するのが基本です。定期的に様子を見るだけでも十分効果があります。
塗り壁メンテナンスはDIYでできることも多いですが、見た目の問題にとどまらない深刻な状態になっている場合は、無理せずプロに依頼するのが安心です。ここでは、専門家に任せるべきケースや費用の目安を紹介します。
壁に走る幅1mm以上のクラック(構造クラック)や、手で押すとベコベコ動くような下地の浮き・剥離がある場合、それは構造的な劣化や施工不良が原因の可能性があります。このような症状は、表面だけ補修してもすぐ再発し、建物へのダメージが進行してしまうことも。
などの専門的な工程が必要になります。
外壁の塗り替えをプロに依頼した場合の目安として、延床30坪程度の住宅で約150〜230万円が一般的な相場です(使用する素材や下地の状態によって変動)。
「外壁リフォーム補助金」や「自治体の省エネ住宅助成制度」が使える場合もあるので、事前に確認しておくのがおすすめです。
「DIYの方が安く済む」と思われがちですが、プロに頼むメリットもたくさんあります。
✅ 適切な診断と長期的な安心
✅ 美しくムラのない仕上がり
✅ 保証付きの施工(施工会社によって異なる)
また、プロならではの調色技術や施工ノウハウによって、家全体の美観や価値を高めることができるのも大きな魅力です。
塗り壁のある家は、ただ美しいだけではなく、手をかけて育てていける存在です。こまめなお手入れや、小さな補修を重ねることで、機能性を保ちつつ、住まいへの愛着も自然と深まっていきます。
DIYメンテナンスは最初こそ少し勇気が要るかもしれませんが、慣れてくると「家を自分の手で守っている」という安心感や、静かな満足感を味わえるようになります。まずは、ちょっとした汚れを落としたり、小さなひびを埋めることから始めてみませんか?
“育てる暮らし”の第一歩として、塗り壁のDIYメンテナンスは、あなたの家時間をより豊かにしてくれるはずです。
御野場のモデルハウスでは、実際に施工された壁の質感に触れたり、光による陰影の変化を体感することができ、塗り壁のある暮らしが、もっと身近なものに感じられるはずです。ぜひ一度、足を運んでみてくださいね。
週末は混雑することもありますので、事前予約がおすすめです。ゆっくり見て回れる時間を確保して、納得のいく家づくりの一歩を踏み出しましょう。
ナチュリエモデルハウス来場予約はこちら:https://sumikouhome.co.jp/event/8073/
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ファイナンシャルプランナーの目線で、住宅を検討しているお客様の家づくりのアドバイスをさせていただいております。いつでもご相談いただければと思います。
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