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こんにちは、ファイナンシャルプランナーの畠山です。
みなさんは、こちらの写真に写っている「ヒンメリ」という装飾品をご存知ですか?
最近では、インテリアや装飾にこだわったおしゃれなお部屋をよく見かけるようになりました。雑誌やSNSなどでも一般の方がご自分でコーディネートされたお部屋を紹介していたりしますよね。
そんなおしゃれなお部屋にも飾られているのがモビールです。天井から吊るすオブジェで、風の流れを受けてゆらゆらと不規則に動き、見る人を楽しませてくれます。「ヒンメリ」はそのモビールの北欧版といったところでしょうか。
日本の住宅でもインテリアの一つとしてモビールを飾るお家が増えており、北欧人気と共に「ヒンメリ」も注目されるようになりました。もちろん北欧テイストのインテリアとの相性は抜群ですから、部屋に飾られる方も多く、人気が高まっています。
今回は「北欧住宅での暮らしを彩るヒンメリの魅力」についてお伝えしていきます。
モビールについては『北欧風モビールはどう選ぶ?実際の北欧デザインのモビールも紹介』という記事にも書いていますので、よろしければそちらも併せてご覧ください。
目次
まず、「ヒンメリ」とは?というところをご説明します。
ヒンメリ(himmeli)は北欧の国フィンランドの伝統的な装飾品で、乾燥した麦藁に糸を通して作られています。多面体で構成された立体的な幾何学模様はシンプルでありながらとても繊細で、光によって映し出される影がさらに美しいコントラストを生み出します。
語源はスウェーデン語で「天」を表す「ヒンメル」なのだそうです。
基本形は八面体。麦藁の長さや組み合わせによって大きさや形を変えて、さまざまなバリエーションを生み出すことができるのが特徴です。基本形の作り方を覚えてしまえば、星型やリース型なども応用して作ることができ、デザインの幅を広げられるのがヒンメリの魅力です。
ヒンメリの歴史は1150年頃から始まったと言われています。自然を崇拝するフィンランド人が、寒冷な気候の土地での豊作を祈願するために、太陽神の誕生祭や冬至祭(ヨウル)の装飾品として作るようになりました。
大きなヒンメリを作るほど、翌年は豊作に恵まれるとされていました。また、幸運と子宝を祈願して結婚式で使われることもあったそうです。
クリスマスの装飾の一つとしても用いられていましたが、1800年代後半になるとドイツから入ってきたクリスマスツリーが流行し、ヒンメリの存在が失われかけるという危機を迎えます。
しかし、1930~40年代に女性団体や出版社がヒンメリを広めるための活動をしたことで、アーティストたちによって新しいデザインが生まれるなどの変化を遂げて、現在ではさまざまなイベントで飾られるようになりました。
多彩なアレンジをされながら、しっかりと現在まで受け継がれています。
日照時間が短く、暗い中で長く厳しい冬を過ごす北欧の人々にとって、太陽の存在はとても貴重なものです。
冬至祭(ヨウル)は冬至を境に日照時間が長くなることから、太陽が復活する新しい年の始まりとして宴を催し祝福した神聖なお祭りで、クリスマスの起源とも言われています。
ヒンメリは太陽と豊穣のシンボルである麦藁を使って作る装飾品であり、それを祀ることでその年の豊穣を祈願するという意味が込められています。
このように太陽とのつながりを感じられる光と幸福のモチーフであることから、別名「光のモビール」とも呼ばれるようになりました。
クリスマスや結婚式以外でも、幸運のお守りとして日頃から食卓やゆりかごの上に吊るすなどして飾られているそうです。
ヒンメリは麦藁の天然素材が使われているので、同じように自然素材が使われ、花や植物などの有機的なモチーフがインテリアに用いられている北欧住宅、北欧インテリアや家具との相性はとても良いです。
上にも書きましたが、長さや組み合わせ方で大きさや形に変化を出すことができるので、モビールとしてだけではなく、形によっては壁掛けにしたりオブジェとして飾ったりすることもできます。
では、北欧住宅でどのような飾り方がされているのか、いくつかご紹介していきましょう。
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モビールとしての一般的な飾り方です。壁際に吊るせば、光の当たり具合で壁に影が映る様を楽しむことができますし、窓の近くであれば風に揺れる姿に癒されます。
手作りする場合、糸を透明なテグスに変えるとヒンメリが空中に浮いているような不思議な感覚を味わいながら眺めることもできます。
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こちらは壁飾りにしている例です。ドライフラワーを一緒に飾っても素敵ですね。アートパネルやオーナメントなどと組み合わせても楽しいかもしれません。
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掛け時計とヒンメリの組み合わせで、シンプルな時計が一気にデザイン性の高いインテリアに変身しています。時計の色とヒンメリの色を黒で統一しているので違和感がありません。斬新で素敵なアイデアですね。
写真のように統一感を出すなど、空間のバランスを考えた配置にするとおしゃれに見せることができます。
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「ヒンメリ×キャンドル」
こちらはキャンドルホルダーのようにしてヒンメリの中にキャンドルを灯しています。テーブルに映った影が幻想的でとても素敵ですね。キャンドルの灯りとの組み合わせで癒し効果も抜群です。
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「ヒンメリ×ドライフラワー」
ヒンメリとドライフラワーの組み合わせもナチュラルテイストに仕上がって、とてもかわいいです。香りもプラスして、ヒンメリが揺れるとほのかに花の香りがするなんて演出も素敵です。
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「ヒンメリ×エアプランツ」
お手入れが簡単なエアプランツとヒンメリの組み合わせは人気があります。モビールとして吊るしても良し、オブジェとしてディスプレイしても良し。グリーンも北欧住宅には欠かせないアイテムですから、おすすめの組み合わせです。
このほかにも、タッセルやビーズ、毛糸のぼんぼんなどをアクセントに加えたものなど多彩なアレンジが楽しめます。
ここまでヒンメリの魅力をお伝えしてきましたが、読んでいて「ヒンメリを飾ってみたい!」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
北欧関連の雑貨屋さんや、ヒンメリの製作作家さんが出品しているものなど完成形で販売されているものがありますが、初心者でも簡単に作れるキットも購入することができます。手作りキットは通販サイトやハンドメイドのサイトなどで見つかると思いますので探してみてください。
材料は麦藁以外にもストローやアクセサリー用の直パイプなどでも代用できます。ストローはおしゃれなデザインのものが多いので、素材や色でオリジナリティが出せるのも魅力ですね。紙製のストローは素材感が出るのでおすすめです。
あとはそれらをつなぐための糸があれば準備OKです。糸はたこ糸や手芸用の綿糸、テグスなどお好みで。材料を選ばなければ、100円ショップで揃えることができますから、気楽にお試しでチャレンジできますよ。
作り方についてはインターネットで検索するとたくさん出てきますので、そちらを参考にしてみてくださいね。
今回は、「北欧住宅での暮らしを彩るヒンメリの魅力」についてお伝えしてきました。
インターデコハウスFCでは毎年全国の加盟店オーナー様やスタッフのみなさんが集まるオーナーズサミットという大きな会議が開かれます。もう数年前になりますが、人気商品「ルオント」のモデルでヒンメリを手作りするワークショップが行われ、みなさん楽しそうに制作されていたのを思い出しました。
せっかくこの記事で興味を持っていただけたのであれば、手作りしたものをお部屋に飾っていただけるとうれしいです。基本型の八面体をマスターできれば、そこからいろいろアレンジをしていけるのできっと楽しいですよ。
ぜひ手作りのヒンメリで、北欧住宅の暮らしに作る楽しみ、飾る楽しみ、見る楽しみと彩りを添えてみてはいかがでしょう。
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