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輸入住宅のクレームから学べることとは

輸入住宅
輸入住宅のクレームから学べることとは

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの畠山です。

家を新築したり、中古で買ったりリフォームしたりという住宅業界では少なからずクレームというのは存在しています。

人の手によって作られるものなので大なり小なりクレームは存在します。私たちインターデコハウス秋田(住広ホーム)でも実際クレームになってしまうこともあります。

もちろん理由は様々で、きちんと対応させていただいております。今回は輸入住宅を建てる際にはどんなクレームがあるのかなどを予め知っておいていただき、学びの記事になればと思いご紹介させていただきます。

輸入住宅を建てる際にはどんなクレームがあるか

前述した通り、住宅を新築で建築する場合・中古で購入する場合・リフォームをする場合など住宅にまつわるクレームは少なからず存在します。

その中でも輸入住宅というカテゴリの住宅はクレームになりがちなことが一般的な住宅に比べて多いと言われています。

なぜ、輸入住宅にクレームが多いのかをご説明します。輸入住宅で海外の建築資材を使用することが多く、商品そのもののクレームであったり、施工不備によるクレームがあります。

輸入住宅にまつわるクレームをいくつかご紹介します。

・職人の知識不足

普段は国産建材を扱っている職人さんが輸入建材を扱う場合、商品特性などを知らずにいつもどおりの施工をすることで後々クレームになることがあります。

例えば、インターデコハウスで使用している屋根材(メトロローマン)という瓦のような屋根材はジンカリウム鋼板の表面に天然石を吹き付けているデザイン性と施工性に優れている屋根材です。

しかし、屋根に登って作業をする場合に歩行して良い場所とダメな場所があります。屋根材の谷部(低い箇所)を歩行しなければ凹んでしまう可能性が大きいのです。

また、屋根材の切断の際にディスクグラインダーを使用してしまうともらい錆の原因になります。切断する際にはハサミ類、または押切カッターの使用を推奨しています。

インターデコハウスの外観デザインで外すことの出来ない塗り壁の場合はどうでしょう。インターデコハウスの外壁の塗り壁には「オメガ」という商品を使用しています。

オメガを施工する(塗る)時にも注意が必要になります。仕上材を塗る際には1面ずつ3〜4人程度の職人が一斉にむら無く仕上げなければいけません。一斉に仕上げなければ乾燥した際に塗りムラが目立ち塗り直しになることがあるのです。

インターデコハウスの屋根材と外壁の塗り壁を例に挙げてご紹介しましたが、このような特殊な輸入建築資材を使用する場合は、きちんと元請けとなる住宅会社が施工する職人に対して輸入建築資材の特徴や施工方法を指導しなければいけません。

ということは、住宅会社のスタッフはもちろんですが正しい知識が必要になります。まれに普段工事を請け負ってくれている職人さんが他の仕事で現場に入れない時に助っ人で別の職人さんが工事をするケースもあります。

そのような場合には住宅会社は注意しなければいけません。インターデコハウス秋田(住広ホーム)では元気会という職人集団の会を作っていて、新しい資材を使う場合にはレクチャーしたり職人同士の連携なども強化しているので職人の知識不足でクレームになることはありませんのでご安心ください。

その他、思っていたデザインと違う。思った以上にメンテナンスをしなければいけない。などというクレームもあります。

次に具体的なクレーム例と予防方法についてご説明します。

輸入住宅の設計時のクレーム例と予防方法

輸入住宅を建築する場合どんな間取りにするか、外観デザインにするかということを営業担当や設計担当のスタッフと念入りに打ち合わせをします。

インターデコハウスのように予め推奨の外観デザインから選ぶ場合は良いのですが、一から外観デザインを設計する場合などは注意が必要です。

まずは営業担当や設計担当のスタッフが輸入住宅のデザインの知識などが豊富かどうかです。もし不安な場合はその住宅会社が実際に建築した実例写真などを見せてもらうようにしましょう。

輸入住宅デザインの建物の事例が少なければあまり建築実績がない可能性が高いので、良い提案をもらえない可能性もあります。

輸入住宅の設計は輸入住宅デザインが得意な会社に依頼することで設計時のクレームトラブルを回避・予防することが可能です。

また、輸入住宅の場合は内部造作工事が多いことがあります。イメージを口頭だけで済ますのではなく、同じような工事をした写真を見せてもらってイメージをしたり、スケッチを書いてもらって出来る限り仕上がりに近いイメージを共有するようにしましょう。

例えば、SNSなどで見つけた画像などを営業担当や設計担当のスタッフに見てもらうというのも方法の一つです。

「こんな感じにしたい」という要望は出来る限り具体的に伝えるようにしなければ「こんな感じで可愛らしく」など抽象的な伝え方をしてしまうと、後々「言っていたイメージと違う」ということになりかねません。

そうならないためにも、要望は出来る限り完成に近いイメージの写真やスケッチでお互いのイメージを一致させることでクレームトラブルを回避・予防することが可能です。

輸入住宅の引き渡し時のクレーム例と予防方法

引き渡し時のクレーム例と予防方法についてお伝えします。引き渡し時のクレームで多いのが塗り壁の塗り方や無垢材の傷などです。

もちろん、お客様にお引渡しをする前に住宅会社では完成後細かな傷などのチェックをして補修をし、その後、美装といって専門業者が清掃をしてお引渡しをします。

なので、お客様にお引渡しをする際には基本的には傷などはないのですが、建材の特性上クレームになりやすいのが塗り壁と無垢材です。

お引渡しまで工事現場をなかなか見に来ることができないというお客様もいらっしゃいます。設計打ち合わせで見ていた仕上がりイメージの写真と塗り壁のコテムラが違ったり、仕上がりの色がイメージと違うということがあります。

特に、仕上がりの色に関しては太陽光の当たり方などで同じ白でも青っぽく見えたり黄色っぽく見えたりすることもあります。

無垢材に関しては、よほどの節穴などがあれば使用しないことが多いのですが、無垢材の特性上傷があったり、節があったり、隙間が空いていたりすることがあります。

このように引き渡し時にクレームにならないようにするためには、設計打ち合わせの段階でしっかりと使用する建築資材の特徴の説明やメンテナンス方法についてを説明してもらうようにすることでクレームトラブルを回避・予防することが可能です。

輸入住宅に住んでからのクレーム例と予防方法

引き渡しまでは特にクレームになるようなこともなくスムーズに入居することが出来た場合でも住んでからクレームになるケースがあります。

インターデコハウスでは大きなクレーム事例ではありませんが、こちらの写真のようにインターデコハウスではタイルを使用することが多く、タイルに関する事例はいくつかあります。

例えばこの写真は玄関の上がり框部分にモザイクタイルを施工しています。上がり框部分にモザイクタイルを使用すると玄関を開けた瞬間のイメージが大きく変わるのでとてもかわいいのですが、このモザイクタイルが残念ながら取れてしまうことがあります。

一日に何度も通る場所で、靴を履いたり脱いだりするのでこの角の部分を踏むことも多くなります。その結果徐々に取れてしまうことがあります。

すぐに補修することが可能ですが、知らないうちにタイルが剥がれてしまうとびっくりしますよね。

こちらはタイルをあしらったオリジナルキッチンです。タイルを使用する上でやはり注意しておきたいのは割れと目地汚れです。

タイルは1枚だと割れやすいのですが、集合体になると割れにくくなるので余程大きな衝撃がない限りは割れることはありません。

しかし、フライパンを落としてしまったなどの不慮の事故で割れてしまうこともあります。また、目地汚れも普段から調理後に清掃をしていれば汚れが残ることも少ないのですが、時間の経過とともに汚れてしまうことがあります。

インターデコハウスではキッチンのこのような部分でのクレームはあまり聞きません。しっかりとお客様に取り扱いについてをご説明させていただいているからだと思います。

住んでからクレームになりやすい部分としては、説明になかったような部分でのクレームや1年未満で何か壊れてしまったということが多くあります。

何千万円ものお金を出して購入したのに1年で設備機器が壊れたりというようなことがあればクレームになることは理解できます。

設備機器などの保障期間や何かあった場合のメンテナンス・保障などについては契約前にきちんと住宅会社に確認をしておくようにしましょう。

建てるまでは親切だったけど、引き渡しが終わってからは疎遠になってしまったという方もいらっしゃるようです。

購入前にアフターメンテナンスについてもしっかりと聞いておくことでクレームトラブルを回避・予防することが可能になります。

まとめ

今回は、「輸入住宅のクレームから学べることとは」という内容をインターデコハウスで使用している輸入建材を参考にお伝えさせていただきました。

住宅を購入するということは大なり小なり不具合やメンテナンスが必要な箇所が発生してしまいます。また、口頭でイメージの共有をしていただけだとイメージの不一致が起きてしまうことがあります。

もちろん輸入住宅を建築する際には、デザインや価格などは大切ですが輸入住宅に関する知識や経験・アフターメンテナンスなどがその住宅会社にあるかどうかということがクレーム回避・予防につながります。

インターデコハウス秋田(住広ホーム)の職人集団(元気会)についてもお客様にはきちんとご紹介させていただきたいので八橋展示場に是非お越しいただければと思います。

よろしければこちらの記事も参考にしてください。「輸入住宅を建てられる住宅会社って?輸入住宅を建てる際に住宅会社を選ぶポイント

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この記事を書いた人

住広ホーム株式会社(インターデコハウス秋田・COZY秋田) 取締役統括部長/営業 畠山 雄大(はたけやま たけひろ)
  • 宅地建物取引士
  • 2級ファイナンシャルプランニング技能士
  • 住宅ローンアドバイザー

ファイナンシャルプランナーの目線で、住宅を検討しているお客様の家づくりのアドバイスをさせていただいております。いつでもご相談いただければと思います。

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