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こんにちは、ファイナンシャルプランナーの畠山です。
この記事を読まれている方の中には、これから家を建てようと考えている方やリフォームを検討している方もいらっしゃると思います。
住宅購入のきっかけとして多いのがお子さんの小学校入学です。子どもにとっても親にとっても環境が大きく変わる一つの節目となるタイミングですよね。
この頃になると、子どもに自分の部屋を作ってあげたいと考える親御さんも多くいらっしゃいますし、新しい生活が始まる前に子どもが快適に過ごせる環境を作りたいというのも理由の一つでしょう。
近年では、子どもにリビングで勉強させる「リビング学習」の学習効果などが話題となり、取り入れている家庭も多くあります。
東京ガス都市生活研究所の調査では、最も勉強しやすい場所として小学1~3年生の55%以上、小学4~6年生の46%以上が「リビング・ダイニング」と回答しているそうです。
また同研究所の別調査でも、アンケートを取ったうち約8割もの小学生が実際に「リビング・ダイニング」で宿題をしているという結果が得られたそうなのです。
家づくりを検討されている方からも、リビング学習ができるような間取りを要望する声が増え、実際にそうしたリビング学習スペースが設けられた間取りも増えつつあります。
そこで、今回はリビング学習を取り入れるための家づくりのポイントについてお伝えしていきます。
目次
リビング学習スペースを作る際に考えなければならないのが、リビングとしての空間を維持しつつ、その中に勉強スペースを作るということです。
これはつまり、リビング全体の雰囲気を崩さずに、子どもが集中して勉強に取り組みやすい環境を整えてあげなければいけないということです。
この部分で難しいと感じてしまう方もいるのではないでしょうか。でも、ご心配はいりません。
これからリビング学習スペースを作るためのポイントをご紹介していきますので、家づくりの間取りを考える時の参考にしてみてくださいね。
リビングのどこに勉強スペースを作るかというのは間取りを考える上でもとても重要です。
造作のカウンタ―を作るのか、それとも勉強机を用意するのか。用意するならどこにどれくらいのサイズのものを設置するのか。など予めよく考えておく必要があります。
造作のカウンタ―の場合は、リビング学習以外にも多目的に使えるように用途を考えておくと、将来子どもが使わなくなった時にも有効活用できます。
少し先を見据えて、仕事や趣味など家族のライフスタイルに合わせて使い勝手の良いものにしておくと良いでしょう。
リビングテーブルやダイニングテーブルを勉強机に使っているという家庭もありますが、広さに余裕があるようであれば専用の勉強机を用意してあげたほうが良いです。
リビング学習用の机を置くメリット・デメリットについては下の記事に書いていますので、そちらも併せてご覧ください。
リビング学習用のデスクを置くメリットは?選び方のポイント
一番勉強の妨げになりやすいテレビは視界に入らないようにしましょう。机をテレビが見えない位置に配置するのがおすすめですが、スペース的に難しい場合はテレビに背中を向けるように壁に向かって配置したり、テレビが見える方に仕切りを設けたりしても良いでしょう。
子どもが集中して学習しやすい環境にしてあげることはリビング学習成功のために必要ではありますが、リビングはそもそも家族が集まりくつろぐ場所というのが大前提にあります。
人の行き来も一番多い場所ですから、家族の動線を考えた上で移動する際に邪魔にならないように机を配置するようにしましょう。
勉強机のレイアウトについては以下の記事も参考にしてみてくださいね。
リビング学習を取り入れて困ることと言えば、物が増えて片付かないことです。家族が過ごす場所がいつまでも物が散乱した状態であることは親にとってはストレスですよね。
無駄に怒ることが増えて口うるさくなり、それが子どもにもストレスになり自己肯定感を下げてしまう…と悪循環になってしまいます。
リビング学習を成功させるために収納は避けては通れないと言っても過言ではありません。ポイントは子どもがわかりやすく片付けやすい環境を作ってあげることです。
詳細については『リビングに子ども部屋を作るときの収納ポイントと収納グッズ』という記事にも書いていますのでここでは省かせていただきますが、ポイントだけ簡単にお伝えしておきます。
・子どもの目線で手が届きやすい高さにする
・物の定位置を決める
・仕分けは分かりやすくシンプルにする
・ワンアクションで済むようにする
・収納は年齢や時期でアレンジしやすいタイプのものにする
・色や素材はリビングの雰囲気に合わせる
片付かない理由の一番は物の定位置が決まっていないことではないでしょうか。定位置をしっかり決めて理解できれば、子どもも片付けやすくなるはずです。
勉強と片付けをセットにして習慣づけられれば、整理されたリビングと集中しやすい環境も得られて一石二鳥です。
“収納場所は勉強スペースのそばに”というのがポイントですので、なるべく近くで使いやすいように配置を考えましょう。
勉強スペースに黒板やホワイトボードを設置している家庭もあります。実は様々な使い方ができ、学習効果を上げてくれるアイテムでもあるんです。
後から置くとなると場所を取って置き場所に困ることもありますが、事前に検討しておくことで、壁紙を黒板仕様のものにしたり、予め設置場所を考慮してスペースを設けたりすることもできます。
設置を検討する場合は、計画段階で依頼する住宅会社に相談しておくと良いですよ。後ほど、間取り事例の方でもご紹介しますので参考にしてみてください。
ホワイトボードのメリットについては『リビング学習の効果を上げる!2つのボードを紹介』という記事のほうで詳しくお伝えしていますので、興味のある方はそちらも併せてご覧ください。
メリットが多いリビング学習ですが、取り入れる際に注意しなければならないこともあります。デメリットや注意点も予め知っておくと後々失敗したり、後悔したりすることを防げます。
リビング学習の場合、ダイニングテーブルを活用されるケースも多いようですが、ダイニングテーブルは大人のサイズになっているので、子どもの体には大きすぎます。
足が床に着かずにぶらぶらした状態では姿勢も不安定で、疲れやすくなってしまいますし、集中できません。
回転するタイプのキャスター付きの椅子ではくるくる回って遊んでしまいますし、簡易的な椅子や折りたたみ椅子なども同じように学習効果が落ちてしまいます。
勉強に集中させるためにも椅子選びはとても重要です。良い姿勢を保ちやすく、気が散ることもないしっかりした作りのものが良いでしょう。特に年齢や身長に応じて座板の高さや足置き場の高さが調整できるものがおすすめです。
やむを得ず、ダイニングテーブルの椅子など自宅にあるものをそのまま使う場合には、クッションや踏み台などを使うなどして、子どもが座りやすい高さになるように工夫してあげると良いでしょう。
以前、『リビング学習のデスクライトのおすすめは?選び方のポイント』という記事でも書きましたが、勉強に適した明るさというものがあり、リビングのような生活空間の明るさと勉強に必要な明るさは異なります。
JIS(日本工業規格)が定めている勉強や読書に必要な照度は500~1000ルクスですが、リビングは150~300ルクスが基準とされています。
天井照明だけでは照度が足りず、姿勢を悪くしたり、視力や集中力の低下を招いてしまいかねませんので、手元を照らすデスクライトを用意してあげましょう。
上の記事でも書いていますが、デスクライトの有無と集中力の関連性についてはすでに実証されています。
照度を高くすることで覚醒状態になりやすく、集中力を維持できます。分析的な思考や言語機能に関わる大脳新皮質の疲労も感じにくく、集中力を高められるのだそうです。
おすすめなのはLEDです。調色・調光機能が付いているものも多く、勉強しやすい明るさに調整できます。眩しさを抑えて文字を見えやすくする機能をもった商品を選ぶと良いでしょう。
リビング学習の最大のメリットは親の存在を感じられることです。親がそばにいることで安心して勉強に集中しやすく、また親に見られているという程よい緊張感も得られるため、意欲的に取り組むことができます。
しかしながら、その一方で親の視線が気になってしまう子もいます。性格にもよりますが、繊細な子は見られているというプレッシャーを感じてストレスになってしまうこともあります。そういう子にとっては集中できずに本来の効果が得られにくくなってしまいます。
親の存在を感じつつも、親の視線が気にならないような工夫をしてあげると良いでしょう。親自身も過度に関わりすぎないように見守ってあげる姿勢が必要です。
引用元:https://roomclip.jp/photo/4p2E
こちらはリビングに隣接した小上がりの和室に勉強スペースを作っています。机の奥行きがないため、壁に有孔ボードを設置して小物類は掛けて収納しているのだそうです。机の下に足を下ろして座れるようにスペースが設けられていますね。
引用元:https://roomclip.jp/photo/e2a4
ダイニングテーブル(左)とリビング(右)の間に設けられた勉強机。収納棚がリビングとの仕切りのように配置されています。正面の壁にはホワイトボードが設置されていますね。
引用元:https://roomclip.jp/photo/4rFV
引用元:https://roomclip.jp/photo/z0sY
ダイニング横のスペースに勉強スペースが作られています。壁に囲われて半個室のようになっていますが、右側の上部は抜けているのでそれほど圧迫感もないのではないでしょうか。
後方にキッチンがあるので、親からは子どもの姿がしっかり見えますが、子どもの視界には入らないので、親の視線が気になることもないですね。とても絶妙に上手くレイアウトされた勉強スペースです。
正面の壁が黒板になっていたり、左の壁にはホワイトボードが掛けてあったりなど、壁もしっかり有効活用されています。
引用元:https://roomclip.jp/photo/M9A2
キッチンカウンタ―のある家庭ではこうしたカウンター下のスペースを使ったレイアウトも可能です。キッチンとの間にカウンタ―があるので、椅子に座ると目の前は壁で、キッチン側と程よい距離感が保てます。
全面壁に向かうよりもキッチンに抜ける空間があることで圧迫感も解消されます。
引用元:https://roomclip.jp/photo/s8N4
リビングの一角に勉強スペースが作られています。こちらは造作のカウンターになっており、壁には棚も設置されています。
計画段階からこうしたスペースを予定しておくと、カウンターの幅・奥行き・高さをご希望のサイズに合わせられますし、しっかりリビング学習専用の空間を確保できますよ。
引用元:https://roomclip.jp/photo/B7yw
引用元:https://roomclip.jp/photo/MdNo
スキップフロアを活用した間取りの例です。子どもが小さいうちは遊び場に、大きくなったら勉強机を置いてリビング学習の場に、リビング学習卒業後は家族で共有できる多目的スペースとして活用の幅が広がります。
空間としては独立していますが、リビング・ダイニング・キッチンからも見えるようになっているので、親からはちゃんと子どもの姿が見えて、こちらも程よい距離感が保てるレイアウトになっています。
今回は、「リビング学習ができる間取り事例!家作りの時のポイント」をお伝えしました。
家づくりの計画時にすでにリビング学習を取り入れたいと考えている場合は、どこにどのように机を配置するかを決め、机のサイズや収納スペース、照明の確保なども予め考えておきましょう。
また、黒板やホワイトボードを使うのであれば、どのように設置するかも考えておくと良いでしょう。
今回お伝えした内容や紹介した事例などもぜひ参考にしていただけるとうれしいです。
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