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輸入住宅の間取りの特徴は?オシャレなデザインも紹介

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輸入住宅の間取りの特徴は?オシャレなデザインも紹介

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの畠山です。

輸入住宅で新築住宅を建てる場合、どのような間取りにしようかというのは気になるところですよね。日本の家とどう違うのか、どんな特徴があるのかなどわからない部分も多いのではないかと思います。

今回は輸入住宅の間取りについてお伝えしていきたいと思います。

輸入住宅とは

まず、「輸入住宅とは」という部分について簡単にふれておきます。輸入住宅産業協会の文を抜粋すると厳密な定義付けはされていませんが、一般的に「海外の設計思想による住宅を、資材別またはパッケージで輸入し、国内に建築する住宅」としています。

インターデコハウスの商品もヨーロッパやアメリカなど海外の建築様式やデザイン、ライフスタイルなどのルーツについて調べ、理解した上でそれらを尊重してしっかりとデザインに反映させています。

しかし、文化や気候、生活習慣などは日本と欧米の国々とで違いますから、全く同じ造りにという訳にはいきません。日本の気候や生活スタイルに合わせて、日本人が暮らしやすいように柔軟にアレンジされているのが輸入住宅です。

輸入住宅だから「家の中でも靴を履いていなければいけない?」「和室は造れない?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。日本人に合わせて、靴を脱いで生活するように設計されていますし、和室を造られるお客様ももちろんいます。

設計思想を重んじてはいますが、それによって設計の自由度が制限されるということはなく、むしろ柔軟に要望を取り入れられるという点は輸入住宅の魅力でもあります。

輸入住宅の間取りの特徴

輸入住宅を新築で検討する際にこだわりたいのは、外観と間取りの2点が大きく挙げられます。もちろん予算には上限があるので、自分たちが建てられる内容には限りがあります。

一般的な規格住宅の間取りをそのまま取り入れることももちろん可能ですが、輸入住宅の場合は外観(特に玄関のある正面)の窓の位置や高さが重要になってきます。

こちらの記事「輸入住宅で失敗しない間取りの決め方」でもご紹介していますが、間取りを決める際にはどこに優先順位をもって考えるのが良いのか、どのような生活動線にしたら良いのかなどを事前に考えておくことが必要です。

窓の位置を考えた間取り

輸入住宅を建築する際に、間取りを考えるのと同時にどのような外観にするかを考えます。間取りを先に考えればよいのでは?という方もいらっしゃるかと思いますが、インターデコハウスの外観だけでも現在10種類の外観があります(2021年2月現在)

この外観デザインを維持するためには、窓の配置を考慮した間取りが重要になってきます。

例えばこのような外観デザインの場合は以下のような間取りになります。

スクリーンショット 2021-02-08 10.10.04.png

このように輸入住宅を設計する場合は、外観デザインに合わせた間取りを作ることが重要になってくるため、外観デザインに合わせた窓の配置をするのが特徴です。

「1階のリビングのこの部分の窓は大きくしておこう」というような感じで間取りから検討していくと外観デザインが崩れてしまうことになります。

間取りの要望を1つずつ組み合わせていきながらも外観のデザインを維持していくのが私たち住宅会社の仕事です。

せっかく輸入住宅で新築住宅を建築するのであれば、外観デザインは維持したままで間取りを検討してみてください。

設計モジュールの違い

モジュールとは、建築において設計する際に基準となる基本寸法のことで、建築材料の長さや幅はこのモジュールがベースとなっています。そして、柱と柱の間隔や空間の広さなどもモジュールの倍数を基本につくられています。

代表的なモジュールと数値は以下のとおりです。

・尺モジュール   910mm

・メーターモジュール 1,000mm

・インチ・フィートモジュール 1,218mm

日本の住宅建築で最も多く使用されているのが尺モジュールです。最近では、大手ハウスメーカーでメーターモジュールを採用するところも増えてきているようです。

では、輸入住宅ではどうかと言うと、北欧などヨーロッパ系では1,200mm、北米系では1,220mmを採用している住宅会社が多いようです。

同じような間取りであったり、延床面積であっても空間がより広く感じられることがあります。その場合、このモジュールの違いが影響していると考えられます。

例えば、尺モジュールの場合、廊下の幅は壁の中心からもう一方の壁の中心までが910mmです。これが輸入住宅では1,200mmだったり、1,220mmだったりになるわけです。

会社によって採用している工法やモジュールは異なりますが、輸入住宅はモジュールが大きいことで、広くゆったりとした間取りとなっていることがおわかりいただけたと思います。

ただし、近年は日本でのインチフィートモジュールの需要減で使用する合板の輸入量も減っているため、輸入住宅でも尺モジュールやメーターモジュールを利用している住宅会社がほとんどです。

インチフィートモジュールの場合は、使用する建具もそのサイズに合うものを輸入して使用することがほとんどです。国産建材のサイズは尺モジュールに合わせて作られているため、インチフィートモジュールの場合はサイズ不一致になることがあります。

尺モジュールやメーターモジュールにすることで、国産建材を合わせて使用でき選べる幅は広がります。しかし、階段幅や廊下幅を広く保つということが困難になるという部分もあります。

ただ、尺モジュールでも廊下幅などを広く保つ方法がありますので、気になる方はぜひお問い合わせいただければと思います。

オープンプランニング

輸入住宅の間取りの特徴の一つとも言えるのがオープンプランニングです。オープンプランニングとは、プライベートスペースを除いた空間(リビングやダイニング、キッチンなど)の壁を構造上必要とされる部分は確保した上で、間仕切りの壁を少なくし、空間をより広く開放的にするものです。

これを可能にしているのが、輸入住宅の優れた基本性能(気密性、断熱性、耐震性、耐久性、耐火性など)を備えたツーバイフォー工法です。

ツーバイフォー工法の説明は下の記事にも書いていますので、こちらをご覧ください。

北欧住宅のツーバイフォー工法とは?地震の多い日本でも安心

インターデコハウスの間取りですと、標準仕様では玄関からリビングに入る部分にドアがついていません。また、リビングに階段を設けた間取りも多くあります。廊下が少ないというのもオープンプランニングの特徴です。

仕切りが少ない開放的な空間にすることで、家族が顔を合わせる機会が増えますし、リビング・ダイニング・キッチンなどから階段が見えることで、どこにいても家族の出入りする様子や存在感を感じられることができるのもメリットです。

いくつか事例をご紹介します。

玄関とダイニングまでに仕切りがありません。このように仕切りをつけなくても玄関からの寒気が流れてこないためこのような間取りが可能になります。

こちらの事例はリビング階段の事例ですね。LDKの間仕切りも階段の間仕切りもありません。なので1階にいると誰がどこにいるかもわかりますし、声をかけることも容易です。

こちらの事例はリビングと玄関ホールの間仕切りがありません。ここに間仕切り扉をつけることももちろん可能ですが、モデルハウスでこのような間取りの建物を見学された方はわかると思いますが、寒くないんですよね。

もちろん、使い方にもよりますし、暖房計画などにもよりますので断定はできませんが、きちんとした間取りの設計ができていればこのようなオープンプランニングをしていても快適に過ごすことが可能なのです。

ニッチやアイアンなどの装飾

輸入住宅といえば、ニッチ(飾り棚)やアイアン手すりなどの装飾は欠かせないですよね。間取りはよくある3LDKでも飾り方が輸入住宅デザインであれば、とってもオシャレな間取りに早変わりします。

階段手すりや照明器具・カーテンレールなどところどころにアイアンが使用されていたり、ニッチがありおしゃれな小物が飾られていたりすると、より一層輸入住宅デザインが引き立ちます。

洗面スペースもおしゃれなスペースに

規格住宅のような一般的な住宅の場合の洗面スペースと比べて輸入住宅デザインの洗面スペースは、タイルなどをあしらったオリジナルデザインでオシャレ度をアップすることができます。

1日に何度も使う洗面スペースは一日の始まりと終わりには必ず使いますよね。せっかく輸入住宅で暮らすのであれば、洗面スペースもしっかりとこだわって大好きなものに囲まれてみてはいかがでしょうか。

インターデコハウスの場合は造作洗面化粧台なので、洗面ボウルを2つつけることもできますし、鏡を大きくすることも天板を長くすることも可能です。

たくさんの事例の中から選んで頂くことも可能です。

輸入住宅のオシャレな間取りデザインを紹介

それでは、インターデコハウスの間取りをいくつかご紹介します。

▼レコルト 32坪/1F(上)、2F(下)

1FのLDKは仕切りがなく、ひと続きになっています。そして階段はLDKのちょうど真ん中辺りに配置してあり、外出時も帰宅時も家族の顔を見ることができます。家族の会話も自然と増えそうですね。

まずは玄関を飾ってみてください。玄関は家族以外の人も目にする機会が多い場所です。

▼スパニッシュ 32坪/1F(上)、2F(下)

こちらは階段を中心に回遊式の間取りになっており、家事がしやすいプランです。リビング横のホビールームは多目的に使えます。小さなお子様がいらっしゃる家庭であれば、キッズスペースにするとキッチンからも子どもの様子が見えるので安心です。

小さなお子様がいるご家庭はおもちゃや絵本で散らかりがちですよね。そんなときでもフリースペースをキッズスペースとして解放することでお子さまが自分から整理整頓をするようになったりもします。

▼ルオント 27坪/1F(上)、2F(下)

リビングはくつろぎスペースとして、キッチン・ダイニングとは離して独立させたいという方にはこちらのプランはいかがでしょうか。廊下を渡って少し離れた場所にあるラウンジはちょっとした特別空間になります。家族時間を大切にしたい方におすすめです。

玄関から廊下に沿って土間スペースになっていますので、ここにグリーンを置いたり、自転車を飾ったりするとおしゃれに見せることができます。

このようにグリーンを置くと外からも中からも見えておしゃれなデザインになりますよね。もちろん手入れもしなければいけませんが、タイル土間続きになっているのでお世話もしやすいですよね。

このようなウッドデッキを設けると、外と中の行き来もしやすくなります。バーベキューをしたり、読書をしたりウッドデッキの使い方は様々です。

間取りから考えられる暮らし方は何通りもあるので、暮らしながら考えていくという方が多くいらっしゃいます。

輸入住宅の間取りを考えるときの注意点

輸入住宅の間取りを考えるときの注意点はいくつかあります。例えばバルコニーを取り入れる場合はどうでしょう。

海外では日本のように2階にベランダやバルコニーを設けている家は少ないです。日本ですとベランダやバルコニーは洗濯物を干す場所として考えられていますが、おしゃれなデザインの輸入住宅でイメージしてみてください。

…どうでしょう?

この写真の建物のバルコニーから布団が干されてる・・せっかくのデザインが台無しになってしまいかねませんね。このように美観上の理由もあって海外の住宅では基本的にバルコニーは設けていません。そのかわり、テラスやデッキにこだわっている家は多いようです。

ですが、日本ではやはりお客様からの要望として多いというのも事実です。インターデコハウスでは、バルコニーを設けたプランもご用意していますし、お客様のご要望に合わせて、全体のデザインが崩れないように配慮しながら設置場所を考えて対応させていただきますので、バルコニーを設置希望の方はご相談くださいね。

バルコニーの他には、間取りから考えるのではなく外観デザインを意識しながら間取りを考えるということです。

建物を建てる土地の方角や形状、周辺環境にもよるとおもいますが、間取りを先行して考えてしまうと、せっかくのデザインを崩さなければいけなくなってしまうことがあります。

そうならないためには、自分たちの希望する外観デザインを考慮した間取りを作ってもらうようにしましょう。

間取りの話ばかりしていると、いざ外観を見てみたら窓の大きさや位置がずれてしまっていて・・ということがあります。

そこから外観をベースに間取りを修正していくという作業もかなりの労力がかかります。事前にしっかりと外観デザインを決めて間取りを考えるようにしましょう。

まとめ

今回は輸入住宅の間取りについてお伝えしました。海外の設計思想を尊重しながらも日本の暮らし方に合わせた柔軟性がある輸入住宅。その魅力は伝わりましたか?

間取りについては、お客様によって様々なご要望があると思います。「輸入住宅だから難しいのでは?」と思っていることでも、実際には融通が利いたり、工夫次第で可能になったりすることもあります。

諦めてしまう前に、まずはご要望をお聞かせください。お客様に合った最善のご提案をさせていただきます。

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この記事を書いた人

住広ホーム株式会社(インターデコハウス秋田・COZY秋田) 取締役統括部長/営業 畠山 雄大(はたけやま たけひろ)
  • 宅地建物取引士
  • 2級ファイナンシャルプランニング技能士
  • 住宅ローンアドバイザー

ファイナンシャルプランナーの目線で、住宅を検討しているお客様の家づくりのアドバイスをさせていただいております。いつでもご相談いただければと思います。

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