北欧住宅にありがちなトラブル
こんにちは、ファイナンシャルプランナーの畠山です。
新築住宅を検討しはじめると、「トラブル」は避けて通りたいですよね。既に新築住宅を建築した周囲の方でも1〜2つくらいは何かしら小さなトラブルがあった方もいらっしゃるかもしれません。
北欧デザインの北欧住宅を日本にそのまま建築すると、日本の気候との違いでトラブルになってしまう可能性はあります。
また、日本での住宅建築は日本の建築基準法に沿った建物でなくてはなりません。なので、北欧住宅といっても日本の法律の範囲内でできる限り北欧住宅の良い部分を取り入れた住宅ということになります。
その他、どんな住宅でもトラブルになりがちなことというのはありますので事前に回避できるように注意することができます。
今回は、北欧住宅を建築する際にありがちなトラブルというテーマで実際にあるトラブルの例を交えてご説明します。
北欧との違いが起こすトラブル
ノルウェーは国土の1/3が北極圏に位置しています。そのため、冬は寒く夏の日差しは強い地域です。そんな地域の伝統的な住まいの屋根には草屋根といって白樺などの樹皮を屋根に敷き、土を載せて芝を植えています。
こちらの記事にもう少し詳しく記載していますので併せてお読みください。
例えば、上記の例のようにノルウェーの伝統的な家には草屋根を利用しています。冬暖かく、夏涼しくするための工夫ですよね。
こちらは伝統的な家の方法ですので、ノルウェーの家が全て草屋根ということではありませんが、現代の日本住宅で草屋根を標準的な仕様にしてしまうと、メンテナンスなどが大変ですよね。
また、茅葺屋根の住宅も北欧では珍しくありません。
日本家屋では良く見られた茅葺屋根ですが、現代の日本の住宅街では見ないですよね。現代建築では改めて注目されている茅葺屋根ですが、新築住宅を住宅街に建築するお客様で茅葺屋根を選択される方はほとんどいません。
やはり、コストやメンテナンスに手間がかかってしまうことなどのデメリットとして考えられることが多くあるからですね。
北欧住宅は古くからの住宅が多く存在します。古くからある住宅の共通点はしっかりとメンテナンスがなされて語り継がれてきています。
日本で北欧と同じ材料を使った住宅を建ててしまっては、材料がすぐに手に入らなかったりメンテナンスに費用や手間が発生してしまうため、トラブルとなってしまうことが考えられます。
住宅施工でよくあるトラブル
新築住宅の施工をしているとよくあるトラブルがあります。それは「言った・言わない」という住宅会社とお客様の想いの違いです。
特に北欧住宅のようなデザイン住宅を建築していると、細かな説明を省略してしまう住宅会社や、たくさんのことを一気に説明されて、理解していないのに承諾してしまうお客様です。
どちらもお互いがしっかりと気をつけていれば回避できるトラブルです。特に私たち住宅会社はお客様とのお付き合いがお引渡しから末永く始まると考えているので、しっかりとご説明をさせていただきます。
しかし、稀に説明不足である場合やお伝えしたけど、お客様に理解していただいていなかった。その場合は営業マンは「言った」お客様は「言われていない」というトラブルに発展してしまうことがあります。
住宅会社としてはあってはいけないことであると私たちも考えています。
上記は、お互いが気をつけていれば回避できることですが、気をつけていても回避できないこともあります。例えば、クロス(壁紙)の割れです。
建築用語で「入隅」と呼ばれる壁と壁が90度に重なり合っている角の部分に隙間ができてしまうことがあります。下記の画像を参照してください。
壁紙が下の画像のように割れてしまっているのを見たことがありませんか?これは、木造住宅であれば、よく起きてしまう現象の一つです。
木造住宅は「木」で出来ていますので、入居されてからは湿度や乾燥で木が多少収縮を起こします。壁紙はビニール素材で出来ていますので、木材の収縮によってビニールクロスが引っ張られて割れてしまうのです。
一般的に、木材の収縮が落ち着くまでに2〜3年はかかると言われています。入居後1ヶ月くらいで割れてしまった。というお客様もいらっしゃいます。
すぐに補修することももちろん可能ですが、6ヶ月後や1年後に補修を行ったほうが再発などがしにくくなるということもあります。
このような自然発生的な現象も事前にこのようにお伝えしていなければトラブルのもとになってしまいます。
トラブル回避のススメ
上記のように、「言った・言わない」というようなトラブルや知っておけばトラブルにならないことも多々住宅を建築する上では存在します。
「言った・言わない」というトラブルは住宅建築の世界だけではなく、日常社会生活をしていればよくあることであって、お互いが気をつけていればよかった。という経験をしている人も多くいると思います。
住宅を建築するのはほとんどの方ははじめての経験です。なので、住宅会社から教えてもらわないと知らないことがほとんどです。
ちょっとでも気になることがあれば、納得するまで聞いてください。ほんの少しでも不安が残ったまま物事が進んでしまってからだと遅い事がほとんどです。
営業マンから説明があった時点で、まだ良くわからない・ちゃんと理解できていないということがあれば、納得できるまで何度でも質問してみてください。
きちんとした住宅会社はお客様が納得するまできちんと説明をしてくれます。また、お打ち合わせ時にはメモをとって住宅会社と共有するなどすることが大切です。
多くの場合は、お打ち合わせの際に営業マンが書いたメモなどをコピーしてくれて複写されたものをお客様に渡してくれます。
お互いが同じ内容のものを所持していることで、言った・言わないを防止できます。また、最近ではSNSの発達で様々な口コミを目にする機会も増えていると思います。
住宅会社との間で起きてしまったトラブルなどを書き込んでいる方も多く見受けられます。そこに記載されていることは恐らく本当のことですが、何らかの方法で回避できたトラブルも多くあると思います。
私たち住広ホームはお客様のマイホームでの幸せやお引き渡し後からの末永いお付き合いを一番に考えていますので可能な限りお客様にご納得していただいた新築住宅建築を心がけています。
まとめ
今回は、北欧住宅を建築する際にありがちなトラブルをお伝えしました。また、北欧住宅に関わらず起きてしまいがちなトラブルもご紹介いたしました。
夢の新築住宅を建築するのに、トラブルが起きてしまっては残念な気持ちになってしまいますよね。そうならないためには、きちんと納得できるまでわからないことを聞くなどの回避する方法があります。
住宅会社はお客様とトラブルを起こしたいと思っている会社はないとおもいます。なので、住宅会社側もできる限りトラブルにならないように事前に様々な懸念事項などをお伝えしたり、回避する方法を模索します。
それでも自然発生的に起きてしまうトラブルなども確かに存在します。万が一トラブルが起きてしまったときにでもきちんとアフターメンテナンスをしてくれる住宅会社や対応をしてくれる住宅会社に住宅建築をお願いしたいですよね。
お打ち合わせの段階でアフターメンテナンスのことなどもきちんと確認するようにしてください。住宅会社によってアフターメンテナンスの方法に違いはありますが、しっかりしている会社はすぐに応えてくれます。
私たちインターデコハウスでは、住宅だけではなく北欧家具やインテリアも併せてご提案することが可能です。新築住宅を建築したいけどまず何から始めたら良いかわからない。という方はぜひお気軽にご連絡いただければと思います。
秋田市八橋にある事務所には併設した住宅展示場があります。外観は北欧デザインの輸入住宅で来場されるお客様からはご好評をいただいております。
是非一度、八橋展示場にも遊びに来てください。
展示場のご予約はこちらから
住広ホーム株式会社(インターデコハウス秋田) 取締役統括部長/営業 畠山 雄大(はたけやま たけひろ)
- 宅地建物取引士
- 2級ファイナンシャルプランニング技能士
- 住宅ローンアドバイザー
ファイナンシャルプランナーの目線で、住宅を検討しているお客様の家づくりのアドバイスをさせていただいております。いつでもご相談いただければと思います。