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代表的な画家でおさえる近現代の北欧美術

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代表的な画家でおさえる近現代の北欧美術

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの畠山です。

今年2019年は、日本とフィンランドの外交関係樹立100周年にあたる年です。二か国ではかつてないほどの規模で、これを記念したイベントや関連行事など、さまざまな文化交流が企画されています。

例えば、フィンランドを代表する建築家アルヴァ・アアルトの展示会「アルヴァ・アアルト―もうひとつの自然展」が4/27~6/23の期間、青森県立美術館で開催されています。日本では約20年ぶりの本格的なアアルトの回顧展で、神奈川県立美術館、名古屋市美術館、東京ステーションギャラリーと順に巡回しています。

また、フィンランドの作家で画家のトーベ・ヤンソンが手掛けるムーミンの過去最大規模の展示会「ムーミン展 The Art and the Story」も開催中です。タンペレ美術館に所属するムーミン美術館とムーミンキャラクターズ社が所蔵する作品が貸し出され、完全未公開の作品も登場し、展示作品数は過去最高にのぼるそうです。

こちらも4/9から東京の森アーツセンターギャラリーを皮切りに、大分、金沢、名古屋など日本全国10か所の美術館を2年かけて2021年3月まで巡回していきます。
そして、これから開催される美術展もご紹介しておきましょう。

「モダン・ウーマン―フィンランド美術を彩った女性芸術家たち」。こちらは、フィンランドの近代美術およびその発展に寄与した女性たちに焦点を当てた内容で、日本では初めての展覧会です。東京の国立西洋美術館新館展示室にて、6/18~9/23の期間開催されます。

この展覧会で取り上げられている女性の一人、画家ヘレン・シャルフベック。日本ではまだあまり知られていなかったのですが、フィンランドの国民的画家で、2012年に生誕150周年を記念する大回顧展がフィンランド国立アテネウム美術館で開催され、2015年にはルイ・ヴィトン財団の美術館で開催された「Keys to a Passion」展で、20世紀美術史の重要な作家の一人として取り上げられるなど近年世界的な注目を集めています。

2015年には日本で初となる彼女の個展「ヘレン・シャルフベック―魂のまなざし」が東京・仙台・広島・神奈川で開催されました。

彼女がどんな画家でどのような作品を残してきたのか、ご紹介していきたいと思います。
併せて、2020年に日本で12年ぶりの美術展開催となる北欧デンマークを代表する画家ヴィルヘルム・ハンマースホイについてもご紹介したいと思います。

ヘレン・シャルフベック/フィンランド

1862年ヘルシンキ生まれのシャルフベックは、3歳の時に事故で腰を痛め、左足が不自由になり、生涯杖が手放せなくなります。そのため、学校に通えず、自宅で家庭教師に学んでいましたが、その家庭教師によって素描の才能が見出され、11歳の若さでフィンランド芸術協会の素描学校入学が許可されます。

1880年、18歳の時に奨学金を得てパリに留学し、マネやセザンヌ、シャヴァンヌ、ホイッスラーといった画家たちから強い影響を受けるなど、最先端の美術にふれ、流行のスタイルを吸収しました。

フィンランド帰国後は母親の介護をしながらヘルシンキ郊外の街で絵画制作を続け、様々な新しい技法を取り入れた自画像を多数制作するなど、自らのスタイルを展開していきます。

フィンランドで国宝級の名画として知られる「快復期」は1888年の作品で、シャルフベックが脚光を浴びるきっかけにもなっています。快復の兆しを示している病気の幼い少女が描かれたこの作品はパリのサロンで高い評価を得、フィンランド芸術協会に買い上げられ、翌年のパリ万博で銅メダルを獲得しました。

この絵が描かれる3年前、シャルフベックは婚約者であった英国人画家から手紙で一方的に婚約破棄されてしまいます。彼女自身もその失意から立ち直る「快復期」にあり、この作品の少女の姿に自らの境遇を重ね合わせているという解釈もされています。

1914年には、フィンランド芸術協会による自国の美術界を代表する9人に、女性としてただ一人選ばれています

50代の時に19歳年下の画家に出会い、恋愛感情を抱きますが、彼は別の女性と婚約。失恋したことに深く傷ついたシャルフベックは、その失意の感情を自画像の顔にナイフで切り込みを入れるという形で、作品にもぶつけています。

彼との友情はその後も続き、生涯にわたり手紙のやりとりをしていました。そして、そうしたやりとりの中からノルウェーの画家ムンクやスペインの巨匠エル・グレコの作品にインスピレーションを受けていたようです。

1915年の作品、50代半ばに描いた「黒い背景の自画像」は、黒い背景に自らの名前を墓名碑のように擦れた文字で記しており、自らの墓石とみなして描いたものだそうです。

生涯にわたって描き続けられた自画像ですが、晩年に描かれた作品は痩せ衰えていく自らの姿を美化せずに残酷なまでに見つめ、表現したものになっています。

ヴィルヘルム・ハンマースホイ/デンマーク

19世紀末から20世紀初頭のデンマークを代表する画家ヴィルヘルム・ハンマースホイ。彼の作品は、白・黒・灰色を基調とした色使いで、静謐な室内風景画を中心に描かれています。

1898年から1909年まで暮らしたコペンハーゲンのアパートの室内画が多く、同じ部屋が繰り返し描かれていますが、その室内には生活感をうかがわせるものはほとんどありません。

人物も1人か2人で、鑑賞者に背を向けたものが多く、正面を向いていても影に入っていたり、ぼかされたりしています。誰もいない室内の詩的な静寂が特徴的で「北欧のフェルメール」とも称されています

ハンマースホイは15歳のときにコペンハーゲン王立芸術アカデミーに入学、21歳のとき(1885年)に美術アカデミーが主催する展示会に初めて作品を出品しました。当時19歳の妹を描いた肖像画「若い女性の肖像、画家の妹アナ・ハンマースホイ」です。

しかし、作風が伝統的なアカデミーの考え方にそぐわず落選、美術家の間に物議を醸し話題となりました。デンマーク国内での評価には恵まれませんでしたが、国外で高い評価を得るようになります。

1891年、アカデミーで知り合った学友のピーダ・イルステズの妹イーダと結婚。彼女はその後、ハンマースホイの肖像画や室内画に幾度も登場することになります。

1908年、デンマーク王立美術アカデミーの総会会員に就任、1910年には同評議員になります。翌年の1911年に、ローマで開催された国際美術展で第一等を獲得し、ヨーロッパ各国で個展が開かれるようになると、国内での評価も高まっていきました。

ハンマースホイの死後しばらく忘れ去られるも、1990年代以降、オルセー美術館やハンブルク美術館、グッゲンハイム美術館などで回顧展が開催され、再び脚光を浴びています。日本でも2008年にアジア初となる大規模な回顧展が開催されました。

そのハンマースホイの美術展が12年ぶりに日本で開催されます。「ハマスホイとデンマーク絵画」は東京都美術館にて2020年1月21日~3月26日。また、4月7日~6月7日には山口県立美術館での巡回展も予定しています

まとめ

これから開催されるさまざまな展示会や美術展があり楽しみですね。この記事を書きながら、私も実際の絵画を観てみたくなりました。たまにはゆっくり美術館で絵画鑑賞といった過ごし方も素敵ですよね。

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この記事を書いた人

住広ホーム株式会社(インターデコハウス秋田・COZY秋田) 取締役統括部長/営業 畠山 雄大(はたけやま たけひろ)
  • 宅地建物取引士
  • 2級ファイナンシャルプランニング技能士
  • 住宅ローンアドバイザー

ファイナンシャルプランナーの目線で、住宅を検討しているお客様の家づくりのアドバイスをさせていただいております。いつでもご相談いただければと思います。

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