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北欧織物の種類と北欧織物で作られたバッグやタペストリー

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北欧織物の種類と北欧織物で作られたバッグやタペストリー

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの畠山です。

日本の伝統工芸の一つに織物があります。織物というのは、縦糸と横糸を交差させて作った布地で、織り方や技法、産地などから「~織」と呼ばれるものが多くあります。京都の西陣織なんかは有名ですよね。

実は、北欧にも同じように伝統工芸の織物があることをご存知でしたか。

日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、北欧の人々にとっては長く厳しい冬から身を守るため、また貴重な収入源として、家の中でできる手工芸は生活の上でなくてはならないものとして発展してきました。

現在でも小学校から手工芸の時間は多く取られているそうで、小さい頃から暮らしの中に編み物や織物、裁縫などの手仕事が身近にある環境なのだそうです。

モダンでシンプルなデザインの北欧織物は世界的にも高い評価を得ています。そんな北欧織物について、皆さんにも知っていただきたく今回のテーマに取り上げることにしました。

北欧織りとは?

引用元:www.pinterest.jp (https://shopnako.exblog.jp)

北欧織物には羊毛をはじめ、綿や麻、絹などのさまざまな素材の糸が使われています。あまり知られていないかもしれませんが、実はスウェーデンはウール繊維の産地としてトップクラスなのです。

厳寒の地で育った羊からとれるウールは保温性に優れており、加工においても自然の保温機能が失われない工夫がされているのだとか。

そうした素材の特性を活かして、カーペット、ラグ、テーブルクロス、カーテン、ハンドタオル、ショール、クッション、タペストリーなど日々の生活で使うものが手織りされるようになり、蚤の市で売られるなどして発展していきました。

そしてその伝統的な技法は、母から子にも代々受け継がれていきました。

日本の織物と同様に、その土地によって織り方や模様などは異なりますが、どれも暖かみの感じられる懐かしくレトロな雰囲気が北欧織物の魅力と言えます。

一つ一つ丁寧に心をこめて織られているからこそ愛着が湧いてくるのでしょうね。

スウェーデンの織物のデザインは無駄な装飾がなく、飽きのこないシンプルでバランスの良いものが織られているそうですが、こうしたところでも北欧デザインの概念は一貫しているようです。

北欧の織物の種類

それではスウェーデン、フィンランドを代表する織物をそれぞれいくつかご紹介していきましょう。

■フレミッシュ織り

引用元:www.pinterest.jp (anchor-peg.com)

フレミッシュ織りは主にスウェーデン南部のスコーネ地方で盛んに織られていた織物で、正式には「フラムスク・ヴェヴナッド」といいます。

技法的にはルイ14世によって設立されたゴブラン工房のゴブラン織りと同じとされています。このゴブラン工房がルネサンス期にフランドルのブリュッセルに移され、ヨーロッパの王候貴族から注文を受けていました。その後、ドイツ、デンマークを経由して伝わり、中世からスウェーデンにも広がっていきました。

フレミッシュ織りはスウェーデン王室直系の工房でも織られるようになり、そこから貴族の館や牧師館、さらに地方の農村などへと伝えられていきました。

こうした経緯から、フランドル地方の織物の意である「フレミッシュ織」と呼ばれるようになったようです。

木枠の織機を用いて縦に張った糸に、さまざまな色の横糸を通して絵を描くように、伝統的な模様や風景などの図柄を織り込んでいきます。

単純な器具ではありますが、完成までに大変時間がかかり、高度な技術と根気を要するのだそうです。それゆえ、アンティークのものは価値が高く、高額で取引されることもあるのだとか。

1970年代に流行したものの、徐々に織る人が少なくなり衰退傾向にありましたが、近年では小型の木枠の織機でも手軽に織られるようになっています。

調べてみると、日本でもこうした北欧の織物の教室を開いているところがいくつか見つかりました。

■ルーラーカン

スウェーデンに有史以前の古くから伝わるルーラーカン織りは、フレミッシュ織りと同様に特にスウェーデン南部のスコーネ地方とその周辺で盛んに織られた伝統的な織技法の一つです。

ルーラカン織りは表と裏が同じ絵になる織り方と、表裏で異なる絵になる織り方があるそうです。

これらの織物は本来、寒い冬に壁から寒気が入ってくるのを防ぐために作られ、防寒と装飾の2役を兼ねていたので、とてもしっかりと織られています。

■ブンデンローゼンゴング織り

こちらもスウェーデンの代表的な織物の一つです。日本語に訳すと「バラの道」という意味です。もとはそりの敷物用に開発された織り方で、とても分厚く密に織られています。

基本的にペダルは奇数同士、偶数同士を踏んでいくのですが、1つの模様を繰り返す回数を変えるなどして変化をつけて楽しむこともできます。

このようにペダルの踏み方や色彩によってさまざまな柄のバリエーションが楽しめるのが特長で、クッションカバーやテーブルクロス、マットなどいろいろな用途で用いられて愛されてきました。

また、その背景には単色織りだったであろうものが、幾何学的な図案や色合わせのセンスを競う手法になっていったことがあるようです。

■ルイユ織り

ルイユ織りはフィンランドの伝統的な織物の一つで、もとは1700年代にフィンランドがスウェーデン領であった頃に制作されたのがはじまりとされています。

土台となる部分を織りながら、短く切った羊毛を結び付けて織り込んでいく毛足の長い織物です。

当初は布団や毛布のようにかけたり、くるまったりして使われていましたが、時代とともに壁に掛けるタペストリーとして飾られるようになりました。

ラグにすると足元が暖かく、タペストリーにしても装飾として美しい上に断熱効果もあるという優れもので、実用性のある製品が作られていたようです。

■フィン織り

フィン織りの技術はスウェーデンで既に800年代から知られていたそうで、中世には盛んに制作され、その頃の作品は今も教会などに残っているそうです。「2重織り」または「ボーフス織り」とも呼ばれていました。

ボーフスというのは、スウェーデンの西海岸、第二都市のヨーテボリ近くのエリアのことで、フィン織はこの地域の伝統手工芸とされています。

フィン織りは2重織りの一種で、高度な技術が必要とされます。さらに完成するまでに大変な手間と時間がかかるため、一般家庭にはなかなか広まらず、フィン織りを専門とする職人によって手織りされているので、高級品となっています。

表裏で柄の色が反転して織り出されるため、雰囲気を変えて二通りの楽しみ方が出来るのが魅力です。

北欧織物のバッグを紹介

引用元:スウェーデンフィン織りのヴィンテージバッグ(スカートの女性) – presse 北欧、バルトの雑貨のお店 アラビア グスタフスベリ ロールストランド ヴィンテージファブリック (momentsdepresse.com)

スウェーデンのアンティークショップで売られていたフィン織りの1970年代ヴィンテージバッグだそうです。

引用元:https://axelhouse.net/yss909.html

フレミッシュ織りのバッグです。チーク製の持ち手が北欧らしい印象を受けます。こちらの絵柄はガマの穂らしいです。

北欧織物のタペストリーを紹介

引用元:スウェーデン・ブンデンローゼンゴングタペストリー (iyusa2001.com)

ブンデンローゼンゴング織りのタペストリーです。カラフルな衣装や焼き物などアフリカのいろいろな民族が描かれているエキゾチックな作品で、北欧モダンの部屋や家具によく合いそうです。

引用元:北欧織物 フィン織りのタペストリー 壁飾り 柱時計 ブラウン×マスタードイエロー ヴィンテージ フィンランド製 – 北欧のアンティーク雑貨と手仕事の店 -カスパイッカ- (shop-pro.jp)

表裏で色が反転して織られるフィン織のタペストリーです。大きな柱時計には北欧のアンティークに見られる花のペイントが施されています。ウールの質感とあたたかみの感じられる色合いが秋冬らしい季節感を感じさせてくれます。

上部が輪になって織られているので、タペストリー用のハンガーを通して飾ることができます。

まとめ

今回は、北欧の伝統工芸の一つである織物についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

北欧らしい、やさしいぬくもりが感じられる色・柄の作品が多く、タペストリーとして壁に飾れば部屋のアクセントにもなって、素敵ですね。

日本にも北欧織物を教えてもらえる教室があるみたいですし、ご紹介したようにインターネットで購入できるお店もありますので、気になった方は調べてみてくださいね。

また一つ、北欧の魅力に触れることができました。

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この記事を書いた人

住広ホーム株式会社(インターデコハウス秋田・COZY秋田) 取締役統括部長/営業 畠山 雄大(はたけやま たけひろ)
  • 宅地建物取引士
  • 2級ファイナンシャルプランニング技能士
  • 住宅ローンアドバイザー

ファイナンシャルプランナーの目線で、住宅を検討しているお客様の家づくりのアドバイスをさせていただいております。いつでもご相談いただければと思います。

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