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秋田の冬を快適に。北海道で証明された断熱の家づくり

ナチュリエ
秋田の冬を快適に。北海道で証明された断熱の家づくり

じっとしていても汗ばむような真夏の日々。でも実は、今こそ“断熱”について考える絶好のタイミングです。というのも、断熱の本当の力は「冬に暖かく、夏にも涼しい」という、一年を通じた快適性にあります。特に寒さの厳しい秋田では、冬の室温・足元の冷え・光熱費の悩みは見過ごせません。

では、どうすれば自然素材の心地よさを残しつつ、真冬でも暖かい家ができるのか?そのヒントは、さらに過酷な寒さと向き合う北海道の住宅性能にあります。 

本記事では、北海道で証明された断熱・気密の家づくりをもとに、秋田の冬を快適に乗り切る方法を、実例・数値・住んでいる方の声とともにご紹介します。

北海道で実証された“あたたかい家”の考え方

「暖かい家をつくる」と聞くと、最新の暖房設備や高性能な建材ばかりに目が行きがちですが、実はその前に考えるべきなのが、家そのものの「断熱性」と「気密性」です。

断熱性とは、“熱が家の中から逃げにくい構造にする”こと。気密性とは、“すき間をできるだけ減らして、室内の空気が漏れないようにする”ことです。この2つが揃ってはじめて、少ないエネルギーで暖かさを保てる「燃費の良い家」になります。

そこでよく登場するのが「UA値」と「C値」という指標。これは難しそうに見えて、じつは家づくりを考える上でとても大切な“性能の見える化”です。UA値は断熱性能を、C値は気密性能を数値で表したものです。

UA値(外皮平均熱貫流率)とは?

UA値は、家の壁や窓などから逃げていく熱の量を表す数値で、数字が小さいほど「熱が逃げにくい=断熱性能が高い」ということになります。

たとえば国の断熱基準(断熱等級6)では、寒冷地(1~3地域)においてUA値0.28W/㎡・K以下が求められています。ナチュリエの家は、これに対してUA値0.27W/㎡・Kという性能を実現。つまり、北海道基準をクリアする高断熱仕様が、秋田でもそのまま通用するレベルだということがわかります。

C値(相当隙間面積)とは?

C値は、家全体にどれくらい“すき間”があるかを示す数値で、こちらも小さいほど気密性が高く、暖かい空気が逃げにくい家であることを意味します。

一般的な基準ではC値1.0以下で“高気密”とされますが、北海道や寒冷地ではC値0.5以下を目指す住宅も多く、実際にそこまで丁寧に施工することで、室温の安定や光熱費の削減につながります。

北海道の基準を“秋田の家”に応用する

北海道の住宅は、冬の外気温が‐20℃以下になることもあるため、長年にわたり断熱と気密に対する技術と意識が非常に高く培われてきました。

たとえば、外壁に断熱材を2重に重ねる「充填+付加断熱」や、熱を逃さないトリプルガラスの窓・断熱ドア、さらには施工現場での丁寧な気密処理など、こうした工夫の積み重ねによって、室内の温度を快適に保ち、光熱費も抑える家づくりが実現しています。

この北海道レベルの性能を秋田の家づくりに取り入れることで、より快適で安心な冬の暮らしが可能になります。

自然素材の“やさしさ”と性能を両立させる

さらに、私たちは単に性能を追い求めるだけでなく、木や漆喰などの自然素材を取り入れた、呼吸する家づくりにもこだわっています。

「自然素材の家って、気密が甘くなるのでは?」と思われるかもしれませんが、適切な設計と施工を行えば、自然素材と高性能は十分に両立可能です。実際、漆喰の調湿作用や無垢材のやわらかな肌触りは、冬の乾燥や足元の冷えにもしっかり貢献してくれます。

秋田の冬に通用する断熱仕様と施工ポイント

断熱や気密の大切さがわかったら、次は「具体的にどうつくるのか」が気になりますよね。ここでは、秋田の冬にも十分通用する住宅性能を実現するための、主な部位別の断熱仕様と施工の工夫をご紹介します。

壁は「充填+外張断熱」で建物全体をしっかり包む

ナチュリエの家では、断熱材を壁の中に入れる「充填断熱」と、建物の外側をさらに包み込む「外張断熱」のダブル構造を採用しています。

具体的には、高性能グラスウールを柱の間に敷き詰めた上に、外側から30mmの外張断熱材を施工。これにより、建物全体をすっぽりと覆い、冷気の侵入や熱の流出を大幅に抑えることができます。

さらにこの外張断熱は、柱や梁といった木部の“熱橋(ヒートブリッジ)”となりやすい部分を覆うことで、熱損失の低減にも貢献しています。

このように、断熱材をただ厚くするのではなく、「家全体をバランスよく包み込む」という考え方が、秋田のように寒暖差が大きい地域での快適な室内環境づくりにつながっているのです。

 

 

熱が逃げやすい「窓」と「玄関ドア」にこそ断熱対策を

断熱性の高い家をつくるうえで、最も熱の出入りが多いのが「窓」です。だからこそ、壁や床と同じ、あるいはそれ以上に窓の断熱性能にこだわることが大切です。

ナチュリエの家では、サッシにアルミではなく熱伝導率が約1/1000と低い「樹脂サッシ」を採用。これにより、外の冷気が室内に伝わりにくく、結露も起きにくい快適な環境がつくられます。

ガラス部分には、特殊な金属膜でコーティングされたLow-Eガラスを採用。さらに、複層ガラスの間には空気よりも断熱性の高いアルゴンガスを充てんし、外気温の影響を最小限に抑えています。これらの組み合わせにより、窓からの熱損失を大幅にカットしながら、室内の温度を一定に保つ快適な住環境が実現します。

玄関ドアも同様に、断熱性に優れた高性能ドアを使用しており、家全体の断熱バランスをしっかりと整えることができます。

気密性を高めるための現場の工夫

どれだけ性能の高い断熱材を使っていても、施工のすき間から冷気が入れば、本来の力は発揮できません。だからこそ、断熱とセットで重要なのが「気密性」。これは設計の工夫だけでなく、現場での丁寧な施工が決め手となる性能です。

たとえば、壁や床の取り合い部分の「気流止め」や、「気密テープ処理」は欠かせません。とくに配管やコンセントまわりなど、見落とされがちな部分にも三重貼りのテープ処理を行うことで、すき間風のない、室温が安定した住まいが完成します。

こうした“見えない部分の品質”こそが、快適な室内環境と光熱費の安定に直結しているのです。

暖房方式と光熱費のリアルシミュレーション

断熱性・気密性の高い家を建てるとき、多くの方が気になるのが「どんな暖房を選ぶべきか?」ということ。北海道や寒冷地でよく使われる3種類の暖房方式を比較しながら、断熱性能が高まることで暖房機器の選択肢や光熱費がどう変わるのかを見てみましょう。

FFストーブ・エアコン・パネルヒーターをコストで比べると?

暖房方式 初期費用 ランニングコスト 立ち上がり 温まり方 メリット・

デメリット

FF式灯油ストーブ ◎(比較的安い) △(灯油価格による) 早い 局所的 灯油手配が必要/乾燥しやすい
エアコン暖房 ◎(導入しやすい) ◎(省エネ機種多数) 普通 上部から 音が気になる/極寒時に効きにくいことも
パネルヒーター △(高め) ◎(断熱性が高ければ効率的) ゆっくり 全体的にやわらかく 初期費用がやや高いが快適性高い

 

断熱性が低い家では「ストーブ一択」だったとしても、断熱性能が高い家では、より静かで空気を汚さない暖房を選ぶことが可能になります。特に気密性が高い家では、わずかな熱で部屋が十分暖まりやすくなるため、「暖房機器のグレードを下げられる=初期費用もランニングコストも抑えられる」というメリットも出てきます。

断熱性能で暖房費が変わるって本当?

はい、これは本当です。実際、UA値が0.75→0.3程度まで下がると、暖房負荷は約半分に抑えられるといわれています。つまり、「多少コストをかけて断熱性を上げた分、毎月の光熱費で“元が取れる”」ケースが少なくありません。

しかも快適さは段違い。特に、足元が冷えにくく、部屋ごとの温度差が小さいというのは大きなポイントです。秋田の冬は長く、寒さも厳しいからこそ、最初の“断熱投資”が暮らしの質と家計の安心に直結するのです。

結露・乾燥を防ぐ工夫

冬の暮らしで意外と大きなストレスになるのが、窓の結露と室内の乾燥です。「朝カーテンが濡れている」「加湿してもすぐに乾燥してしまう」といった声は、寒冷地ではよく聞かれます。実はこれも、断熱・気密・素材選びの工夫によって解決できる課題です。

24時間換気+加湿器1台で最適湿度をキープ

気密性の高い家では、計画的な換気と適度な加湿を組み合わせることで、室内の空気をきれいに保ちながら、乾燥しすぎない快適な湿度を保つことができます。

ナチュリエの家では、第一種換気(熱交換型)を採用することで、外気の冷たさや乾燥をそのまま入れず、室温と湿度のバランスを保つ設計がなされています。このような換気システムと高気密・高断熱の構造により、加湿器1台でも十分に湿度を保ちやすい住環境が実現しやすくなっています。

 

無垢材の含水率と冬季割れ対策

自然素材の代表格である無垢材は、冬場の乾燥対策にも一役買っています。木は湿度に応じて水分を吸ったり吐いたりする“呼吸する素材”であり、乾燥した空気中でも少しずつ水分を放出してくれる性質があります。これにより、空気が極端に乾くのを防ぎ、肌やのどへの負担もやわらぎます。

一方で、「乾燥しすぎると木が割れるのでは?」という不安を持つ方も少なくありません。無垢材は含水率15〜20%前後に乾燥された木材を使用することで、施工後の割れや反りが起きにくくなるとされています。

また、木の動きを想定した納まりや収縮に対応した施工が行われれば、冬の乾燥シーズンでも安心して使える仕上げ材となります。このように、素材の性質を理解した設計と施工の工夫によって、自然素材の魅力を長く心地よく楽しめる住まいづくりが可能になります。

まとめ

秋田のように冬が長く寒さの厳しい地域では、「暖房費が高いのは仕方ない」「寒いのは当たり前」と思っている方も多いかもしれません。でも実は、北海道の住宅で培われた断熱・気密の技術や考え方を活かしたナチュリエの家なら、秋田の冬も、もっとあたたかく、もっと快適に、もっと経済的な暮らしが実現できます。

しかも、木や漆喰などの自然素材のぬくもりや心地よさを諦める必要もありません。高性能と自然素材を両立することで、体にもやさしく、心も満たされる家づくりが可能になります。冬を快適に過ごすための家は、夏も涼しく、1年を通して快適な暮らしのベースになります。

性能と素材、そして暮らしの視点をバランスよく取り入れて、これからの家づくりを一緒に考えてみませんか?

ただいま、ナチュリエのモデルハウスを秋田市御野場で公開中です。断熱性能や自然素材の心地よさを、実際に“肌で感じて”みてください

週末は混雑することもありますので、事前予約がおすすめです。ゆっくり見て回れる時間を確保して、納得のいく家づくりの一歩を踏み出しましょう。

ナチュリエモデルハウス来場予約はこちら:https://sumikouhome.co.jp/event/8073/

無料カタログ請求はこちら:https://sumikouhome.co.jp/contact/

モデルハウスオーナー募集はこちら:https://sumikouhome.co.jp/2024/10/7404/

この記事を書いた人

住広ホーム株式会社(インターデコハウス秋田・ナチュリエ秋田) 取締役統括部長/営業 畠山 雄大(はたけやま たけひろ)
  • 宅地建物取引士
  • 2級ファイナンシャルプランニング技能士
  • 住宅ローンアドバイザー

ファイナンシャルプランナーの目線で、住宅を検討しているお客様の家づくりのアドバイスをさせていただいております。いつでもご相談いただければと思います。

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