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北欧の生活から学ぶ理想のライフスタイル

北欧住宅
北欧の生活から学ぶ理想のライフスタイル

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの畠山です。

北欧のライフスタイルと言うと、日本のように仕事に追われて忙しく余裕のない生活と違い、オンとオフの切り替えがはっきりしていて、オフの時間をとても大切にしています。

その背景には北欧ならではの「物質的ではなく、生活の質を大切にする価値観」があることがうかがえます。北欧の人たちは家族や友人、大切な人と過ごす時間をとても大切にしていて、そこを中心に生活が回っているような印象を受けます。

時間の使い方の優先順位が私たち日本人とは違うのでしょう。

ここでは、北欧のライフスタイルがどのようなものかをお伝えしながら、日本でも取り入れられそうなことを見つけていきたいと思います。そして、私たちもお家時間をもっともっと楽しく過ごしましょう。

ヒュッゲに基づく北欧ならではのライフスタイル

以前、別の記事で北欧のライフスタイルを象徴する「HYGEE(ヒュッゲ)」についてお伝えしました。

ヒュッゲとは、心の底からリラックスしてほっと寛ぐ時間や、そうした時間を過ごす中で生まれる幸福感や充実感、暮らしを楽しむ姿勢など、デンマークの人たちの時間の過ごし方や心の持ち方を表現したものです。

家族時間をしっかりとるために仕事は効率化が図られ、残業時間はほとんどありません。有給休暇の消化や夏休みなどの長期休暇もしっかり休むことが会社からも推奨されているので気兼ねなく休むことができます。

また、家族だけでなく友人や隣人との繋がりや絆も大切にしており、ホームパーティもよく開かれています。飾らず、気取らず、一緒に料理を楽しんだり、ホットワインを飲みながらくつろいだりする光景がよく見られます。

この他、北欧のライフスタイルについては後ほど詳しく触れますが、お金をかけて得る贅沢ではなく、日々の暮らしの中にある小さな幸せや充実した時間、本当に大切な物に囲まれる心地よさをとても大切にしていることがわかります。

日照時間の短さが生んだ北欧のインドア文化

冬の北欧では日が出るのも遅く、朝早く起きると外はまだ夜なのかと思うほど薄暗いため、朝にもキャンドルを灯すそうです。天気も曇っていることが多く、太陽が出ている日はとても貴重なため、多くの人が夏を心待ちにしています。

冬の北欧は暗くなるのも早く、15時を過ぎた頃にはもうだんだんと暗くなり始め、16時には真っ暗です。ですから、夜がとても長く感じられます。

そんな冬の長い夜を家の中で過ごすわけですから、少しでも快適に心からくつろげる場所にしたいと考えられてきました。飽きのこないシンプルで機能的なインテリアや、カラフルでデザイン性の高い北欧ファブリック、部屋を明るくする北欧カラーなどの北欧スタイルはそうした背景がベースとなっています。

早めに夕食を終えて、手作りのクッキーやビスコッティと温かいコーヒーを用意し、暖炉の火やキャンドルの灯りの中で家族とおしゃべりを楽しみながら、ほっこりする時間を過ごすのも北欧らしい風景です。

長時間を室内で快適に暮らすためのインテリアも家族団らんを楽しむ過ごし方も、それを叶える充実したアイテムたちも北欧の過酷な環境下でインドアでの暮らしをより良くするために生まれ、発展してきたのですね。

北欧のライフスタイルはどんなもの?

■北欧の家ではこんな生活

家族や友人との時間を大切にするという価値観が根付いた北欧の人々は、日が落ち始める15時~16時頃には仕事を終えて家に帰っていきます。残業や休日出勤などはよほどのことがない限りしないようです。

早く帰ると、家族や友人で料理を作り、みんなで一緒に食べるというのが日常の風景です。外食するよりも家に招くことが多く、北欧の人々にとってはそれが最大の「おもてなし」であると考えられています。

キッチンやリビングは人に見られることが多く、いつでもキレイな状態にしているそうです。インテリアの意識が自然と高まるのも頷けますね。

長い冬の夜を過ごすための工夫のひとつに、スウェーデンの「fika(フィーカ)」というものがあります。これは、コーヒーブレイクの時間でスウェーデンの人にとってはなくてはならない大切な文化です。

午前10時と午後3時は暗黙の了解でフィーカタイムとなっており、仕事中であっても、たとえ重要な会議中であっても、フィーカが最優先とされるほどです。

フィーカの時間はただコーヒーを飲むだけではなく、親しい人や大切な人たちと同じ空間でコーヒーを飲みながら色々なことを話し、コミュニケーションをとることで、絆を深めて良い関係を作るという大切な時間となっています。

■北欧ならではの休日の過ごし方

ここでは、フィンランドの人たちのとてもシンプルな休日の過ごし方をご紹介します。

フィンランドの日曜日、スーパーやレストランなどほとんどのお店は閉まっており、街中ではほとんど人を見かけないほど静かなのだそうです。では、どこでどう過ごしているのでしょうか。

フィンランドの人たちの多くは森や自然の中で過ごしています。というのも、家から車で15分程の距離に大自然を満喫できるような場所がたくさんあるのです。気軽に行ける距離感で人が少なく、静かな自然の中でストレスなく心穏やかに過ごせるのはとても魅力的ですね。

森や自然の中に出掛けるときに持参するのは、ライター、着火剤、ソーセージ、パン、飲み物くらいなのだそうです。おしゃれにもこだわらず、遊び道具やバーベキューセットなども持ちません。

森や丘、国立公園や市立公園などの休憩場所には木材や燃料が用意されているところが多く、バーベキュー場もあるので、持ち物は最小限で良いのだそうです。

家族や友人とおしゃべりを楽しみながら、自然の中をぶらぶらとのんびり歩き、おなかが空いたら焚き火でソーセージを焼くのがおきまり。ソーセージだけは欠かせないようです。

また、平日にはできない煮込み料理を作ったり、パンやお菓子を焼いたりと、いつもより少し手間をかけてごはんを作ったりもするそうです。

朝食をゆっくり食べたり、家の手入れや庭仕事をしたり、映画を観たり…休日だからこその過ごし方はいろいろありますが、「日曜日は家族と一緒に過ごす」というのが当たり前の習慣になっているのだそうです。

■北欧のバケーション(夏休み)とは

長く厳しい冬を耐えて過ごした分、夏は思いっきり楽しみたい!という想いが強い北欧では、夏休みがとても長いというのも特徴です。例えば、フィンランドの学校では6月から2か月ほど夏休みになります。会社員も1か月くらい夏休み休暇を取るそうです。

夏の北欧には、夜になっても太陽が沈まない「白夜」というものがあります。この時期に休みを長く取って、たっぷり遊んでリラックスして過ごします。

会社も2週間以上バカンスを取ることを勧めたり、バカンス中には給料と別にボーナスを支給するなど、休暇をとても大切に考えているのが伺えます。

日照時間が短く、暗い中で過ごすことの多い北欧の人たちにとっては待ちに待った太陽の光!太陽の恵みをたくさん浴びるために、公園や家の庭には水着姿で日光浴する人の姿が多く見られます。

そして、夜には焚き火を炊いて家族でゆったりと食事を楽しみます。北欧では自宅とは別に夏に過ごすための家「サマーハウス」があります。そこでは、庭の手入れをしたり、湖で泳いだり、サウナに入ったり…基本的には自然の中で何もせずにゆっくり過ごすというスタイルです。

サマーハウスという名前ではありますが、夏休みに過ごすだけではなく、ちょっと長い休暇が取れた時や、週末の数日だけ過ごすという使い方もされているそうです。

日本でも取り入れられる北欧のライフスタイルとは?

北欧のライフスタイルを見てきましたが、全般的に言えることは時間に追われた生活ではなく、限られた条件(環境要因)の中だからこそ、生活の質や心の豊かさという部分をとても大切にし、ストレスフリーな環境を作ってゆったりと過ごしているという印象を受けます。

私たちの日本では平日の生活を変えることは難しいかもしれませんが、休日の過ごし方を少し変えてみることはできそうですね。

例えば、少し手の込んだ料理を作ってみたり、好きな飲み物を用意して好きな映画を観たり、豆からコーヒーを淹れてみたり、手作りのお菓子を用意して家族と過ごす時間を作ったり、近くの公園や緑の多い場所をゆっくり散歩してみたり。夜には照明を落としてキャンドルを灯すなんて過ごし方も素敵です。

家時間を快適にするためには少し丁寧にお掃除してみるのもいいですね。お家がキレイになるととても気持ち良く過ごせます。インテリアや小物類にこだわってみるとお部屋の雰囲気が変えられるので、いい気分転換にもなります。何より、好きなものに囲まれていると優しい気持ちになれます。

好きな生地を買ってきて、ファブリックパネルを作ってみたり、コースターやクッションカバーも合わせて作ったりするのもおすすめです。ハンドメイド人気は高まっていますよね。

私たちにも出来そうなことはいろいろありますね。たまには時間に縛られずに、好きなことをしてゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか。

サマーハウスに学ぶ別荘を持つという考え

「スウェーデンの人は家を二つ持つ。一つは居住用。もう一つは小さくても良いから別荘を」という意識があるそうで、別荘の所持率が高いのだそうです。

別荘のタイプはさまざまで、大きなものもあれば、コンパクトなものもありますが、都市部から離れた自然豊かで静かな場所にあることは共通しています。

スウェーデンでは6月から8月の間に4週間休暇を取るという権利があり、多くの人はその休暇を別荘で過ごすのです。過ごし方は上にも書きましたが、特別なことはせずに、自分たちのやりたいことをして過ごします。

日本で別荘を持つことは贅沢と思えるかもしれません。別荘を所有しなくても、コテージを借りて過ごすことはできます。田沢湖周辺にはコテージやペンションなどがありますので、家族や友人とBBQをしたり、花火をしたり、自然を満喫して過ごしてみてはいかがでしょうか。

別荘が欲しいとお考えの方には北欧スタイルの北欧住宅にしてみてはいかがでしょうか。北欧住宅の特徴や気になる価格については他の記事で説明しているものがありますので、そちらを参考にしてみてください。

自然の中で北欧住宅の別荘で過ごせば、より北欧のライフスタイルに近づくことができそうですね。

まとめ

時間に追われて忙しく過ごす日本人にとって、北欧の「物質的ではなく、生活の質を大切にする価値観やライフスタイル」というのは、国民性の違いもありますから、マネできそうでなかなか難しそうに感じます。

日々の生活の中で、少しでも自分にとって大切に思える時間を作る意識してみるだけでも良いと思います。意識を変えるだけで気持ちにも変化が生まれます。そうするとまたその意識にあった行動にも繋がっていきます。

記事の中では私たちにも取り入れられそうなことをご紹介しましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

そして、北欧住宅について興味を持たれた方は、インターデコハウス秋田(住広ホーム)でお話をさせていただきますので、一度、八橋展示場へお越しいただき、インターデコハウスのことや住広ホームの家づくりの考え方などを聞いていただければと思います。

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この記事を書いた人

住広ホーム株式会社(インターデコハウス秋田・COZY秋田) 取締役統括部長/営業 畠山 雄大(はたけやま たけひろ)
  • 宅地建物取引士
  • 2級ファイナンシャルプランニング技能士
  • 住宅ローンアドバイザー

ファイナンシャルプランナーの目線で、住宅を検討しているお客様の家づくりのアドバイスをさせていただいております。いつでもご相談いただければと思います。

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