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北欧住宅で階段の種類や場所はどうする?

北欧住宅
北欧住宅で階段の種類や場所はどうする?

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの畠山です。

家づくりを考える時に、リビング、ダイニング、キッチン、寝室など各部屋の大きさや配置など生活動線を踏まえて間取りを決めていくと思いますが、実は階段も間取りを考える上ではとても重要な存在なんです。

階段においても他の部屋との関係性を考えてどこに配置するか、段数や形状、デザイン、幅、手すりの有無、階段下収納の有無など選択肢は多岐に渡ります。そして、その選択次第では住み心地の快適さを大きく左右しかねません。

今回は北欧住宅を建てる際の参考になるよう、階段にフォーカスを当ててお伝えしていきたいと思います。

住宅における階段はどんな種類がある?

まずは階段の種類について見ていきましょう。階段の種類は主に4種類に分けられ、それぞれに安全性や上り下りのしやすさ、設置にかかる費用などが異なります。デザインや配置も含めお住まいに合ったものを選んでくださいね。

【直階段】

直階段は曲がったり折れたりすることなく、まっすぐに上り下りをする階段で、一般の住宅では最もポピュラーなタイプです。面積をあまり取らないため、狭小住宅などで選ばれることも多いです。

シンプルな形で、途中で折り返したりすることもないため省スペースに収まり、設計・設置がしやすく費用を安く抑えられるというメリットがあります。また、その形状を活かしてデッドスペースになる階段下を自由に活用することも可能です。

もともとシンプルな形ですが、それをさらに削ぎ落し、壁で踏板を支えるようなミニマルでデザイン性の高い階段も最近では人気があるようです。

一方で、省スペースに収めようとした場合、1階と2階の高低差が大きいと急勾配になってしまうことがあるので注意が必要です。万が一転倒した場合、途中で止まらずに一番下まで落ちてしまうというリスクも考えられます。

【かね折れ階段】

かね折れ階段は、途中に踊り場があり、L字型に90度折れ曲がった階段です。こちらもスタンダードなタイプで、よく見かけることがあると思います。

L字型にする分面積が必要となり、直階段よりも費用は高くなりますが、踊り場があるので何か物を落としてしまってもそこで止まってくれたり、万が一転倒した場合も下まで滑り落ちるのを防ぐことができるので安全性は高くなります。

また、直階段ですとある程度縦に長いスペースが必要となり、場合によっては上手く収まりきらないこともありますが、そういった時にかね折れ階段にすることで壁に沿って上手く収めることができるというケースもあります。

吹き抜けと組み合わせると空間演出効果を高めることもでき、視線の変化を楽しむことができます。

【折り返し階段】

折り返し階段はL字型のかね折れ階段をさらにもう一度折り曲げて、U字に上り下りするタイプの階段です。

かね折れ階段と同様に物を落とした時や転倒した場合に、下まで落ちてしまわないので安全性が高く安心です。

また、L字型の構造と比較すると、折り返す分だけコンパクトに設計・設置することができます。かね折れ階段よりも広い面積で踊り場のスペースが必要になりますが、そのスペースを活用して休憩スペースや家族共有の多目的スペースにしてみたり、さらに広くしてステップフロアを設けてみたりと間取りの自由度を楽しむことができます。

【螺旋階段】

螺旋階段はぐるぐると螺旋状に回転しながら上り下りするタイプの階段です。デザイン性に優れており、インテリア要素が一番高いのが特徴です。

形状的に比較的コンパクトに設置できたり、光を遮ることがないため設置場所の融通が効きやすく、間取りの自由度が高いというメリットがあります。

一方で、その形状ゆえに昇降のしやすさや安全性という点では難ありと言えるでしょう。例えば、家具などの大きな物の搬入を考えるとその大変さは想像がつきますよね。

他の階段よりもステップ数が多いので掃除が面倒なのもデメリットです。複雑な形ですから設置費用ももちろん高くなります。

建築基準法で定められている階段寸法

階段の寸法は建物の用途や面積によって決められていることをご存知でしょうか。

注文住宅であっても階段を自由に設計できるわけではないんです。万が一、規定に合わない階段を作ってしまうと「既存不適合建築物」となってしまう場合がありますので注意が必要です。

出典:国土交通省「建築基準法の階段に係る基準について

建築基準法で決められた一般住宅の階段寸法は、階段と踊り場の幅75cm以上、蹴上23cm以下、踏面15cm以上となっています。これは安全性などの観点から見て、最低限必要とした寸法であり、実際にこの寸法にしてしまうと急すぎて上り下りしにくいと感じることが多いようです。

現在の一般的な住宅の階段寸法は踏面寸法20~22cm、蹴上寸法20~22cm、有効幅80~100cm、勾配42~48度、蹴込寸法2~3cmとなっています。

普段、あまり意識することはないかもしれませんが、上り下りしやすい階段かどうかは蹴上と踏面のバランスによって決まります。その目安となる階段寸法の計算方法が、「蹴上×2+踏面=60cm」というもので、この60cmが日本人の標準的な歩幅に合っているのです。

60cmよりも小さいと小刻みになり、上り下りしにくくなりますし、逆に60cmより大きいと一段が大きくなるので大股で上り下りしなければならなく、疲れてしまいます。

また、踏面が長くなりすぎるとその分スペースを広くとらなければならずコストがかかりますし、歩幅も取るので上るのが大変に感じられるかもしれません。蹴上を高くしすぎると転倒の危険性も出てきます。

一般的に上りやすい寸法は蹴上18~20cm、踏面20~22cmと言われています。ですが、もし小さい子どもやお年寄りがいる場合は蹴上15cm、踏面30cmとして段差を低くしてもいいかもしれません。

階段の上りやすさは個人差がありますし、上のように家族構成によっても変わってきます。ここでお伝えした内容を参考にしていただきながら、住む人に合った使いやすい寸法を考えて設置するようにしましょう。

北欧住宅に合う階段はどんな階段?

北欧住宅とは、スウェーデンやノルウェー、フィンランド、デンマークなど北欧諸国の建築様式やデザインをベースに日本の気候や生活様式に合わせて、私たち日本人が住みやすいように作られた住まいです。

白を基調とした室内に、木目を生かした温かみのある自然素材や飽きのこないシンプルなデザイン、間接照明などライティングの使い方が特徴です。

『北欧テイストの家電で北欧インテリアをワンランクアップ!』という記事で北欧住宅のインテリアキーワードについて触れていますが、その中から今回の記事に関連するものをいくつか抜粋してご紹介します。

・Material(素材)…何世代にも渡り使い込まれた床や壁など

・Wall Decoration(壁を飾って遊ぶ)…壁にカラフルな本を並べたり、ブラックボードや写真、植物のデザインが入ったパネルなど壁を楽しく飾る

・Color(色合い)…壁や天井、床などもホワイトで塗ってまとめ、アクセントにスカンジナビアンカラーを取り入れてコントラストを楽しむ。ブラックやグレーなどのモノトーンをアクセントで入れる。

このように形というよりも色や素材感、壁を飾るといった演出で北欧テイストに仕上がり、北欧住宅に合った階段を作ることができます。実際にインターデコハウスで建てた施工事例を見てみましょう。

1階2階のフロアに合わせて白く塗装された直階段です。木目の風合いを生かし、アンティーク感を演出しています。壁にはちょうど玄関からも目に入る位置に、形や大きさの異なるアートポスターや額縁を飾っています。

こちらも踏板をアンティーク塗装にしています。さらに蹴込み板の部分をパネル調デザインにすることでおしゃれで雰囲気のある階段に仕上げています。

手すりにも注目してください。あえて部分的に剥げたような加工を施すことで長年使い込まれたような味わいのある風合いを演出しています。インターデコハウスではこうした細かいディテールにまでこだわっています。

こちらは階段横の壁を使って本棚を作りました。インテリアや海外の雑誌、画集など表紙を見せて立てたり、北欧デザインの雑貨・小物を飾ったり、グリーンを置いてもおしゃれですね。

階段の場所によって北欧住宅の雰囲気も変わる?

階段をどこに配置するかは家の間取りに大きく影響します。設置場所次第では住みにくくなってしまうこともあるため、メリットやデメリットなども考慮してできるだけ生活動線がスムーズになるような配置を考えましょう。

昔は玄関入ってすぐに階段のある家が主流でしたが、最近ではリビング内に設置するケースも多く見られるようになってきました。どちらの場合もメリットとデメリットがありますのでそれぞれについて見ていきましょう。

リビング階段の場合

リビングやダイニングなど家族のくつろぎスペースに設けた階段を「リビング階段」と言い、子育て世代を中心に設置希望する方も増えるなど人気が出てきています。

リビング階段は、玄関からリビングを通らないと行くことができない階段も含み、居室に設けた階段スタイルの名称にもなっています。

このプランにした場合のメリットは、家族が顔を合わせる機会が増え、家族のコミュニケーションが増える点です。子どもの出入りが確認できるのも親としては安心ですね。

リビング階段にすると廊下が必要なくなりますので、その分リビングのスペースを広く取ることができ、空間を有効利用できるという利点もあります。

近年では階段もインテリアのひとつとして考えるようになってきており、ストリップ階段のような視界を遮らないシンプルでデザイン性の高い階段を採用される方も増えてきています。

一方で、リビング階段にすることで暖房で暖めた空気が上に上がり一階が寒くなってしまうのでは?と心配される方もいらっしゃるかと思いますが、北欧住宅というのは北極に近い寒い地域の住宅をベースに作られているため、高気密高断熱が特徴です。

北欧住宅に限らなくても、今は基本的に高気密高断熱仕様の住宅が当たり前のような時代ですから、家の中の暖かさは保てます。これもリビング階段が増えている理由の一つと言えるでしょう。

ただし、暖房で暖めた空気は上に上がってしまいますので、吹き抜けと組み合わせると暖房効率が悪くなってしまうというデメリットはあります。

そのほか、生活音が1階2階相互に聞こえやすかったり、食事のにおいが2階に上がってしまったりということも考えられます。来客時に家族がお客様と顔を合わせなければならないということも踏まえておきましょう。

玄関からの階段の場合

生活動線を考えた時に、例えば2階リビングなど玄関からすぐに2階に上がることが多いのであれば玄関と階段の位置を近くに配置したほうがいいです。この場合、1階の他の部屋をコンパクトにまとめて配置しやすいというメリットがあります。

また、階段下のスペースをトイレや収納として有効活用することもできます。階段と玄関の配置の仕方にもよりますが、階段下のスペースを玄関土間にして外で使う物などを置いているというような例もあります。

玄関に階段があるのとないのとでは入った瞬間の印象は大きく違います。階段があるだけで空間に表情がつき、家の中の雰囲気はどのような感じかと来客者の想像をかき立てる効果もあるのではないでしょうか。

階段を前方から見えるようにすると、圧迫感がありそうに思えるかもしれませんが、玄関先を広く見せてくれるという効果もあります。

デメリットは、家族の行動が把握しづらかったり、玄関に来客者がいた場合に2階への行き来がしづらい点などが挙げられます。また、構造的にリビング階段と比べて2階の廊下面積が増える可能性もあります。

インターデコハウスの施工事例の中には、リビング階段でありながら、玄関にもすぐ近い位置に配置しているプランがあります。

玄関と階段の間のホール上部は吹き抜けにもなっています。こうしたプランは輸入住宅特有のオープンプランニングを採用して出来ているものです。

このようにオープンプランニングを採用することで、家族の行動が把握しづらいといったデメリットを解消することも可能ですので、階段のことでお悩みの場合は一度相談してみてくださいね。

北欧住宅であればデザイン性という部分も大切にしたいところですが、何より一番は生活のしやすさですので、どちらのタイプが合っているか、使いやすいかという点を考えながらシミュレーションしてみるといいかもしれません。

北欧住宅での階段で気をつけるポイントは?

北欧住宅だからとおしゃれなデザインにこだわってストリップ階段にしたとします。光を取り込みやすく明るい空間は北欧テイストにはよく合いますが、このとき注意していただきたいのは、その構造ゆえ、階段下収納が難しいという点です。

小さなお子さんがいる場合には落下の危険性もあり心配される声も多いです。先ほども書きましたが、まず優先すべきは使いやすさと安全性です。種類やデザインによってコストも変わってきますので、どのような階段が合っているかしっかりと考えてご相談ください。

それからもう一点、新築してこれまで使っていた家具などを一新される方は多くいらっしゃいますが、大型の家具や大きな荷物を2階に上げる際、階段の幅やスタイルによっては搬入が難しい場合もあります。

ベランダや窓から引き上げるというケースも見られますが、そうしたことも想定しておくと、いざという時に困らずに済みます。特に2階リビングにする場合はソファや冷蔵庫など大型の搬入物が多くなりますので、注意が必要です。

まとめ

今回は、「北欧住宅で階段の種類や場所はどうする?」という内容をお伝えしてきました。

冒頭にも書きましたが、階段を考える上での選択肢は多岐に渡ります。そしてどんな階段をどこにつけるかは間取りを考える上でもとても重要な要素となりますのでしっかり検討することが大切です。

北欧住宅に合ったテイストの階段は素材や色合いなどで雰囲気のあるおしゃれなものに仕上げることができますから、まずは住んでからの暮らしをイメージして生活動線がスムーズになるようにご家庭に合った階段がどのようなものかを考えてみてくださいね。

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この記事を書いた人

住広ホーム株式会社(インターデコハウス秋田・COZY秋田) 取締役統括部長/営業 畠山 雄大(はたけやま たけひろ)
  • 宅地建物取引士
  • 2級ファイナンシャルプランニング技能士
  • 住宅ローンアドバイザー

ファイナンシャルプランナーの目線で、住宅を検討しているお客様の家づくりのアドバイスをさせていただいております。いつでもご相談いただければと思います。

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