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輸入住宅で新築一戸建て住宅を建てる時、シロアリ対策も気になるポイントの一つになるかと思います。今では全国にシロアリが生息しているとも言われています。
自分で家を建てるまでは気にしたことのないのがシロアリ対策だと思いますが、実際にはどのような対策が必要になってくるのか、被害に遭うとどのようなことが起きてしまうのか今回お伝えしていきます。
目次
日本におけるシロアリについて触れていきます。以下の資料は「公益社団法人 日本しろあり対策協会」のホームページから抜粋させていただきました。(https://www.hakutaikyo.or.jp/)
現在、日本には22種のシロアリが生息しています。その中でも住宅(建築物)に危害を加えるシロアリは主にヤマトシロアリとイエシロアリです。
その他、アメリカカンザイシロアリとダイコクシロアリの被害が増えてきているようです。
ヤマトシロアリは北海道北部を除く日本全土に生息しています。イエシロアリは神奈川県以西の海岸線に沿った温暖な地域と千葉県の一部、それと南西諸島、小笠原諸島に分布生息しています。
イエシロアリは千葉県以西の温暖な海岸線に沿った地域に散発的に発生しており、ダイコクシロアリは奄美大島以南に分布しています。
北海道や東北ではあまり馴染みのなかったシロアリ被害ですが、実はこのようにシロアリにはいくつも種類があり生息分布地域に違いはあるものの、どんどん生息分布地域が広がっているというのが現状のようです。
以下の資料は「公益社団法人 日本しろあり対策協会」のホームページから抜粋させていただきました。(https://www.hakutaikyo.or.jp/)
実際のシロアリ被害というのはどのようなものがあるのかご紹介します。シロアリの種類によって習性が違うので被害の状況も異なります。
ヤマトシロアリの場合
ヤマトシロアリの特徴は特別加工した塊状の巣をつくることはなく、加害箇所が巣を兼ねています。ヤマトシロアリにとって快適な生活場所と餌を求めて集団で移動をする習性があります。
特に、湿った場所を好むため水分を含んでいる木材や土の中で生活していることが多く、主に建物の下部を加害します。
木材の腐朽と同時に被害が発生することが多く、ヤマトシロアリの食痕は多湿で汚く残ります。東北地方に発生することがあるのがこのヤマトシロアリです。
イエシロアリの場合
イエシロアリの場合はヤマトシロアリとは違い、建物や土の中に塊状の大きな巣を作ります。通常、巣の中には数10万匹〜100万匹ものイエシロアリが生息しています。
加害速度も早いため被害は大きくなってしまいます。建物の乾燥した木材であっても水分を運んできて湿らせながら加害するため、被害は建物全体に及ぶことが多いです。ヤマトシロアリの食痕は乾燥しているためきれいです。
シロアリの被害は放置しておくと、台風の雨風によって最悪な場合は建物が倒壊してしまったりすることも考えられます。
上記でご紹介したとおり、シロアリは建物の下部から侵入してきます。そのため、まず土台や柱などが食害されてしまいます。
その結果、柱が浮いてしまったり傾いてしまって地震や台風の際に甚大な被害が出てしまうことがあります。時には、土台や柱の食害から始まって屋根裏まで到達してしまうケースもあります。
そうなってしまうとほぼ家全体が食害を受けていることになるので建替えや補強をしなければ安心して暮らしていくことができなくなってしまいます。
その他、畳や家具、雑誌類などにまでシロアリの食害は及ぶことがあります。1匹いると何10万匹〜100万匹いると言われていますので、シロアリ対策も家を持つということを検討する際には重要なポイントになります。
新築住宅を建築する場合は、「建築基準法施行令 第四十九条 2」に於いて、”構造耐力上主要な部分である柱、筋かい及び土台のうち、地面から一メートル以内の部分には、有効な防腐措置を講ずるとともに、必要に応じて、しろありその他の虫による害を防ぐための措置を講じなければならない。”
と記されています。しかし、ほとんどの住宅会社で地面から1m以内には防蟻処理を施しています。せっかく建築をした建物がシロアリ被害に遭ってしまうことを少しでも減らすためです。
防蟻処理の方法としては大きく3つの仕方があります。
表面塗布処理法とは、住宅建築で使われる木材の表面にシロアリを防ぐ薬剤を塗る方法のことです。この表面塗布処理法は最も簡単な施工方法であるため、多くの住宅会社が採用しています。
万が一木材が割れてしまった際にはその割れ目からシロアリが侵入してしまい、被害を受ける可能性もあります。
加圧注入処理法(湿式)とは、木材を専用の缶の中に入れた上で、薬剤を減圧・加圧によって木材の内部にまで注入させる方法です。
この加圧注入処理法(湿式)の場合は木材が割れてしまった場合にも内部にまで薬剤が注入されているのでシロアリ被害を受けにくくなります。
ただし、どこの住宅会社でも採用しているわけではないのと、木材の価格が上がってしまうので予算との相談も必要になります。
②でご説明した加圧注入処理法(湿式)より強い効力がある防蟻処理方法です。木材に薬剤を注入する前に一定数の決められた水分量で木材を濡らす処理が行われます。住宅で使用される木材のほとんどはこの加圧注入処理法(乾式)が行われています。
この他にも、シロアリ対策の観点から見ると布基礎とベタ基礎を比較するとベタ基礎の方が優れていますが、基礎に関しては、耐震性や費用なども含めて施工をする住宅会社の考え方によるところが大きいです。
輸入住宅で新築一戸建て住宅を検討されている方は自分が契約をしようとしている住宅会社に必ず「自分たちの家のシロアリ対策はどうなっているか」ということを事前に確認するようにしましょう。
建築前にシロアリ対策を木材に施しても永久に効果が継続されるかというと残念ながらそうではありません。施工方法にもよりますが、効果は薄くなっていきます。
では、建築後にもできるシロアリ対策にはどのようなものがあるのかご紹介していきます。今までご紹介してきたようにシロアリは土台や柱など建物下部から侵食していきます。
なので、現在の輸入住宅を含む木造住宅全般においていえるのは壁の中なのでわからない。ということです。ではシロアリが侵食しているかもしれないということをどのように察知すればよいのでしょう。
羽アリを見つけるとシロアリがいる可能性が大きいと言われています。羽アリの見分け方も難しいのですが、シロアリの羽アリが飛び立つのを見つけた場合は既に建物の被害が出ている場合がほとんどですが、羽アリの気配を感じたらまずは住宅会社に相談をするようにしましょう。
事前に対策が講じられなかった場合でも、蟻道や蟻土シロアリのふん、内部ドアの建て付けが悪くなったなどの症状が見られた場合はシロアリ対策をすぐにするようにしましょう。
可能であれば、羽アリを見つけた場合は捕まえて瓶にいれるなどしてシロアリ駆除業者に見せるようにしましょう。そうするとどんな種類のシロアリなのかを判別することができるため、適切な処置ができます。
シロアリの種類によって駆除方法も異なってきます。
薬剤散布法はヤマトシロアリの場合に行われる対策・駆除方法です。ヤマトシロアリは狭い範囲での活動をするため、一般的には被害部位に薬剤を散布します。未然に防ぐ対策方法としては床下に薬剤を散布すると効果があります。
ベイト法はイエシロアリの場合に行われるシロアリ対策・駆除方法です。イエシロアリは活動範囲が100mにも及ぶため部分的に薬剤を散布しても効果がありません。
そのため、ベイト薬というシロアリの脱皮を阻害する薬剤を木材と一緒に容器に入れたものを埋めておき、シロアリが食べるのを待ちます。
その後時間をかけて建物全体に生息しているシロアリにベイト薬を食べさせて駆除する方法です。
薫蒸法はアメリカカンザイシロアリの場合に行われるシロアリ対策・駆除方法です。建物全体をシートですっぽりと覆ってガスを充満させて駆除をする方法です。
しかし、このシロアリ対処法はコストが高いことやガスの有毒性などの問題によって住宅密集地では行えないといった問題もあります。
東北地方に生息しているシロアリはヤマトシロアリなので対処方法としては薬剤散布法が適切ではありますが、アレルギー疾患をもっている方や妊婦の方は影響がないか事前に業者に確認をする必要があります。
インターネット検索をすると「シロアリ・駆除・アレルギー・影響」というような文字を目にします。不安になりますよね。自分たちでシロアリ駆除業者を探すのが大変であれば建築してくれた住宅会社に相談をしてみてください。
今回は、「輸入住宅のシロアリ対策はどうするべき?」という内容で輸入住宅で新築一戸建て住宅を建築する際に必要なシロアリ対策とシロアリの知識についてご紹介してきました。
建築前に自分たちが暮らす地域でのシロアリの実態などを一度営業マンに聞いてみるのも良いでしょう。その上でどこまでシロアリ対策を講じるのかを検討してみてください。
過剰になりすぎる必要はないと思いますが、せっかく建てた輸入住宅がシロアリ被害にあってしまうのは嫌ですよね。
新築住宅を検討する際にはシロアリのことも考えなければいけないということだけこの記事を読んでいただいた方に伝わればと思います。
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