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ペットと一緒に暮らしていると、家の中での小さな動きやしぐさに気づく場面がたくさんあります。
お気に入りの場所で丸くなったり、家族を追いかけて部屋を行き来したり、窓辺で外をながめていたり——そんな姿を見ると、「この子がもっと安心して過ごせる家にしたいな」と思うものですよね。
ペットと人は視点も歩く高さもちがうので、家の中の感じ方が私たちと少しちがいます。
私たちが何気なく通り過ぎる場所でも、ペットは足元のすべりやすさや段差の高さ、空気の流れなど、いろいろな変化を敏感に感じているのです。
こうした小さな違いが積み重なることで、その子にとっての安心感や過ごしやすさが生まれていきます。
だからこそ、家づくりでは人の暮らしやすさと同じくらいペットにとってのやさしさを想像することが大切です。
このコラムでは、ペットにやさしい自然素材の選び方や、無垢材(むくざい)や珪藻土(けいそうど)が生む心地よさ、汚れとの付き合い方、ペットに合わせた動線の工夫など、ペットと一緒に年を重ねる家づくりのヒントをご紹介していきます。
目次
ペットと暮らす家では、床や壁にどんな素材を使うかが、その子の毎日の安心につながります。
たとえば、自然の木を使った無垢材は、足裏に伝わる温度がやわらかく、冬に冷たくなりすぎたり、夏にべたついたりしにくい素材です。
すべりにくさも期待できるため、ペットが走ったり歩いたりするときの負担を軽くできます。
表面に小さな傷がついても、時間がたつと色がなじみ、暮らしの跡として自然に溶け込むのも自然素材ならではの良さです。
また、壁材を考えるときは「空気の整いやすさ」を意識すると安心につながります。
珪藻土は湿気を吸ったり吐いたりしながら、空気のこもりをやわらげる働きがあります。
ペットの好きな場所は本当にさまざまです。壁ぎわで体を預ける子もいれば、窓辺やソファの上が落ち着く子もいますよね。
珪藻土の壁が生むすっきりした空気は、部屋のどこにいても感じられるので、ペットが選んだ居場所をそのまま気持ちよくしてくれます。
さらに、素材のお手入れがしやすいことも大切です。少し汚れてもすぐに対処できたり、においがこもりにくい素材だと、掃除の負担が減り、ペットとの暮らしがぐっと楽になります。
床や壁を選ぶときは、「どんな感触や空気だと、この子が安心できるか」を思い浮かべるのがポイントです。そう考えるだけで、年齢や性格に合った素材が自然と見えてきます。

床や壁の素材は、ペットの毎日の心地よさに大きく関わってきます。
ここでは、その中でも選ばれることが多い無垢材の床と珪藻土の壁が、どんなふうにペットの日々を支えてくれるのか紹介していきます。
無垢床は、木をそのまま一枚で使った床です。自然素材ならではの心地よさがあり、犬や猫が歩いたり寝転んだりする場面でも、体にやさしく寄り添ってくれます。
〈やさしさの理由〉
小さな傷はどうしてもつきますが、無垢材は時間とともになじんでいく素材なので、跡が「思い出」として残っていきます。
子犬のころに夢中で走ってついた小さな傷も、数年後にはうっすら木目に溶け込み、家族の歩みのひとつになります。
また、素材の強さだけでなく、「触れたときにどう感じるか」を想像することも大事です。硬い床より、少しだけ柔らかさのある素材のほうが関節に負担がかかりにくく、年齢を重ねたペットにも安心です。

珪藻土は、植物プランクトンの化石を原料にした塗り壁です。床と同じように、壁の素材もペットの過ごしやすさに影響します。とくに珪藻土は、毎日の空気を整えてくれる心強い存在です。
〈快適さの理由〉
空間全体が整うことで、どこにいても心地よい環境になるのが珪藻土の良さです。
とくに、猫のトイレまわりや餌置き場の近くに使うと、においや湿気がこもりにくく、家の中がすっきりと感じられます。
壁に触れなくても働いてくれる——そんな頼もしさが、珪藻土が選ばれる理由のひとつです。
ペットと暮らしていると、どうしても汚れが出る場面がありますよね。けれど、「ずっときれいにしておかなきゃ」と気を張ると、暮らしが窮屈になります。
大切なのは、家のつくりや自然素材の力を少し借りながら、「無理のない形で続けられる掃除」にしていくこと。ここでは、日々の負担を軽くするためのポイントを、5つに分けてお話しします。

水飲みボウルの下は水に強い素材、トイレまわりはさっと拭ける壁、玄関は泥や雪を落としやすい素材にしておくと安心です。
最初に少し整えておくだけで、日々の掃除がぐっと楽になります。
外から帰ってすぐ部屋に入らず、ひと呼吸おける場所があると助かります。
玄関の片すみにタオル置き場をつくっておけば、足先を拭く動作がスムーズになり、室内の汚れを減らせます。
抜け毛は一度にまとめて掃除しようとすると大変です。
家具の隙間を減らしたり、脚を少し高くして掃除しやすくしておくだけでも、溜まり方が変わります。「掃除しやすい形」を整えておくと、気持ちにもゆとりが生まれます。
ペットがよく遊ぶ場所には、汚れても気軽に洗えるラグが向いています。重たいものより、持ち上げやすい素材を選ぶだけで、毎日の掃除がぐっとハードルの低いものになります。
無垢材は、水をこぼしたらすぐ拭きとるだけで十分です。完璧を目指さず、「気づいたときにさっとひと拭き」。それくらいの気持ちで付き合うほうが、無垢材ともペットとも長く気持ちよく暮らせます。
ペットの過ごし方を見ていると、「あれ、この子、最近ここで過ごすことが多いな」と気づくことがあります。
年齢や季節、家族の動き方によって、ペットが落ち着く場所は少しずつ変わっていくものです。だからこそ、間取りはひとつの使い方だけを決めつけない形にしておくと安心です。
家の中にいくつかの居場所や通り道があると、ペットがそのときの気分に合わせて場所を選べるようになります。

大きな音がしたときや、来客に驚いたとき、ペットがすっと身を寄せられる場所があると気持ちが落ち着きやすくなります。
ソファの横のくぼみや、棚の下の陰になったスペースなど、ほんのわずかな隠れ場所が役に立ちます。
人とペットの動きが重なると、ぶつかりやすくなり、お互いにストレスを感じます。キッチンやリビングの入り口を少し広めにしたり、回り込めるような動線があるだけで、家の中の移動がスムーズになります。
若いころは平気でも、歳を重ねると段差や階段がつらくなることがあります。階段の途中に小さな踊り場をつくったり、よく使う場所の段差を少なくするだけでも、毎日の移動がやさしくなります。
犬や猫は、その日の気分や体調によって居場所を変えることがあります。
窓近くのあたたかい場所と、部屋の奥のひんやりした場所、どちらにも身をおけるようにしておくと、ペットが自分で快適な場所を選べるようになります。
いつも寄り添いたい子もいれば、少し離れた場所から家族を見守りたい子もいます。
リビングの隅にベッドをおけるスペースがひとつあるだけで、「ここが自分の場所」と感じられて、安心して過ごせるようになります。
同じ空間にいながら、自分の距離を選べることは、ペットにとって大切なんです。
ペットと暮らす家は、人だけのためではなく、そこで毎日過ごす小さな家族のための場所でもあります。
床のやわらかさや空気の軽さ、歩きやすい動線、落ち着ける場所──そうした小さな工夫の積み重ねが、ペットにとっての安心につながっていきます。
掃除の仕方や暮らし方の工夫は、あとからでも少しずつ見直せるものです。間取りそのものは簡単に変えられませんが、自然素材を活かした空間づくり、家具の置き方や動線のつくり方を工夫するだけでも、ペットが安心して動ける空間に近づいていきます。

完璧に整える必要はありません。「この子がもっと楽に過ごせるかな?」と想像しながら手をかけていく。
そのゆるやかな積み重ねが、ペットとの毎日をやさしく支え、家そのものが家族とともに育っていくはずです。
もし「ペットと暮らす家の雰囲気を実際に見てみたい」「この子に合う素材を体感してみたい」と思ったら、住広ホームのモデルハウスに足を運んでみてください。
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ファイナンシャルプランナーの目線で、住宅を検討しているお客様の家づくりのアドバイスをさせていただいております。いつでもご相談いただければと思います。
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