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薪ストーブのある暮らしに、どこか憧れを感じる方は多いのではないでしょうか。冬の寒い朝、火を入れると少しずつ部屋があたたまり、炎の揺れを眺めているうちに、時間の流れがゆっくりと感じられる―そんな場面を思い浮かべる方もいると思います。
エアコンや床暖房とは違い、薪ストーブは、自分の手で火を育てていく暖房です。薪をくべ、炎の様子を見ながら過ごす時間には、手間がかかる分だけ、暮らしの中に落ち着きが生まれます。
一方で、実際に使い始めると、「思ったより灰が出るな」「薪は、どこに置くのが使いやすいんだろう」といった、現実的な疑問が出てくるのも事実です。
このコラムでは、薪ストーブのメンテナンスや灰の処理といった日常のことを、部屋の雰囲気やインテリアの考え方とあわせて整理していきます。 無理なく続けられて、見た目も落ち着く。そんな薪ストーブのある暮らしを、一緒に考えてみます。
薪ストーブは、ただ部屋を暖める道具ではありません。火を入れると空気がやわらぎ、家の中の雰囲気が静かに変わっていきます。
自然と家族が集まり、炎を囲んで過ごす時間が生まれるのも、薪ストーブならではの魅力です。冬の暮らしに、少し特別なリズムをつくってくれます。
ただ、実際の暮らしの中では、使ってみて初めて見えてくることもあります。薪を運ぶこと、火の様子を見守ること、翌朝に片づけをすること。こうした流れは、慣れるまでは少し手間に感じるかもしれません。
特に最初のうちは、「これで合っているのかな」「ちゃんと使えているのかな」と、不安になる場面もあります。
たとえば、灰が思ったより出ることや、薪の置き場所に迷うこと。部屋の中に自然素材が増える分、見た目が気になることもあります。
けれど、こうした悩みは特別なものではなく、薪ストーブのある暮らしではとても自然な「あるある」です。あらかじめ知っておくだけでも、気持ちはずいぶん楽になります。
薪ストーブは、使いながら少しずつ自分の暮らしに合っていく暖房です。最初から完璧を目指す必要はありません。悩みが出るのは、きちんと向き合っている証拠です。

薪ストーブまわりを考えるときは、「使いやすさ」と「見た目」を切り分けず、 一緒に整えることが大切です。どちらかだけを優先すると、暮らしの中で小さなストレスが残りやすくなります。
たとえば、薪の置き場所。薪ストーブから少し離れた場所にまとめて置くよりも、手が届く位置に、その日に使う分だけあるほうが動きは楽です。さらに、薪を見せる形で収納すると、それ自体が空間の一部として自然に馴染みます。
太い薪と細い薪を分けて並べるだけでも、使いやすさはぐっと高まるものです。薪ラックの色や素材を、まわりの家具にあわせて選ぶと、薪が置いてあっても散らかった印象になりにくくなります。
火かき棒やスコップ、灰用のバケツなどの道具も同じです。置き場所を決めずに「とりあえず床に置く」を続けていると、どうしても空間が落ち着きません。
見せてもいい道具は素材をそろえてまとめ、見せたくないものは、さっと片づけられる場所を用意します。それだけで、日々の小さなストレスはかなり減ります。

また、薪ストーブの手入れは、作業そのものよりも、どう動くかで負担の感じ方が大きく変わります。
たとえば灰を取るとき、スコップを探し、バケツを取りに行き、また別の場所へ運ぶ。この動きが毎回ばらばらだと、それだけで面倒に感じやすくなります。
ストーブまわりで作業が完結するよう、必要な道具を近くにまとめておく。さらに、灰を容器に移したら、そのまま勝手口や外へ出られる。そんな一方向の動線をつくるだけで、手入れは驚くほど楽になります。
メンテナンス動線を整えることは、手入れを減らすことではありません。考えなくても、体が自然に動く状態をつくることです。そうすることで、薪ストーブの手入れは特別な作業ではなく、いつもの暮らしの流れに、静かに溶け込んでいきます。
薪ストーブのある暮らしで、多くの人が最初に気になるのが、灰と煙のことです。どちらも薪ストーブを使う中で自然に出てくるものですが、扱い方を知っているかどうかで、印象は大きく変わります。
まず、灰について。薪ストーブを使う以上、灰が出ることは避けられません。ただ、あらかじめ扱い方を知っておけば、必要以上に構えることはなくなります。
大切なのは、完全に冷えてから処理することです。見た目では火が消えていても、中に熱が残っていることがあります。灰は金属製のフタ付き容器に入れ、しばらく置いてから処分すると安心です。捨て方は、基本的には自治体のルールに従えば問題ありません。
「きちんと冷まして、決まった方法で処理する」それだけ意識すれば十分です。

次に、煙についてです。煙が気になるときは、まず空気の流れがうまくできているかを見てみます。といっても、難しい確認は必要ありません。
火をつける前に、空気を取り込むためのレバーが開いているかを確認し、新聞紙や細く割った薪で先に小さく火を入れてみます。炎が上へ引っ張られるように燃えていれば、空気はスムーズに流れている状態です。
もし煙が前に出てきたり、火がくすぶるようであれば、煙突が冷えていたり、室内の空気が足りていない可能性があります。そんなときは、近くの窓を少しだけ開けてみてください。燃え方がよくなれば、空気の流れが整ったサインです。
また、煙突の中に汚れがたまると、煙の流れが悪くなることもあります。そのため、年に一度は煙突の点検や掃除を行うと安心です。専門の業者に任せることで、見えない部分まできちんと確認できます。
灰も煙も、薪ストーブを使い続ける中で、少しずつ慣れていくものです。必要以上に気にしすぎず、でも放置しない。そのバランスを意識することで、薪ストーブのある暮らしは、より安心で心地よいものになります。
薪ストーブのある冬は、部屋の使い方にも変化が出てきます。ただ暖を取るための設備ではなく、自然と人が集まる「場所」になるからです。
ストーブの前にラグを敷いたり、低めの椅子やベンチを置いたりすると、そこはいつの間にか家の中心になります。特別な家具を用意しなくても、今ある椅子の向きを少し変えるだけで十分です。
薪や道具が近くにあることも、この空間らしさをつくります。きちんと整えられた薪ラックや、素材をそろえた火かき棒は、使うための道具でありながら、 部屋の雰囲気をつくる要素のひとつです。
照明を少し落とし、炎の明るさを引き立てると、同じ部屋でも印象は大きく変わります。火の揺れが壁や天井に映る様子は、薪ストーブならではのインテリアと言えます。
こうした工夫は、暮らしを飾るためというより、居心地を整えるためのものです。火を中心にした空間があることで、冬の時間は、自然とゆっくり流れ始めます。

薪ストーブのある暮らしは、あたたかさだけでなく、日々の過ごし方や、部屋の空気感まで変えてくれます。その一方で、灰の処理や煙への配慮、道具の置き場所など、実際に使ってみて初めて気づくことがあるのも事実です。
大切なのは、すべてを完璧にこなそうとしないこと。動線を整え、扱い方を知り、薪や道具をインテリアの一部として考えることで、薪ストーブは「手がかかる存在」から 「暮らしに馴染む存在」へと変わっていきます。
薪ストーブのある住まいは、間取りや素材選び、空間のつくり方によって、心地よさが大きく変わるものです。写真や文章だけでは伝わりきらない部分も少なくありません。

住広ホームのモデルハウスでは、薪ストーブを中心にした住まいの空間や、そのまわりのインテリア、暮らしの雰囲気を、実際に体感していただけます。
薪ストーブのある暮らしが気になっている方は、ぜひ一度、モデルハウスでその空気感を感じてみてください。
きっと、自分たちの暮らしを思い描くヒントが見つかるはずです。
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ファイナンシャルプランナーの目線で、住宅を検討しているお客様の家づくりのアドバイスをさせていただいております。いつでもご相談いただければと思います。
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