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こんにちは、ファイナンシャルプランナーの畠山です。
自由設計でこだわりを反映させて自分好みの住まいを作れるのが魅力の「注文住宅」。間取りやデザイン、仕様・設備など自分たちで選択し決めることができるのでその時代における住宅への価値観や志向、トレンドがよく見てとれます。
ここでは過去のトレンドの変化を見ながら、2024年現在のトレンドについて解説します。その上でおしゃれな注文住宅設計のコツをお伝えしていきます。
太平洋戦争直後の日本は深刻な住宅不足でした。雨風をしのげる場所を確保するためにバラックや建物が乱立する中で法整備をするために、現在にも残る建築基準法が定められました。
現在のような機能や性能、品質うんぬんよりも“まずは住む場所の確保”が第一優先とされ、住宅を大量生産するためにプレハブ住宅が生まれました。その当時は見た目が同じ平屋の住宅が規則的に立ち並ぶ姿も多く見られました。
1950年代、高度経済成長期に入ると人口の大都市集中が進み、ベビーブーム世代の就学・進学も始まり団地が多く建てられます。今でこそ当たり前となった食寝分離の間取りが確立したのもこの時期で、キッチンや洗面、水洗トイレなど先進的な住宅設備を備えた近代的生活スタイルに憧れを抱く人も少なくありませんでした。
生活レベルの向上に伴い、子ども部屋を求める声が多くなると2階建ての増築が増え、1970年代には2階建ての新築住宅が急速に普及しました。この時に今でも採用されている家族団らんのスペースとプライベートスペースを上下に分割するスタイルが生まれました。
住宅への需要は次第に多様化し、量よりも質の高さが求められるようになっていく中、1973年のオイルショックを機にプレハブ住宅需要は急激に減退します。
新たに企画型住宅が登場し注目されるようになると大手住宅メーカーは住宅を商品化することで差別化を図り、競って新商品を打ち出すようになります。
また、この頃になると北米で一般的な工法であった2×4(ツーバイフォー)工法が注目され始めます。日本では1974年に建設省によって告示化されたのを機に、ライフスタイルの洋風化も進んでいきます。
和室中心のデザインからフローリングを取り入れた洋室デザインにシフトし、バブル期にかけて家の装飾も豪華なものへと変化していきました。
2×4(ツーバイフォー)工法については下の記事で解説しているので、そちらも併せてご覧ください。
1990年代に人気を得ていたのはアメリカの英国植民地時代や西部開拓時代の流行を基にした建築様式で、古き良きアメリカの面影を伝える「アーリーアメリカンスタイル(コロニアル様式)」やイギリスの伝統を感じさせる重厚感のある「ブリティッシュスタイル」です。
2000年代に入ると地中海やプロバンスといった「南欧スタイル」や現在でも人気の「北欧スタイル」「モダンスタイル」と好みも多様化していきます。これまでのような見た目の豪華さよりもシンプルでおしゃれなデザインが主流となっていきます。
貿易摩擦による円高の影響もあって日本では輸入住宅ブームが起こり、住宅購入者の選択肢の一つとして輸入住宅が定着していきました。
2020年以降、日本でも新型コロナウイルス感染症が広がると、多くの人が外出を控え、家で過ごす時間が増えました。働き方改革も進み、テレワークを導入する企業が増えると自宅にワークスペースを取り入れる人が増え、ライフスタイルの転換期を迎えます。
いかにお家時間を充実させるかに意識が向き始め、住宅の在り方も見直されていきます。住宅のプランニングでは以下のようなニーズが増えました。
既にレイアウトが決まっている家の中に専用のワークスペースを確保したり、家族がいる中でも集中できる環境を整えるのはなかなか難しく、リビングやダイニングをとりあえずの場所として使っていた方も多いでしょう。
しかし、業務の電話やリモート会議をするには家族の声や生活音が漏れ伝わらないこと、自分が話している内容が聞かれないような配慮も必要です。そのため新築時にワークスペースを取り入れたいという要望も増えていきました。
ワークスペースの作り方やレイアウト例についてはコラム内でいくつか記事を書いていますので、ワークスペースについて知りたいという方はこちらもチェックしてみてください。
コロナ禍では家の中にウイルスを持ち込まないために、帰ったらすぐに“うがい、手洗い”が習慣化されていきました。子どもや来客者にも使いやすいように玄関のそばに手洗いスペースを設けたいという要望が増えました。
上と同じような理由で上着やカバンなど外から持ち込んだ物を部屋の中に入れたくないと、玄関に広めのシューズクローゼットを作るニーズも高くなっています。
テレワークの普及や衛生面での知識の高まりはコロナ禍を経た現在、私たちの生活に定着しつつあるので上にあげたニーズは今後も継続していくでしょう。
その一方でこれまであった「バルコニー」を不要とする考え方が増えてきているといいます。共働き世帯だけでなく最近では花粉症の人も増え、洗濯物や布団を日中外に干すという人は減少傾向にあります。
ドラム式洗濯乾燥機や浴室乾燥機を使えば時短にもなりますし、サンルームなどで室内干しで済ませてしまうとなるとそういった選択も今後支持されていくかもしれませんね。
そうなると必然的にバルコニーの代わりにサンルームや室内干しスペースへの需要が高まっていくでしょう。
ヌックとはあまり聞きなれない言葉ですが、リクルートが発表する2024年の注文住宅トレンドの一つとしても上げられ、注目されています。「居心地の良い狭めの空間」(2~3畳程度)のことでリビング・ダイニングや階段下、廊下などに設けられます。
要望が増えている背景にはリビングでの家族の過ごし方の変化が考えられます。
今やスマホやタブレットの保有が一人一台以上とも言われるほど一般的となり、加えて動画や音楽、ゲームに書籍などを手軽に楽しめるサブスクリプションの充実により、同じリビングにいてもそれぞれが違う過ごし方をするのが当たり前のようになっています。
ヌックのようなスペースがあれば、誰にも邪魔されずに一人時間を得ることができますし、家族と程良い距離感を保ちながら快適に過ごすことも可能です。
このように家での過ごし方の変化に合わせて求められるニーズにも変化が出てきています。
また、ヌックは上の写真のようにキッズスペースとして活用することもできます。子どもにとっては隠れ家のような特別な空間になること間違いなし!ですね。
そもそもヌックに決まったルールはなく、必然的に使う場所ではありません。“あるといいけどなくても困らない”そんなスペースは自由設計が可能な注文住宅でこそ叶えられます。
2023年のトレンドとしてリクルートから発表された「平屋回帰」。その背景には、これまで書いてきたようなライフスタイルや家への意識の変化に加え、世帯構成の多様化も進み、変化に柔軟なミニマルな暮らしへの関心が高まったことがあげられます。
さらに、木材価格の高騰や省エネ意識の高まり、大規模な自然災害が増えていることなどによる影響も後押ししているようです。
度重なる物価上昇に気を揉む日々だからこそ、コンパクトな家にすることで建築費やメンテナンス費用を抑えたり、省エネ住宅で家計のコストを削減したりという意識は今後も増えていくでしょう。そう考えると、コンパクトな平屋へのニーズは2024年以降も継続して高まっていきそうです。
冒頭にも書いた通り、注文住宅の魅力は「こんな暮らしがしたい!」といった要望やこだわりをしっかり反映してオーダーメイドで建てることができることです。注文住宅だからこそ上に書いてきたようなトレンドやライフスタイルの変化にも柔軟に対応した家づくりが可能です。
間取りやデザインをはじめ、仕様、設備など細部まで自由に選ぶことができるので、お好みのテイストで思い描いた理想の世界観を叶えられます。特にこだわりが強い方にはおすすめです。
「おしゃれな家にしたいけれど、全部自分たちで決めるなんて無理!」と感じている方や家づくりにかける時間をなるべく短縮したいという方にはセミオーダーという選択肢もあります。
インターデコハウスの商品はこのタイプになるのですが、外観デザイン×内装のパターンが予め用意されていたり、間取りも過去のデータから特に要望の多い項目を反映して何パターンかにまとめたプラン集から選ぶことができます。
お客様の要望をヒアリングした上で最適なプランを提案しますが、それをベースにアレンジしたり、オプションを追加して、より理想に近づけることも可能ですから、選択肢が多いと決められないという方にはこちらがおすすめです。
注文住宅の自由度の高さについて再三お伝えしてきましたが、自由であるからこその難しさというものもあります。おしゃれな注文住宅を設計しようと思った場合に家全体の雰囲気に大きく影響を与える要素があります。そのポイントを押さえておきましょう。
部屋の雰囲気はインテリアで決まると言ってもいいほど、おしゃれな家づくりには重要な要素の一つです。
インテリアテイストは「北欧」「ナチュラル」「モダン」「アメリカン」「インダストリアル」「ヴィンテージ」「西海岸」など多種多様で、それぞれに使われる素材や色、合わせる家具に特徴があります。
このインテリアテイストを統一することで家全体がまとまり、おしゃれに仕上がります。まずは自分がどんなテイストが好みか、そのテイストの特徴について知ることから始めましょう。
インテリアテイストが決まれば、その特徴に合った配色もわかります。色をまとめて落ち着いた雰囲気にしたい場合は同系色や類似色を組み合わせ、コントラストを出してメリハリのある印象にしたい場合は反対色(捕色)を組み合わせると良いでしょう。
部屋の配色にはベースカラー70%、アソートカラー25%、アクセントカラー5%が黄金比と言われており、カラースキームの基本となります。
色数は3色程度に抑えるとバランス良くまとまりやすいですが、色が増える場合はトーンを合わせることで統一感が出せます。
配色の黄金比については下の記事で詳しく解説しています。
一般的に理想とされる家具の占有率は部屋の広さに対して3分の1とされています。おしゃれに見せるには空間の余白の作り方もポイントになります。
例えば、家具を壁際にまとめてレイアウトして床面を多くすることで部屋を広く見せることができますし、高さの低い家具や奥行きのない家具を選ぶことでも同様の効果が得られます。
また、遠近法を上手く使って手前に大きな家具、奥に行くほど低い家具を配置して奥行き感を出すという方法もあります。壁にできたスペースには写真やアートを飾るのも良いでしょう。
照明もまたおしゃれに見せるためには重要なアイテムの一つ。デザイン、明るさ、色や配置で印象は大きく変わります。
ただし、部屋によって必要な明るさは異なりますし、雰囲気やデザインだけでなく、快適に暮らすためには使い勝手や家具のレイアウトに合わせた設置までしっかり考えなければなりません。
照明計画では失敗事例も多いので、実際の生活をイメージしながら必要な場所や明るさをシミュレーションしておくことをおすすめします。
注文住宅の家づくりは自由設計でこだわりを反映させやすいからこそ、あれもこれもと要望が膨らんだり詰め込み過ぎには注意が必要です。
気付いたら「思い描いていた家となんか違う…」「まとまりのない印象でおしゃれじゃない…」となってしまうケースも。そもそもの家づくりの目的がブレてしまうと迷いが生じて余計な時間や費用を費やすことになってしまいます。
そうならないためにもコンセプトを明確にしておきましょう。簡単に言うと「どんな家でどんな暮らしがしたいか」をきちんと説明できる状態です。わかりやすくインターデコハウスのオーナー様の例をご紹介します。
それぞれの記事を読んでいただければおわかりになると思いますが、どのお家のオーナー様も「こうしたい!」というこだわりをしっかりと持たれています。
初めからしっかりとコンセプトを持たれているお客様は打ち合わせをしていてもブレることがないので、仕様決めなどもスムーズに進みやすく、最終的には統一感のある家づくりにつながります。
もちろん途中で迷いが出てくることもありますが、それでもコンセプトがしっかり固まっていればそこに立ち返ることができますし、依頼する住宅会社の担当者ともイメージ共有がしやすいといったメリットもあります。
まずは要望を自由に書き出し、その中から「これだけは譲れない!」「ここにはこだわりたい!」といった最重要事項を決めて、自分が住みたいと思う家のコンセプトを考えてみましょう。
上でご紹介したように既に建てられた方の事例を参考にすると考えやすいかもしれませんね。当社ホームページ内ではインテリアスタイル別に施工事例をご覧いただけます。それぞれの家のコンセプトにも触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。
https://sumikouhome.co.jp/works/
今回は「トレンドの変化から考えるおしゃれな注文住宅設計のコツ」というタイトルで、注文住宅のトレンドの変化を戦後から現在までお伝えしました。どのような背景でトレンドが変化してきたのかを知っていただけたのではないでしょうか。
また、そういった流れの中で住宅に求めるものやおしゃれな住宅の概念も変わってきていること、注文住宅にはそうした変化がよく表れやすいこともご理解いただけたと思います。
インターデコハウスで建てられるお客様は「こうしたい!」という想いをしっかりと持たれている方が多いので、私たちもその想いにしっかりと応えたいと考えています。
注文住宅であなたらしい家づくりをぜひ叶えてください。ご相談はいつでもお待ちしています。
インターデコハウスは2020年で20周年を迎えました。20周年を記念してカタログが新しくなりました!インターデコハウスの無料カタログをご希望の方はカタログ応募フォームからお問い合わせ下さい。
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インターデコハウスのコンセプトや世界観がわかる一冊です。インターデコハウスのコンセプトや「北欧」「南欧」「北米」に分けられた商品ラインナップの各商品の説明が実際の実例写真と共に紹介されています。
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