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COLUMN コラム

固定金利の更新、何もしないとどうなる?

はじめの一歩コラムお金のこと
固定金利の更新、何もしないとどうなる?

今回は固定金利の中でも、固定期間選択型(3年・5年・10年など)と呼ばれる住宅ローンについて、
選択した期間が終了したら何をすればよいのか、というお話をしたいと思います。

固定期間選択型の住宅ローンの基本的な仕組みについては、別のコラムで詳しくご紹介していますので、
まだご覧になっていない方は、ぜひこちらも参考にしてください。

▶ 固定金利の仕組みはこちら

〈うっかり更新忘れに注意〉

先日、ある金融機関の住宅ローン担当者の方と打ち合わせをしていた際に、
固定期間選択型ローンの更新手続きを忘れてしまった方のお話を聞きました。

金融機関によっては、更新時に自動更新の特約を付けることができます。
例えば、最初に3年固定を選択していれば、更新時も自動的に3年固定が継続されるため、手続きが不要になります。

ただし、今回のお話に出てきた金融機関は、更新のたびに自分で手続きをしなければならないタイプでした。

〈更新しなかったらどうなる?〉

更新時に手続きをしなかった場合、どうなると思いますか?
答えは、固定期間終了の翌月から変動金利に切り替わってしまう、というものです。

しかもこの変動金利は、最初から変動金利を選んでいた場合よりも高い金利になるケースが多くあります。

実際に更新を忘れてしまった方は、急に住宅ローンの支払額が増えたことで驚き、
慌てて金融機関へ連絡をしたそうです。

〈お知らせが届いたら早めに行動を〉

固定期間選択型で住宅ローンを借りている場合、
固定期間が終了する約1〜2か月前に、金融機関から「固定期間終了のお知らせ」が届きます。

早い金融機関では、約3か月前に届くこともあるようですが、
いずれにしても「まだ時間がある」と感じてしまいやすいタイミングです。

更新手続きが必要な金融機関で借りている場合は、お知らせが届いたらできるだけ早めに手続きを進めることをおすすめします。

なお、うっかり更新を忘れて変動金利に切り替わってしまった場合の対処方法については、
次回のコラムで詳しくお話ししたいと思います。

今回のまとめ

  • 自動更新の特約が付いていない場合は特に注意
  • 固定期間終了が近づくと金融機関からお知らせが届く
  • 更新手続きをしないと変動金利に切り替わる
  • その変動金利は金利が高くなるケースが多い
  • お知らせが届いたら早めの手続きがおすすめ

固定金利の更新は、つい後回しにしてしまいがちですが、
忘れてしまうと毎月の支払いに大きく影響してしまいます。
お知らせが届いたら「あとで」ではなく、「今のうちに」動いておくことで、
安心して住宅ローンと向き合い続けることができますよ。

この記事を書いた人

住広ホーム株式会社(インターデコハウス秋田・ナチュリエ秋田) 取締役統括部長/営業 畠山 雄大(はたけやま たけひろ)
  • 宅地建物取引士
  • 2級ファイナンシャルプランニング技能士
  • 住宅ローンアドバイザー

ファイナンシャルプランナーの目線で、住宅を検討しているお客様の家づくりのアドバイスをさせていただいております。いつでもご相談いただければと思います。

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