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COLUMN コラム

ボーナス併用払いは得?損?選ぶ前に知っておきたいこと

はじめの一歩コラムお金のこと
ボーナス併用払いは得?損?選ぶ前に知っておきたいこと

今回は住宅ローンを借りる際のボーナス併用払いについて、メリット・デメリット、そして知っておくべきポイントをお話ししたいと思います。

〈ボーナス併用払いとは〉

住宅ローンは毎月決められた日に返済しますが、それに加えて年2回のボーナス月に返済額を上乗せして支払う方法です。

ボーナス月は12月と6月、1月と7月、2月と8月など、半年ごとの設定になります。
また、借入額全体のうち何%をボーナス払いにするかも選択でき、40〜50%を上限としている金融機関が多いです。

〈メリットとデメリット〉

最大のメリットは、月々の返済額を抑えられることです。
その一方で、ボーナス月の返済額が増えるというデメリットにもなります。

公務員や大企業などでボーナスが安定している方、あるいは年収に占めるボーナスの割合が高い方には、選択肢の一つとして良いと思います。

「ボーナス払いを併用すると返済総額が増える」と言われますが、月々に換算すると数十円、35年間で数万円という差になることが多いです。
借入額や期間、金利によって変わるため、どのくらいの差になるかはシミュレーションして判断するのがおすすめです。

〈知っておくべきポイント〉

「ボーナス払い」と聞くと、20万円・30万円のような大きな金額を支払うイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、3万円や6万円といった金額の設定も可能です。

万が一ボーナスが支給されなくても支払える額を設定することが大切です。
例えばボーナス月に6万円を追加する設定にした場合、ボーナス払い無しと比べて月々の返済額が約1万円下がることになります。

また、一部繰上げ返済をする際に、ボーナス払いの部分だけ優先して返すことも可能です。
繰上げ返済を行う際には検討してみてください。

〈ボーナス併用払いが厳しくなってきたら〉

住宅ローンは返済期間が数十年にわたるため、雇用形態の変化や転職でボーナスが減る・無くなることも考えられます。

そういった場合は、ギリギリになる前に金融機関へ相談することが大事です。
返済方法の見直しなど、相談に乗ってくれるケースがほとんどです。

また、他の金融機関へ借換えをする際には、改めてボーナス払いの設定を「有り・無し」で選択できます。
借換えを利用して、月々払いのみにすることも可能です。

ただし借換えでも、延滞があると審査で否決される可能性が高くなります。
住宅ローンに限らず、支払いが遅れることのないよう注意しましょう。

今回のまとめ

  • 万が一ボーナスが無くなっても払える金額に設定する
  • ボーナス払いを使うなら、ボーナス月の返済額をいくらにするかが重要
  • 厳しくなったら早めに金融機関へ相談する

ボーナス併用払いは、うまく使えば毎月のゆとりを生み出せる良い方法です。
ただし、生活の変化を考えると、無理のない設定にしておくことが一番の安心につながります。
家族のペースに合った返し方を一緒に考えながら、長く無理なく続けられる住宅ローンにしていきたいですね。

この記事を書いた人

住広ホーム株式会社(インターデコハウス秋田・ナチュリエ秋田) 取締役統括部長/営業 畠山 雄大(はたけやま たけひろ)
  • 宅地建物取引士
  • 2級ファイナンシャルプランニング技能士
  • 住宅ローンアドバイザー

ファイナンシャルプランナーの目線で、住宅を検討しているお客様の家づくりのアドバイスをさせていただいております。いつでもご相談いただければと思います。

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