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COLUMN コラム

東京都から秋田県への引っ越し方法・料金相場・費用を抑えるコツ

秋田の住宅事情
東京都から秋田県への引っ越し方法・料金相場・費用を抑えるコツ

近年、首都圏在住の若年層を中心に、地方への移住を検討する人が増えています。この背景には、新型コロナ感染拡大を機に社員が地方に拠点を置いて働く「リモートワーク」や休暇を兼ねて滞在先で仕事をする「ワーケーション」といった新たな働き方の浸透、仕事を変えずに地方に移住するといった価値観の変化なども影響しているようです。

秋田県においては、首都圏相談窓口の開設、移住支援情報の提供、県だけでなく市町村も含めた移住支援制度の充実などにより、平成28年293人、平成29年314人、平成30年459人、令和1年494人と年々移住者は増加しています。
※出典:県移住・定住促進課調べ

秋田県では、東京圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)からの移住で一定の要件を満たした方に、移住支援金を支給するという移住支援金制度があります。そうした制度の後ろ盾もあってか、やはり関東圏からの移住は多いようです。

中でも特に力を入れているのが東京だといいます。ということで、今回は東京から秋田へ移住する際の引っ越し方法や料金相場などについてお伝えしようと思います。

東京都から秋田県へ引っ越しする方法

引っ越しとなるとまずどこに依頼するかというのを考えますよね。業者に頼んで引っ越しする方もいれば、自分で引っ越しをするという方もいるでしょう。

例えば、以前『秋田移住ブログを紹介!ブログから見る秋田の長所と短所は?』の中でご紹介した東京都吉祥寺から秋田県大仙市に家族で移住されたHiroさんの場合、ブログではこのように書かれてありました。

自家用車と2tトラックで1往復半、1800㎞72時間かけて自分たちでやり遂げた引っ越しも今ではいい思い出。

東京では友達が、秋田では地元仲間が積み下ろしを手伝ってくれたそうです。

どちらを選ぶかという判断は、単身か家族かでも違いますし、荷物の量や大型家具の有無、移動距離、引っ越し費用、協力者の有無など、その人の置かれている状況によっても変わってきます。

では、それぞれの特徴とメリット・デメリットについて見ていきましょう。

業者に依頼する場合

専門業者に依頼する場合、事前に見積りを依頼し引っ越しの日程を調整します。見積りについては複数社に相見積もりを取って比較することができます。

引っ越しの時期によっても費用が変動するので、日程の融通が利くのであれば3~4月上旬の繁忙期を避け、平均的に安くなる5~2月の通常期にすると良いでしょう。中でも最安値になるのは11月頃だそうですよ。

通常期は繁忙期に比べ、希望する日程や時間帯の希望が通りやすいというメリットもあります。

費用変動や日程調整など業者を決めるまでは希望通りにいかないこともあり、面倒に感じてしまうことも多いかもしれませんが、引っ越し自体の準備や作業負担は軽減できます。

業者によっては段ボールや必要な道具を用意してくれるところもありますし、運搬や取り扱いが難しい家電・大型家具も安心してお任せできます。

高いことがデメリットと思われがちですが、実際に自分で全て行う場合の作業量や時間効率などと、その金額に含まれている内容等をしっかりと比較した上で検討してみると良いかもしれませんね。

自分で引っ越しする場合

Hiroさんのように荷物の量に合ったレンタカーや自家用車を自分で手配しなければなりません。積荷作業ももちろん自分たちですから、荷物が多い場合や大型の家具・家電がある場合には手伝ってもらう人手も確保しなければなりません。

万一、住宅や家具などを破損した場合には保証がないので、自己責任で予定外の出費が増えてしまう可能性もあります。不慣れな作業により時間も労力も相当費やすことになるでしょう。慣れないトラックの運転も事故のリスクが高くなります。

また、レンタルする車両の種類によっては普通免許では運転できない場合もあります。どのような免許が必要か事前に確認しておきましょう。

単身だったり、荷物が少ない、移動距離が近いといった場合など、条件によっては自分で引っ越した方が業者に頼むよりも費用を安く抑えらえるケースもあります。日程も自分の都合に合わせて準備できます。

最終的には予算と見積りの中に含まれる内容、自分の作業や体力負担など全体のバランスを見て何を優先するかで各々の選択は変わってきます。引っ越しするというだけでもメンタル的な影響は大きな上に、さらに距離のある移住での引っ越しとなると疲労も大きくなることでしょう。なるべく無理なく負担の少ない方法を選んで下さいね。

東京都から秋田県への引っ越し料金相場

東京都から秋田県への移動距離は約600㎞あります。車で移動するとなると約8時間と言ったところでしょうか。東京都から秋田県への引っ越しには目安として2日を要します。

搬出搬入などの作業時間は「家族の人数×1時間」を目安に考えると良いそうで、多くの場合大体1~3時間かかるそうです。

それでは、業者に依頼する場合と自分で引っ越しする場合とで費用はどれほど違うのでしょうか。上でお伝えしたように時期や荷物の量、移動距離などの諸条件によって差はあります。

業者に依頼する場合

下は価格.comの引っ越し費用・料金相場に掲載されていた内容です。引っ越し料金は「基本運賃」「割増料金」「実費」「オプション」という4項目で構成されています。

この中の「基本運賃」は荷物量×距離で増減額が定義されているそうです。下の金額は500㎞以上の長距離の場合の平均相場となります。

時期 単身 荷物大 家族 2人 家族 3人 家族 4人
通常期(5~2月) 平均70,297円 平均114,135円 平均132,407円 平均154,581円
繁忙期(3~4月) 平均81,697円 平均166,217円 平均191,468円 平均214,730円

引用元:価格.com 引っ越し

引っ越しが集中する繁忙期は料金相場が高騰するとだけあって、時期が違うだけで大きく差が出ていますね。

自分で引っ越しする場合(概算)

車両(24時間レンタル) 2tトラック(ロング) 18,000円前後
高速・ガソリン代 22,000~27,000円程度
オプション料金 免責補償料金 1,000~2,000円程度
ダンボール箱(新品) 200円×50箱 10,000円
布テープ 300円×5巻 1,500円
協力者へのお礼 10,000円×3名 30,000円
合計 825,000~88,500円程度

店舗によってはオプションにカーナビのレンタル料や乗り捨て料金なども別途用意している場合もあります。

乗り捨てサービスを利用すると車を返却に戻らずに済みますので、移動距離が半分になりますが、レンタルした店舗から返却先の店舗までの距離に応じて別途料金がかかります。

返却に戻る場合は、また片道分の移動をしなければならないので交通費がかかります。かかる費用や移動の手間なども考慮して、どちらにするか考えておく必要があります。乗り捨てサービスが利用できない場合もあるので、事前にしっかり確認しておきましょう。

また荷物運搬用の台車も必要であればレンタルまたは購入しなければなりません。必要に応じて建物を養生する場合には、養生材も用意しなければなりません。

引っ越し準備をしていく中で他にも必要になるものは出てくるので、自分で引越しする場合にも費用は嵩んでいくと考えておきましょう。

東京都から秋田県への引っ越し料金を抑えるコツ

これまでにも書いてきたように引っ越し費用は条件等によって変動するため、妥協したり調整することで価格を下げることが可能です。具体的にどのような方法があるのかご紹介します。

・業者に依頼する場合は一括見積りをして、料金交渉する

・繁忙期を避け、通常期に引っ越しをする

・土日祝日や縁起の良い日を避ける

・時間指定をしない

・自分で荷造りするプランやお得なプラン、期間限定のキャンペーンなどを比較検討する

・有料オプションを利用しない

・不用品を処分して荷物を減らす

・新しく買う家具や家電は新居に届けてもらう

・ダンボールやテープを自分で用意する

基本的に荷物を減らすことでコストダウンできます。不用品があれば引っ越しの機会に売却や処分をしてしまいましょう。

家具や家電の買い替えを予定している方は引っ越し後に購入するか、届け先を新居にするなどすれば大型の荷物を減らすことができるのでおすすめです。

業者に依頼する場合、できるだけ自分で荷造り荷解きをするとその分作業量が減るのでコストダウンになります。

東京都から秋田県への移動となると長距離になり、高速道路も走りますから、自分で荷物を運ぶ場合には道路選定などもとても重要になりますね。

まとめ

今回は、「東京都から秋田県への引っ越し方法・料金相場・費用を抑えるコツ」という内容をお伝えしました。

引っ越しというのは100人いれば100通りにそれぞれの状況や条件、優先することなどが異なるので、どのような方法を取るにしても見積りなどの下調べをしっかりとして、納得のいく選択をしていただきたいと思います。

秋田移住に関する補助金・支援金まとめ!』という記事でも書きましたが、秋田県では令和3年度の政策として“秋田県内に移住された方に引っ越し費用等として1世帯につき最大10万円の助成”というものもあります。

こうした移住支援金などもぜひ活用してくださいね。

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この記事を書いた人

住広ホーム株式会社(インターデコハウス秋田・COZY秋田) 取締役統括部長/営業 畠山 雄大(はたけやま たけひろ)
  • 宅地建物取引士
  • 2級ファイナンシャルプランニング技能士
  • 住宅ローンアドバイザー

ファイナンシャルプランナーの目線で、住宅を検討しているお客様の家づくりのアドバイスをさせていただいております。いつでもご相談いただければと思います。

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