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自然素材の家づくり|木・石・土の選び方と付き合い方

ナチュリエ
自然素材の家づくり|木・石・土の選び方と付き合い方

木の肌ざわり、石の力強さ、土のやわらかさ。自然素材に囲まれた住まいには、どこか懐かしくて、心が落ち着くような不思議な魅力があります。

「無垢材の床ってお手入れが大変?」「漆喰の壁はヒビが入りやすい?」そんな疑問や不安もあるかもしれません。でも、素材の特徴を知り、ちょっとした工夫を取り入れることで、自然素材とは心地よく長く付き合っていくことができるんです。

本記事では、木・石・土などの自然素材の特徴や選び方、経年変化との付き合い方、日常のお手入れのポイントを、暮らしの目線でやさしくご紹介します。「素材とともに、暮らしを育てていきたい」—そんなあなたの住まいづくりのヒントになればうれしいです。

自然素材と暮らすということ

素材ごとに異なる、風合いと機能性

家づくりに使われる「自然素材」は、見た目にも手ざわりにも、ひとつとして同じものがありません。たとえば、無垢材のフローリングには木目や節があり、それがそのまま“個性”になります。冬はひんやりしすぎず、夏はサラッと心地よく、足裏で四季を感じられるのも魅力です。

漆喰や珪藻土の壁は、塗り方ひとつで表情が変わります。職人の手仕事が感じられるやわらかな風合いは、既製のクロスでは出せないもの。調湿性や消臭性にも優れており、空気の“質”までも変えてくれる素材です。

また、石材やレンガはどっしりとした重厚感があり、外構やアプローチに取り入れることで、家全体の印象をグッと引き締めてくれます。そして土系の素材(三和土や土壁など)は、素朴であたたかく、まるで自然とつながるような安心感を与えてくれます。

素材によって、感じる温度、音の響き方、照明の反射までが違います。その家らしさや、住む人の感性が現れるポイントになるのが、自然素材の大きな魅力です。

「経年変化」を楽しむ暮らしの視点

自然素材は、時間とともに表情が変わっていくという特徴があります。新築の頃には見られなかった風合いが、数年、十数年と過ごすうちに少しずつ現れてくる—それが、自然素材と暮らす魅力のひとつです。

明るく素朴だった無垢材の床が、時を重ねるうちに色味を深め、自然な艶をまとっていく—そんな変化もまた、自然素材の楽しさです。たとえば、雨に濡れた石畳がしっとりとした光を放ったり、木製フェンスがやわらかなグレーに落ち着いたり。そうした変化を「劣化」ではなく「味わい」として受け入れられると、暮らしはぐっと豊かに感じられます。

細かなキズや色あせも、暮らしとともに積み重ねた“風景”のひとつ。ずっと同じではないからこそ、自然素材の住まいには、住む人それぞれの味わいが感じられる唯一無二の空間が生まれていくのです。

変化しないものを選ぶのではなく、変化を受け入れながら付き合っていく—それが、自然素材とともに暮らすということなのかもしれません。

家と庭で使われる自然素材の種類と特徴  

木のぬくもりを生かす|ウッドデッキ・フェンス・軒下 

木材は、住宅でも庭でも非常に使い勝手がよく、親しみのある素材です。ウッドデッキやフェンスに使えば、屋外空間にぬくもりが加わり、住まいと自然が心地よく調和します。軒下の天井材や外壁のアクセントにもよく使われ、木の表情があるだけで外観全体の印象がぐっとやさしくなります。

選ぶ際は、耐候性の高い木材(ハードウッドや国産の杉・桧など)を選ぶのがポイント。屋外で使う場合は、日差しや雨風でどうしても経年変化が進むため、防腐処理の有無やメンテナンスのしやすさもチェックしておきましょう。

石とレンガがつくる静けさと重厚感|アプローチ・囲炉裏まわりなど  

石材やレンガは、重厚感と自然な風合いを兼ね備えた素材。玄関アプローチの敷石や庭の小径に敷くと、足もとから落ち着いた趣を添えてくれます。また、囲炉裏や薪ストーブまわりなど火を扱う場所でも活躍します。

天然石の中でも、御影石・鉄平石・砂岩などは外構向きで、滑りにくさや耐久性に優れています。レンガはどこか懐かしく、植物との相性も良いため、ナチュラルな庭づくりにぴったり。

水や湿気の影響を受けやすいため、定期的な目地の確認や苔・汚れの除去が美しさを保つカギとなります。

土に包まれるやさしさ|漆喰・珪藻土・三和土など  

「土」もまた、私たちの暮らしに深く根ざした素材です。漆喰や珪藻土は室内壁材として知られていますが、自然な調湿機能やカビ防止効果があるため、空気がやさしく感じられます。

外構で使われることのある三和土(たたき)仕上げは、土に石灰やにがりを混ぜて固めた舗装方法。素朴な見た目とほどよい硬さがあり、昔ながらの暮らしを思い出させてくれます。

ただし、土系の素材は割れやすさや吸水性の高さもあるため、定期的な点検と部分補修が長持ちのコツ。特に外部で使う場合は、気候との相性も考慮しましょう。

どこに何を?素材選びの早見表(住宅・庭・外構)

用途 おすすめ素材 特徴・注意点
床(室内) 無垢フローリング 温かみあり。傷つきやすさには注意
外壁・天井 杉板・漆喰 木目や塗りの表情が活きる。定期塗装が◎
アプローチ 天然石・レンガ 滑りにくさ・苔対策が必要
デッキ・フェンス ハードウッド・杉 耐候性とメンテナンスのバランスが重要
庭の舗装 三和土・敷石 雨風や凍結への耐性を確認

素材を長く美しく保つためのメンテナンス  

木材のお手入れ|塗装と研磨で風合いを守る 

木は呼吸する素材。外構やデッキに使えば、自然との一体感をつくってくれますが、風雨や紫外線にさらされることで、どうしても色あせやささくれが出てきます。

そこで大切なのが定期的な塗装とメンテナンス。防腐・防虫効果のある塗料を選ぶことで、木の劣化を防ぎ、風合いも長持ちします。塗料には浸透型(オイル系)と造膜型(ウレタン系)があり、風合い重視なら前者、耐久性重視なら後者がおすすめです。

また、表面がざらついてきたらサンディング(研磨)をしてから塗装すると、塗料がより浸透し、手ざわりもよくなります。目安は2〜3年に一度。ただし、日当たりや雨の当たり方によって変わるため、日々の様子を観察することが大切です。

石材のケア|コケ・目地の対策で美しさ長持ち  

石材やレンガは、自然のままの風合いが魅力。でも、風通しが悪い場所や日陰では、コケや黒ずみが気になることも。そんなときは、高圧洗浄よりもやわらかいブラシと中性洗剤で優しく汚れを落とすのがおすすめ。強い薬剤を使うと、石の表面が荒れてしまうこともあるので要注意です。

また、目地にひび割れや抜けがあると、そこから雑草が生えたり水がしみ込んだりします。春と秋の年2回程度、全体を点検し、必要に応じて補修しておくと、美しさがぐんと長持ちします

土壁と漆喰のメンテナンス|ヒビ・カビ・空気のこと

漆喰や珪藻土は、湿気を吸ったり吐いたりしてくれる“呼吸する壁”。でも、乾燥や地震の揺れによって、細かなヒビが入ることがあります。小さなヒビであれば、市販の補修材や専用の漆喰を使って自分で修復することも可能。大きな割れや浮きが出たときは、専門の職人さんに相談すると安心です。

また、通気が悪いとカビの原因にもなります。家具を壁にぴったりくっつけず、少し隙間をあけて風を通すだけでもカビ予防に効果的。季節の変わり目には窓を開けて、壁にも“深呼吸”させてあげましょう。

素材の特性と付き合い方がわかってきたら、次に考えたいのは「選ぶときに後悔しないためのコツ」。ここからは、素材選びでよくある失敗とその防ぎ方について見ていきましょう。

素材選びで後悔しないために  

よくある自然素材選びの失敗とその理由 

自然素材には、手ざわりや見た目のやさしさ、時間とともに深まる風合いなど、たくさんの魅力があります。でも一方で、「思っていたのと違った」「手入れが大変で後悔した」と感じるケースも少なくありません。

こうした失敗の多くは、素材の“見た目”だけに惹かれてしまい、その性質や使い方を十分にイメージできていなかったこと。また、住む地域との相性を考えずに選んでしまったことも大きな原因です。

ここでは、よくある失敗例とその背景を具体的に見ていきましょう。

■失敗例1:無垢材の床に小さな傷がつくたびにストレスに…

よくあるのが、「子どもがおもちゃを落とした」「家具を動かした」だけで床に傷がつき、ショックを受けるケース。無垢材は柔らかく、傷や凹みに敏感な人にとってはストレスになりがちです。

この場合の対策として、自然素材には「完璧なままでなくていい」という心持ちが大切です。使い込んだ風合いを楽しめるかどうかが、満足度を分けるポイントです。

■失敗例2:漆喰の壁に小さなヒビが入り、慌ててしまった

「完成したばかりの壁にヒビが!」と驚く方もいますが、漆喰や珪藻土などの土系素材は、乾燥や湿気、建物のゆれなどの影響で細かいヒビが入ることがあります。

しかし、素材の性質として知っておけば、不安にならずに済みます。小さなヒビは自分で補修できることも多いです。

■失敗例3:屋外の木材が黒ずんでがっかり

ウッドデッキやフェンスに未処理の木材を使った結果、数年で雨染みやカビが目立ち、見た目にがっかり…という声も。雨や紫外線の影響を甘く見ていると、想像以上に劣化が早く進んでしまいます。

これらの対策として、屋外使用には、防腐処理済みの木材を選ぶことや定期的なメンテナンスを行うことが重要です。

■見落としがちなポイント:素材と“地域性”の相性

意外と多いのが、「その土地の気候に合わない素材選び」による失敗です。実際に地域性まで考えて素材を選んでいるという人は少ないかもしれません。

  • 湿度が高い地域で通気性を考慮せず、カビや結露に悩む。
  • 積雪地域で適さない石材や木材を使い、凍結による割れや劣化が起こる。
  • 日差しが強い土地で、無処理の木材がすぐに色あせ・反りが出た。
  • 海沿いで金属パーツが塩害で傷み、素材全体に悪影響が出た。

 失敗の多くは、「見た目の好みや印象だけで選んでしまったこと」にあります。でも、自然素材には“変化するもの”としての魅力があります。 素材の特性や地域との相性を知り、「どんな変化が起こるのか」「どんなケアが必要か」を理解したうえで選べば、それは失敗ではなく、心地よい素材との付き合いになります。

見た目・コスト・手間。ちょうどいいバランスとは? 

素材を選ぶときに大切なのは、あらゆる角度から考えて「自分たちにとって、ちょうどいいかどうか」という視点です。

たとえば、木の風合いが好きでも、頻繁な塗り直しやシミへの対処がストレスになるなら、耐候性のある仕上げやメンテナンスが楽な素材を選ぶ方が、結果的に心地よく暮らせます。

また、自然素材は一般的に初期コストが高く見えることもありますが、長く使える・補修がきく・味わいが増すといった視点で見ると、十分に価値がある選択肢でもあります。

大切なのは、「見た目」「予算」「手間」のどれかひとつに偏らず、暮らしの中で心地よく続けられるバランスを見つけること。無理なく付き合える選び方を心がけましょう。

プロと相談するときに押さえておきたいポイント

自然素材を取り入れたいけれど、種類も多くて不安…というときは、信頼できるプロと一緒に考えることが大きな助けになります。その際に役立つのが、以下のような視点です。

  • 屋内?屋外?:使う場所によって向き・不向きが異なる
  • 触り心地や見た目の好み:節やムラ、質感への感じ方は人それぞれ
  • どこまで自分でメンテナンスできる?:手間をかけられる範囲を明確に

できれば、実物を見たり、モデルハウスで体感したりする機会を持つことがおすすめです。
頭で考えるだけでは分からない「しっくりくる感覚」を、プロと一緒に見つけていく。そんな家づくりのプロセスもまた、自然素材との付き合い方のひとつです。

まとめ

自然素材は、ただ建材として「使う」ものではなく、住まいと一緒に時を重ね、育っていく存在です。無垢材の床に刻まれた傷も、色づいた石畳も、空気を整えてくれる漆喰の壁も——すべてが、暮らしの一部として“味わい”になっていきます。

もちろん、手間や注意点もありますが、それ以上に、素材と向き合うことで得られる安心感や、自然とともにある暮らしの豊かさがあります。

変化を楽しみ、手をかけながら育てていく。そんな暮らし方に惹かれる方にとって、自然素材はきっと心強い味方になってくれるはずです。

新ブランド「ナチュリエ」は、裸足でも心地よい無垢の床やぬくもり感のある自然素材を使った塗装など素材にもこだわり、家族とともに時を重ねていくほどに愛着が増していく、そんな家をご提案します。

ナチュリエの魅力をもっと知りたい方は、ぜひ資料請求をお申し込みください。また、モデルハウスオーナーとしてナチュリエの家に住んでみたい方も募集中です。家族の未来を共に創り上げる第一歩を踏み出してみませんか?

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モデルハウスオーナー募集はこちら:https://sumikouhome.co.jp/2024/10/7404/

この記事を書いた人

住広ホーム株式会社(インターデコハウス秋田・ナチュリエ秋田) 取締役統括部長/営業 畠山 雄大(はたけやま たけひろ)
  • 宅地建物取引士
  • 2級ファイナンシャルプランニング技能士
  • 住宅ローンアドバイザー

ファイナンシャルプランナーの目線で、住宅を検討しているお客様の家づくりのアドバイスをさせていただいております。いつでもご相談いただければと思います。

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