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無垢材の床は、季節ごとに、そして年月を重ねるごとに、表情を変えていきます。その豊かな変化を活かすには、家具の選び方がとても大切。床の色合いや素材感と家具の組み合わせ次第で、空間の雰囲気は大きく変わります。
この記事では、無垢材フロアをもっと楽しむための家具コーディネート術を7つの視点からご紹介。「北欧ナチュラル」「ライトカフェ風」「ヴィンテージシック」など、樹種別のおすすめスタイルや、時間とともに育つ床の色を味方にするヒントもお伝えします。
無垢材の家に暮らす方も、これから計画中の方も、“家具と一緒に育つ暮らし” をイメージしながら読んでみてください。
目次
無垢材の床は、新築時が完成形ではありません。太陽の光や日常の暮らしの中で、少しずつ色味や艶を増し、住まいに深みを与えてくれます。こうした「経年変化」を理解しておくと、家具選びに失敗しにくく、長く心地よい空間を楽しむことができます。
木材は紫外線や空気に触れることで酸化し、徐々に色が濃くなっていきます。特にオークやパインは、年月とともに明るいベージュから“飴色”へと変化するのが特徴です。
この変化は「古びる」のではなく「育つ」もの。明るい家具を選んでおけば、経年による床の色づきと自然に調和しやすく、逆に濃い色の家具を合わせると、数年後に落ち着きのある重厚感が生まれます。
無垢材フロアに合わせる家具の色は、大きく次の3つの方法で考えると安心です。
▶同系色でまとめる
床と近い色味の木製家具を選び、自然な統一感を出す。北欧ナチュラルにおすすめ。
▶濃淡をつけてコントラストを楽しむ
明るい床に濃い家具を合わせると、奥行きとメリハリが生まれる。ウォルナットや黒アイアンなどが好相性。
▶異素材をアクセントにする
木と金属、木と布、木とラタンなど、異素材をバランスよく取り入れると、飽きのこない空間になる。
無垢材フロアの魅力は、樹種ごとにまったく異なる個性を持つこと。明るく軽やかな雰囲気から、重厚で落ち着いた空間まで、床材の色味や質感に家具の選び方が大きく関わります。ここでは代表的な樹種ごとに、家具とのおすすめ組み合わせを紹介します。
オークの床はベージュ〜明るいブラウンの色調で、ナチュラルテイストに最適。同じオーク材の家具で揃えると統一感が生まれ、白スチールやファブリックを加えると北欧らしい軽やかさが引き立ちます。観葉植物を合わせれば、より柔らかな雰囲気に。
パイン材は黄みがかった明るい色合いが特徴。時間が経つと飴色に変化するため、ラタンの自然な編み込みや生成りの布張り家具と好相性です。軽やかで居心地の良い「カフェのような空間」を演出できます。小ぶりのソファや丸テーブルを選ぶと、可愛らしい印象に仕上がります。
深いブラウンが特徴のウォルナット床は、落ち着いた大人の空間づくりにぴったり。ここにブラックアイアンを組み合わせると、空間にシャープさが加わり、ヴィンテージシックな雰囲気に。レザーソファや古材風のテーブルを合わせれば、重厚感のあるリビングを演出できます。
無垢材フロアの大きな魅力は、年月とともに色が深まり、住まいの雰囲気が少しずつ変化していくことです。家具を選ぶ際には「今の見た目」だけでなく、「数年後にどう馴染んでいくか」を意識しておくと、長く心地よい空間を楽しめます。ここでは、代表的な組み合わせの“時間の経過と色の関係”をイメージしてみましょう。
新築時のオーク床は淡いベージュ、メープル家具も明るい色合いで、少しコントラストがあります。
しかし、5年ほど経つとオーク床が飴色に変化し、メープル家具と色調が近づいて自然な統一感が生まれます。「新しいのにどこか落ち着く空間」が、時間の経過とともにさらにしっくり馴染んでいくのです。
パイン床は黄みがかった明るい色から、10年後には深みのある飴色へと変化します。
当初はグレーの布ソファと軽やかなコントラストを楽しめますが、時間が経つほどに床の色が濃くなり、グレーの落ち着いた色合いと調和。結果として「シンプルで大人っぽいリビング」に育っていきます。
無垢材の床や家具は、ただ「使う」だけでなく「育てていく」楽しみがあります。定期的なお手入れをすることで、経年変化がより美しく表れ、住まい全体に深みが増していきます。ここでは簡単にできるメンテナンス方法をご紹介します。
無垢材の家具や床は乾燥しやすいため、半年〜1年に一度のオイル塗装がおすすめです。
1. 表面のホコリや汚れを拭き取る(固く絞った布で軽く拭く)
2.サンドペーパーで軽く磨く(細かい傷や汚れをならす)
3.オイルを布に含ませ、木目に沿って薄く塗る
4.乾拭きして余分な油分を拭き取る
ワックスは自然素材由来の「蜜蝋ワックス」や「オイルワックス」がおすすめ。仕上がりにほんのり艶が出て、木の温もりを守ってくれます。
無垢材は水分を吸収しやすいため、コップの輪ジミや小さな凹みができやすい素材です。
アイロンにあて布をして、低温で軽く押さえると、木が膨らんで跡が目立ちにくくなります。
濡らした布を凹みに置き、その上からアイロンを当てると、木が膨張して元に戻りやすくなります。
コースターやランチョンマットを使う、家具の脚にフェルトを貼るなど、ひと手間で長持ち度がぐんと上がります。
20帖前後のLDKは、広さがあるからこそレイアウトで雰囲気が大きく変わります。無垢材の床をベースにした空間では、家具の配置やゾーニングが“素材感を引き立てる鍵”になります。ここでは、家具の配置バランスと小物を使った工夫を具体的に見ていきましょう。
20帖(約33㎡)のLDKなら、ダイニング:リビング:通路を「3:5:2」程度の割合でゾーニングするとバランスが取りやすくなります。
テーブルとチェアのセットを置くのに十分。チェアの後ろには70〜90cmの引きしろを確保すると、動線が快適になります。このスペースは節や木目の表情を楽しめる場にもなります。
ソファは低めを選び、床面積を広く見せるのがポイント。ソファ前にラグを小さめに敷けば、無垢床の広がりとラグの対比が生まれ、素材感が際立ちます。ソファとTVボードの距離は2.5〜3m程度が目安。ソファ後ろには60〜80cmの通路スペースを空けると、圧迫感なく動けます。
動線部分は家具を置かず、無垢床の“素の表情”を見せるエリアに。光の当たり方で色味の変化も楽しめます。
広いLDKは、そのまま使うと“だだっ広い空間”になりがちです。無垢材の床を活かすには、ラグや照明を使ってゾーニング(役割分け)を意識するのがおすすめです。
床全面を覆わず、あえて小さめサイズを選ぶと、無垢床の見える部分が増え、木目のリズムが映える。毛足の長いラグなら床の硬質感とのコントラストが生まれ、平織りラグなら木肌のナチュラルさが強調されます。
ダイニングテーブル上に吊るすと、床に柔らかい陰影が生まれ、経年変化で深まる木色の味わいを強調。
ソファ横に置くと、床に光のグラデーションが広がり、夜は木の色合いがより深みを増し、落ち着いた雰囲気を演出してくれます。
家具配置で「床を隠しすぎない」こと、ラグや照明で「床を演出する」こと。この2つを意識すれば、無垢床の魅力を存分に楽しめるLDKに仕上がります。
無垢材の床に合う家具を選ぶときは、「欲しいものから順番に買う」よりも、計画的に揃えることが大切です。ここでは、コストを抑えつつ長く愛用できる家具の買い方を紹介します。
家具はサイズが大きいものから決めると、失敗が少なくなります。最初に選ぶべきはソファやダイニングテーブル、ベッドなどの大物家具。これらは空間の印象を大きく左右するため、床との相性を第一に考えるのがポイントです。
次に小物や雑貨を追加していきます。ラグやカーテン、サイドテーブルなどは、大物家具に合わせて選ぶことで全体に統一感が生まれます。
逆に小物から先に買うと、最終的にテイストがちぐはぐになりがち。床と大物家具の組み合わせを基準に進めるのがおすすめです。
無垢床の家は、経年変化が楽しめる空間。家具も「新品だけ」にこだわらず、リユースやリメイクを取り入れると雰囲気がぐっと増します。中古家具店やヴィンテージショップを活用するのも一つの手です。使い込まれた木の風合いが、床の経年変化とよく馴染みます。
オイル塗装やペイントでリメイクすることもできます。明るい色の床にはホワイト塗装、濃い色の床にはダークオイル仕上げといった工夫で統一感を演出できます。
あまり手をかけずに簡単にアレンジしたいという方は座面張り替えや取っ手交換がおすすめ。布や金物を変えるだけでも、ナチュラルで個性的な表情に印象が変わります。
新品家具と中古家具をミックスすることで、無垢床の「育つ色」と調和した温かみのある暮らしを実現できます。
無垢材の床は、年月とともに色合いや質感が変化し、住まいの表情を豊かにしてくれます。そこに合わせる家具もまた、暮らしの中で使い込み、味わいを増していく存在です。
床の色の変化を見越した家具選び、ゾーニングやレイアウトの工夫、そしてメンテナンスを重ねることで、“家と家具が一緒に成長する暮らし”が叶います。
無垢材の床や家具のコーディネートなど、今回の記事に興味を持ち、実際に見てみたいと思った方は、ぜひモデルハウスへお越しください。無垢材の質感や雰囲気など、実物を見て感じ取れることがたくさんあります。
週末は混雑することもあるため、事前の来場予約がおすすめです。ゆっくりと過ごせる時間を確保して、納得のいく家づくりの一歩を踏み出しましょう。
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ファイナンシャルプランナーの目線で、住宅を検討しているお客様の家づくりのアドバイスをさせていただいております。いつでもご相談いただければと思います。
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