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輸入住宅で人気の間取りは?失敗しないためのポイントも紹介

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輸入住宅で人気の間取りは?失敗しないためのポイントも紹介

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの畠山です。

賃貸では決まった間取りの中でどのように暮らすかを考えて、それに合わせて家具なども配置しなくてはなりません。大きさやバランスが合わなくてもどうにか無理やり収めるというケースも多いでしょう。

一方、輸入住宅では間取りを自分好みに決められるのが魅力の一つです。「キッチンは広くしたい」「趣味の部屋がほしい」「吹き抜けにしたい」「好きな家具をおしゃれに置ける部屋にしたい」など、理想の輸入住宅のイメージがいろいろ思い浮かびますよね。

ですが、そのイメージを間取りに落とし込んで考えられている人はそう多くはありません。家全体の間取りを考えるには、実際に生活してからのことをイメージして部屋数や広さ、形、部屋どうしの関連性、配置などを具体的に細かく考える必要があります

しっかり考えないと、住み始めてから思わぬ苦労をすることになってしまいます。自由に決められる間取りだからこそ、失敗例も多く、ゼロから考えるのはとても難しいものなのです。間取りで失敗しないためのポイントをおさえておきましょう。

今回ご紹介する事例は全国のインターデコハウスの事例も含まれていますのでご了承ください。

輸入住宅の間取りの特徴は?日本の住宅との違い

輸入住宅と日本の住宅の間取りに違いはあるのでしょうか。輸入住宅の間取りの特徴をご紹介します。

このプランはインターデコハウスのスパニッシュの間取りの一例です。オープンプランニングといって、2階の居室や洗面ルームなどのプライバシーを守る部屋以外は部屋と部屋の仕切りがありません。

北海道や秋田など冬寒い地域では玄関からリビングへの動線に扉がないと寒く感じるという方もいらっしゃいますが、扉がなくても大丈夫なのです。

お客様によっては扉を設置する方もいますのでご要望があればお伝え下さい。

次に輸入住宅の間取りの特徴としては、家の正面(玄関面)の窓の位置が揃っていることです。上の図の間取りの建物がこちらです。

リビングとベッドルームBの窓の位置が揃っていて気持ち良いですよね。この間取りの場合は正面を含む2面の窓の位置が揃っています。

輸入住宅は外観デザインも特徴の一つですので、窓の位置や大きさを合わせる必要があるのです。そのため、間取りの制約も一部出ることがあります。

外観によって窓の位置が決まってくるため、室内側から見た時に「この場所に窓?」というようなことが稀に発生してしまうこともあります。

それだけ、輸入住宅では外観デザインを重要視しているということです。一方日本の住宅は間取りから優先的に作っていくことが多く、窓の位置が不揃いになることもあります。

しかしこれは使い勝手を優先しているためなので、どちらが正解というわけではありません。どちらも正しいのです。

インターデコハウスで輸入住宅をご検討中のお客様であれば、どの外観デザインが好きかというところから家づくりのお話をさせていただければと思います。

輸入住宅で人気の間取り

次に輸入住宅(インターデコハウス)で人気の間取りをご紹介します。

インターデコハウスでは各外観デザインのバリエーションに対してそれぞれ推奨の間取りをご用意しています。建物の大きさもよく建つ大きさで長年のお客様の声や傾向を踏まえた間取りです。

インターデコハウスの外観デザインラインナップはこちら

・北欧スタイル:ルオント

北欧スタイル「ルオントの間取りの代表的な例です。」リビングとダイニングが廊下でつながっているのが特徴です。

北欧スタイルの代表的な例ということで、リビングではリラックスしてくつろいでほしいという想いがあるためダイニング・キッチンとは独立させた間取りになっています。

しかしこのような横長の間取りの場合は、間口が広い土地が必要になるためどの土地でも建築できるというわけではありません。

コの字型の間取りなのでインナーバルコニーをつくってウッドデッキをつくることで外からでもリビングとダイニング・キッチンがつながりを持つことが可能になります。

リビングとダイニング・キッチンをつなぐ廊下があることが外観デザインからもわかりますよね?

外観デザインは上下2色のサイディング貼り分けを推奨しています。上部縦張りサイディング・下部横張りサイディング若しくは塗り壁という仕様が人気です。

・北欧スタイル:ヘルミ

玄関からリビング・ダイニングまでのオープンプランニングが特徴です。さらに、パウダールームを含む回遊動線になっています。

回遊動線は輸入住宅といわずに人気の間取りですよね。特に小さなお子様がいらっしゃるご家庭などでは手洗いに直行できるのがポイントになってくるのではないでしょうか。

2階にはウォークインクローゼットの手前にワークスペースが確保されていますので在宅勤務の方にはありがたいスペースですね。

外観は正面の窓の位置が揃っているのがデザイン的にも特徴的ですね。間取りを見ても窓の位置が自然に配置されています。

このように外観デザインとしての窓、機能性としての室内側から見た窓の位置が人気の間取りの特徴です。

・北欧スタイル:グリューネ

グリューネもルオント同様にリビングとダイニング・キッチンスペースが分かれている間取りです。北欧スタイルの過ごし方を体感できる人気の間取りです。

玄関横にワークスペースがあるのが特徴で、趣味のスペースとして活用できます。スノーボードやスケートボードなどのメンテナンスやDIYの作業スペースとして活用することが可能です。

・南欧スタイル:プロヴァンス

プロヴァンスは人気ナンバー1の商品です。外観デザインからは間取りがどうなっているのか不思議に思われる方もたくさんいらっしゃいます。

総2階の間取りなので無駄のない間取りをつくることができます。掲載している間取りは玄関横にワークスペースがあったり、ママルームがあったりと家の中でも楽しんだりくつろいだりする空間が設けられています。

お風呂を2階に設置していることで1階部分は広々とスペースを活用することができます。

また、2階にお風呂があることで主寝室と洗面ルームを直線で繋げることが可能になるため、将来の老後のことを考えても便利な間取り動線になっています。

・南欧スタイル:レコルト

大屋根タイプのレコルトのような建物に憧れる方もいらっしゃいますよね。このような大屋根の建物の外観は見たことがあるけど中の間取りがどうなっているかは知らないという方もいるのでは?

1階は窓の配置や建物の方角を考えてキッチン・リビング・ダイニングが続いている間取りです。リビング階段の4段目までがオープンな手すりになっているのでさらに広く感じます。

気になるのは2階の間取りです。色がついている部分が屋根の部分です。飛び出しているのがドーマーと呼ばれる窓部分です。

このようにドーマー付きの部屋が廊下でつながっています。階段の壁面には一面の収納棚を付けることも可能です。

・南欧スタイル:スパニッシュ

こちらはインターデコハウスで人気のスパニッシュの間取りです。広々とした3LDKで外観からもわかるように、バルコニーがデザイン的にも特徴になっていますよね。

バルコニーは主寝室から出入りができるようになっています。各部屋に収納もあり、推奨プランでは将来子供部屋を2つに仕切ることができるように扉が2枚設置されています。

壁をつけたり、家具で仕切ったりもすることが可能です。お子様が小さいうちは広々とした遊びスペースとして大活躍する間取りです。

・南欧スタイル:フレンチ

スパニッシュでご紹介した間取りとこのフレンチも間取りはそっくりですよね。そうなんです。インターデコハウスは外観の形状が同じタイプの建物は間取りもほぼ同じで建てることが可能なのです。

外観デザインに特徴のある輸入住宅だからこを、人気の間取りと外観デザインを推奨提案できるのは人気の証です。

・南欧スタイル:アルル

こちらも外観デザインに特徴のある南欧テイストのアルルです。間取りも人気のリビング階段だけではなく、広々としたウォークインクローゼットや手前のワークスペースは今だからこそ注目したい間取りのポイントですね。

玄関横にもワークスペースがあるのた助かりますよね。

・北米スタイル:レイズ

北米スタイルのレイズはカバードポーチが外観的には気になるポイントですよね。玄関ーユーティリティーパウダールームの一直線繋がりは暮らしてみるとわかる便利な動線なんです。

キッチン・ダイニングスペースとリビングスペースが適切な距離で良い雰囲気です。実際の事例はこちらからも見てみてください。

・北米スタイル:コロニアル

コロニアルの間取りの人気ポイントは広々玄関収納とリビングから出られるカバードポーチですね。

また、フリールームは在宅勤務などで利用できるワークスペースとしても大活躍できます。キッチンやリビングからの目線も届くのでお子様の勉強スペースとしても活用することが可能ですね。

実際の間取り図とお部屋を紹介

まずは実際に建てられたオーナー様の間取りをご紹介します。

『いずれ子育てを卒業したときの暮らしも見据えて』

S様(夫婦+お子様2人)

かわいらしい2人のお子様にたっぷりの愛情を注ぎながら子育て真っ最中のS様ですが、家づくりでは子どもたちが巣立った後のずっと先を見据えている様子がうかがえます。

「子どもたちはいずれこの家を巣立っていきます。むしろ、ふたりになってからの暮らしの方が長いかもしれません。そう考えると、広すぎる家を建てても持て余してしまう気がして」と話すご主人。

奥様もうなずきながら、お掃除が行き届くサイズの家がちょうどいいと話してくれました。

そんなS様の家には限られたスペースを広く開放的に演出する工夫が随所に見られます。例えばダイニングスペースはキッチンと向き合う造作カウンターで一体化しています。キッチンの後ろには見えないようにパントリー(食品庫)が配置されています。

すぐ目の前がキッチンなので、お料理しているママの姿を見ることができますし、出来立てをそのまますぐに出せるので食事時間も効率よく便利ですね。ダイニングテーブルがない分、リビングもすっきり広々した空間になっています。

また、リビング横の階段は板も手すりも室内と同じ白をベースにブルーグレーの色を部分的に配色して遊び心をプラス。

階段下にはお子さんが隠れて遊べるようなスペースを作り、そこに面する蹴込み板をなくしています。お子さんが入って遊んでいても、キッチンからもしっかり目が行き届くので安心です。

2階の主寝室には大容量のウォークインクローゼットとご主人の書斎スペースがあります。別の洋室には内窓が設置されていて、吹き抜けをのぞくとちょうどリビングの様子が見えるようになっています。2階にいても家族の存在を身近に感じられる間取りになっています。

S様邸は収納スペースもしっかり確保しています。キッチンにはパントリー、主寝室にはウォークインクローゼット、そして玄関にも靴をたっぷり収納できるシューズクローゼットを広めに設けています。

奥にはハンガーで上着をかけられるようになっていて、おでかけもスムーズにできます。ベビーカーを置いても余裕のある広さがうれしいですね。

ウッドデッキはご主人がサッカーのリフティング練習をしたり、家族でバーベキューをしたり多目的に使えるように設置。お子さんと並んで日向ぼっこするにもいいですね。

 

S様邸の間取り図はこちらになります。

【DATA】
敷地面積/204.44㎡(61.84坪)、延床面積/97.24㎡(29.41坪)
1階面積/50.02㎡(15.13坪)、2階面積/47.22㎡(14.28坪)

『憧れのガレージで趣味に没頭する贅沢な時間』

I様(夫婦+お子様1人)

家づくりでご主人が一番こだわったのが趣味の世界に没頭できるガレージを作ること。家を建てる前からマイホームよりもマイガレージが欲しいと話していたそうです。

完成したガレージには、ルアーフィッシングの道具やバイクなど趣味の物がたくさん置いてあり、ここで釣り竿の手入れをしたり、バイクのメンテナンスをしたりして過ごしているそうです。ガレージのすぐ横にはご主人の書斎も設けました。

「息子が大きくなったら一緒に楽しめる趣味を持って、男同士の時間を楽しめたらいいですね」と新しい夢が膨らんでいました。

奥様のお気に入りはリビングの吹き抜けの窓。日中は陽が射して部屋を明るく包み込んでくれ、夜になると月明りがやさしく照らしてくれます。息子さんも月が出ているとうれしそうに教えてくれるそうです。

子ども部屋には吹き抜けからのぞけるように小窓を設置。顔をのぞかせる息子さんとのコミュニケーションツールにもなっています。

マイホームに引越してきた時に「この家には息子の成長とこれからの私たち家族の歴史が刻まれていくんだな」と思ったと言う奥様。

暮らし始めて3年が経ち、実際に息子さんを中心に笑顔に包まれる日々を過ごされている様子がうかがえました。

【DATA】
敷地面積/317.62㎡(96.08坪)、延床面積/140.39㎡(42.47坪)
1階面積/90.41㎡(27.35坪)、2階面積/49.98㎡(15.12坪)

どちらのオーナー様も住んでからの憧れの暮らしをしっかりイメージして理想のマイホームを建てられました。取材中に見られたご家族の笑顔や楽しそうにお話してくれる様子からも満足のいく家づくりをされたのが伝わってきました。

輸入住宅の間取り決めで失敗しないためのポイント

まずは間取りを考える前にしておくべき基本のポイントをご紹介します。

①具体的にイメージして、リストアップ

完成後のマイホームでどんな暮らしがしたいかを考えながら、仕上がりを具体的にイメージしてみてください。何部屋必要で、それぞれの配置はどうなっていますか?収納は足りていますか?

イメージできたら書き出してみましょう。間取りやインテリアを考える際に一番ヒントになるのは、現在の住まいの快適で気に入っているところや不満なところです。気に入っているところはそのまま近い形で残してもいいですし、不満なところは改善点として反映できます。

リストアップしたら、優先順位もつけておきましょう。限られた予算内でどこに費用をかけるかも判断しやすくなります。

②建てられる建物の大きさを把握しておく

敷地に建てられる家の大きさの目安は予め把握しておきましょう。間取りを考えていたら、実際の敷地以上の床面積になってしまった…なんてことも起こりえます。

③日当たりや風通しの良い快適な場所をリビングやダイニングに

家の方角なども考えて部屋の配置を考えましょう。家族が集うリビングやダイニングは一年を通して最も日当たりが良く、通風しやすく、窓からの眺めも良い快適な場所に配置したいですね。

他の部屋の配置も家族の生活リズムなどを考慮して、日当たりや通風、隣家と面する部分などの条件を踏まえて優先順位をつけていくといいでしょう。基本的に建物の東側が一番良い場所と言われており、リビングや寝室、子ども部屋などの配置が人気のようです。

④先の変化を見越したプランを

例えば、今は小さなお子さんたち。広い空間で自由にのびのびと遊ばせたいし、部屋も分けずに一緒にしておきたい。でも、いずれ大きくなった時にはそれぞれの部屋を持たせてあげたいと思うはず。

そんな時は子どもたちが大きくなった時に壁を作って仕切り、部屋を2つに分けれるような間取りにしておくといいですね。

そしてまた子どもたちが独立して家を出ていったときには必要に応じて壁を撤去することもできます。こうしたプランは先輩オーナー様の間取りでも多く見られます。

⑤窓の配置は要注意

間取りの失敗で一番多いのが窓の配置です。お隣や近所などの外的要因も考慮して考えなければなりません。自分の家の窓が隣家の窓と向かい合わせになってしまったら…気まずいですよね。先に建っているお宅への配慮もしつつ、窓の大きさや配置は確認して進めていきましょう。

間取りに重要な「生活動線」

生活動線を考えるには、「家事動線」「通勤動線」「衛生動線」「来客動線」と大きく4つの種類があります。

家事動線とは、家事の効率を図るもので、例えば料理を作ってテーブルに出し、片づけるまでの動線、脱衣所から洗濯機、洗濯機から物干し場までの動線です。

通勤動線とは、家庭内での朝の通勤・通学ラッシュ時、洗面台やトイレなどの利用を考えた動線です。一度に複数人が重なってしまうとケンカになったり揉めたり..。それを解消するためにスペースを広くとったり、トイレは1階と2階にそれぞれ設置したりが考えられます。

衛生動線では、水廻りを1か所にまとめるのが良いでしょう。工事費が抑えられたり、メンテナンスがしやすいなどのメリットがあります。

来客動線は、お客様が来た時に玄関からリビングや客間に通すまでの動線になります。なるべくプライベートスペースは見えないようにしたいですね。

いろいろ書きましたが、一番は家事動線ではないでしょうか。共働きの家庭が増えている中で、家事をいかに効率よく時短できるかというのは皆さん考えられていることでしょう。シンプルに無駄なく快適に生活できるように家事動線はしっかり考えておく必要があります。

下の記事では、「北欧住宅ならではの間取りの工夫」というタイトルで間取りに関することを書いています。北欧住宅ならではと言ってもマネしたり参考できる部分は多くありますので、気になる方はぜひ読んでみてください。

 

 

まとめ

間取りを決めるには考えなければならないことがたくさんあります。ですが、一番大切なのは新しい輸入住宅でどんな暮らしがしたいのか、将来の暮らしの変化も見据えて具体的にイメージすることです。そして、そのイメージを形にするためにはどうしたらいいかを考えてみましょう。

要望を書き出して優先順位を付け、それを施工会社にしっかり伝えてください。私たち家づくりのプロが実現するためのお手伝いをします。自分たちだけではうまくまとめきれなくても、ヒアリングさせていただきながら一緒にお客様の理想のお家を考えさせていただきます。

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この記事を書いた人

住広ホーム株式会社(インターデコハウス秋田・COZY秋田) 取締役統括部長/営業 畠山 雄大(はたけやま たけひろ)
  • 宅地建物取引士
  • 2級ファイナンシャルプランニング技能士
  • 住宅ローンアドバイザー

ファイナンシャルプランナーの目線で、住宅を検討しているお客様の家づくりのアドバイスをさせていただいております。いつでもご相談いただければと思います。

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