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こんにちは、ファイナンシャルプランナーの畠山です。
雑誌やSNSなどを見ているとおしゃれで素敵なインテリアコーディネートの部屋が紹介されていて、興味のある人はそういった写真を目にする機会も多いと思います。「素敵だな~」「こんな部屋に暮らしたい」「真似したい」など思ってしまいますよね。
でも、実際には「コーディネートのことなんてよくわからないし、知識もないから無理」「真似したいけど、何から手をつけていいの?」「初心者にはハードルが高いな」と手を付けられずに諦めてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
おしゃれな部屋づくりにはちょっとしたコツがあります。そのコツをおさえて、テイストにあったアイテムを取り入れることで雰囲気のある部屋づくりができます。
家で過ごす時間が多い今だからこそ、インテリアのコツを知って快適で居心地の良いおしゃれな空間づくりを一緒にしてみませんか。
今回は癒しのくつろぎ感がある、女性にも男性にも人気の北欧テイストについてレイアウト・インテリアのコツを解説していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
暮らしやすさを考える上で一番大切なのが「動線」です。生活動線を考えた時に、最短距離で目的の場所までスムーズに行けるようなレイアウトにしましょう。
移動が短くなれば、ストレスや無駄がなくなり、部屋の使い勝手も良くなります。通り道を遮るような位置にある家具は配置を考え直してみたり、できるだけ不要な家具は置かずにスペースにゆとりを作るように工夫してみるといいですね。
ちなみに人が通るのに必要なスペースは以下のようになっていますので、参考にしてください。
▶横向きに通るスペース:45㎝~
▶正面を向いて通るスペース:55~60㎝
▶正面を向いて二人がすれ違うスペース:110~120㎝
限られた空間の中で背の高い家具や間仕切りで視線が遮られると、圧迫感を感じてしまいます。部屋を広く見せたり、余計なものを目立たなくして落ち着いた雰囲気にするためには、部屋に入ってきた時やソファに座った時など、それぞれの視点で視線が抜けているかを意識してみてください。
例えば、背の低い家具で揃えると前後左右に視線が抜けるので、室内が実際よりも広く感じられます。また、ソファに座った時の視線の先に開放感のある窓やインテリアグリーンが見えるようにするとゆったりくつろげるお部屋になりますよ。
背の高い家具は部屋の隅や壁際に置くようにしましょう。
一般的に、部屋の広さに対する家具の占有率は3分の1が理想的とされています。狭い部屋にぎゅうぎゅうに家具を置くと圧迫感を感じますし、逆に広い部屋にぽつんぽつんと置いてあるだけですと、殺風景な印象になってしまいます。
限られた空間をより広く見せるためには、まとまった空間を確保することが大切です。そのためには家具を壁際にまとめてレイアウトしたり、椅子を使わずに床に座るスタイルにしたり、床の見え方でも部屋の広さの感じ方は異なります。
また、先ほど「視線の抜けを作る」のところでも書きましたが、家具を目線より低い高さで統一すると、空間がより広く感じられます。奥行のない家具を選ぶことでも部屋を広くすることができます。
フォーカルポイントとは、自然に視線が引きつけられる場所のことを言います。このフォーカルポイントを作ることで、部屋に広がりや立体感、テーマ性が生まれ、インテリア効果を倍増させます。
具体的に言うと、ドアを開けてまず最初に目に入る正面の壁に、人を惹きつけるようなアートを飾ったり、部屋に大きな観葉植物を置いたりします。
ソファに座った時も同様、目線がいく正面には、壁に写真やアートを飾ったり、フラワーアレンジメントを置くなどして、視線を導くように工夫してみましょう。
フォーカルポイントをたくさん作ってしまうと視線があっちこっちに散乱して落ち着かず、効果も半減してしまいます。一点に視線が集中しやすいように、見せたいものを絞ることがポイントです。
遠近法とは絵画で使われる技法で、遠くのものを小さく、手前のものを大きく描くことで、実際に目で見ているのと同じような奥行き感を表現することができます。
遠近法はインテリアのレイアウトにも応用することができ、手前には大きな家具を置き、奥に行くほど家具を低くすることで実際よりも奥行きが生まれ、部屋が広く感じられます。
また、濃い色の家具を手前にし、薄い色の家具を奥にレイアウトするのも効果的ですよ。
インテリアコーディネートをする上で色は部屋の印象を決める重要な要素の一つです。色の使い方にもコツがあり、特に北欧テイストの部屋にするなら配色バランスについては知っておいてほしいところ。
配色バランスは下の3つから構成されます。
「ベースカラー」:壁・天井・床など、部屋の中で大きな面積を占める部分
「アソートカラー」:家具・カーテン・ラグなど2番目に大きな面積を占める部分
「アクセントカラー」:クッション・インテリア雑貨・花・観葉植物など
この3つの比率を上から「7:2.5:0.5」にするとバランス良くまとまりやすいとされていますので、インテリアの色を決める際にはこの比率をベースにすると良いでしょう。
後ほど、オシャレな北欧レイアウト・インテリア実例を紹介しますので、色の組み合わせ方や配色バランスがどのようになっているかチェックしてみてください。
まずは部屋の基調となるベースカラーから決めていきます。北欧テイストでよく使われるのは白やベージュ、グレーといった明るめの淡い色です。部屋を広く見せる効果もあるのでおすすめです。
快適に過ごすためには、飽きのこない、落ち着いたベーシックカラーを選びましょう。そうすれば、アソートカラーやアクセントカラーも合わせやすく、コーディネートの幅も広がります。
アソートカラーに分類されるテーブルやベッドなどの大きめの家具は木製のものを選ぶことが多いです。木のぬくもりと木目の美しさが感じられるシンプルなデザインの家具を選ぶとぐっと北欧テイストに近づきますよ。
全体的に統一感のある雰囲気にしたい場合はベースカラーと同系色でまとめたり、メリハリやインパクトのある空間にしたい場合は敢えてベースカラーと対照的な色を選ぶなど、アソートカラーの取り入れ方は作りたい雰囲気に合わせてさまざまです。
一色に絞らず、複数の色を取り入れるのもおもしろいですね。その場合は色のトーンを揃えるようにしましょう。色彩が織り成すハーモニーや深みが生まれて色使いを大切にする北欧らしい空間に仕上がります。
北欧インテリアにはブラウン、ブルー、グリーンといった地球の大地や自然物をイメージさせるアースカラーや、くすみカラーと言われる少し灰色がかかったグレイッシュトーンなどもよく使われています。こうした色も調和が取りやすいので、アソートカラーやアクセントカラーとして取り入れやすく、おすすめです。
引用元: https://www.color-site.com/pccs_tones/grayish
アクセントカラーはその名の通り、部屋のアクセントとして取り入れる色になります。落ち着いた色の中に鮮やかな色が加わると、ぱっと目を引きますよね。少しポップな色を入れて遊び心をプラスしてもいいですし、同じ系統の色でも濃淡でアクセントを付けることもできます。
ナチュラルテイストの部屋でまとめたいのであれば、強めの色を入れるよりも花や観葉植物など自然そのものが持つ鮮やかな色をアクセントカラーとして用いるのもOKです。
難しそうと感じるかもしれませんが、配色バランスに気をつけながら北欧カラーを取り入れれば失敗することはありません。ぜひカラーコーディネートも楽しみながら、インテリア選びをしてみてくださいね。
北欧の雰囲気に近づけるには布張りソファでくつろぎ感を演出しましょう。色は白もしくはグレーがおすすめです。この二色であれば、どんな色・柄ものでも合わせやすいので、北欧デザインのクッションも選びやすくなります。
ソファで色味を加えたい場合にはアースカラーもおすすめです。また、ソファでアクセントを出したいという場合には濃いめの色や柄のものを選んでも良いでしょう。その場合はソファの色や柄に合わせてカーテンやクッションを選んでいきましょう。
脚や肘などの部分に木を使ったデザインのものを選ぶと北欧感がさらにアップします。空間に木の素材感やあたたかみがプラスされます。
引用元:https://www.receno.com/two/noana2.php
引用元:https://item.rakuten.co.jp/w-itsuki/834-mo3/
引用元:https://www.receno.com/couch/rect-se.php
北欧の照明はデザイン性が高く、おしゃれなものが多いので、シンプルなデザインの北欧インテリアとは好相性です。あたたかみのあるやわらかな明かりが室内をやさしく包み込んでくれます。
ペンダントライトは敢えて視界に入る低めの高さに吊るすのが北欧スタイル。例えば、ダイニングテーブルでの適正な高さは60~65cm。ですから、北欧の照明は眩しすぎないように電球が直接見えないように配慮されたグレアレスデザインになっています。
ペンダントライトで北欧カラーを取り入れるなら、シェードの素材や色でチェックしてみましょう。木が使われているものやコットン素材のものもあります。下の写真のようにカラフルなものもあるので、部屋のアクセントにすることもできます。
引用元:https://kanademono.design/products/pdl-126
引用元:https://online.actus-interior.com/shop/actus-online/item/view/shop_product_id/24313
ブルーやグリーンなどの自然を連想させる色は北欧テイストを作るのによく選ばれます。シンプルな幾何学デザインも北欧インテリアとの相性は抜群です。
毛足が長めのシャギーラグはシンプルデザインの北欧のナチュラル家具と合わせると素敵ですよ。同じ色合いや素材のスローと合わせるととてもおしゃれになります。
引用元:https://www.rug-andmore.com/?pid=165561130
毛並みがふわふわのラグを置くと、見た目が豪華ですし、肌触りの心地良さとあたたかさで、とてもくつろげるお部屋になります。
引用元:https://www.rug-andmore.com/?pid=142705183
北欧テーブルというと、やはり風合いと手触りを楽しめる木目が美しい天然木製がおすすめです。特にオークやピーチなどはやさしい木目が魅力です。また、ビンテージ感を求めるならチーク材を選んでみてはいかがでしょうか。
テーブルの脚はまっすぐでシンプルなデザインのストレートレッグや床に向かって緩やかに細くなるテーパードレッグが主流です。
テーパードレッグはテーブルの内側から外側に向かって伸びていることが多く、上品で優美な印象が特徴的です。北欧デザインのシンメトリーなデザイン脚にもよく見られます。
北欧らしい加工が施された丸い天板のテーブルは人気が高いです。
引用元:https://www.covearth.co.jp/detail/511896.html
北欧デザインのカーテンはカラフルなものや大柄のものが多いです。北欧テイストの部屋はベースカラーが白く、シンプルなデザインのインテリアが置かれていることが多いので、カーテンの色柄をアクセントにプラスするのがバランス的にはちょうど良いくらいです。
引用元:https://www.bicklycurtain.com/
“北欧テイストの部屋に欠かせないアイテム”と言っても良いほど北欧インテリアとの相性は抜群で、初心者にも取り入れやすく、置くだけでおしゃれな空間に見せることができるので、インテリアの一つとしてとても人気があります。
観葉植物を置けば、家の中にいても自然とのつながりを感じられますし、加湿や空気清浄効果のほかにリラックス感も得られるのでおすすめです。
部屋に合ったサイズ、デザイン、育てやすさなど選ぶ上でのポイントがあります。どこにどのような感じで置くのかをイメージして選ぶようにしましょう。
観葉植物については『北欧インテリアには観葉植物がピッタリ!選び方のポイント』という記事で解説していますので、そちらをご覧になってみてください。
ウォールステッカーとは、その名の通り、壁を飾るシールです。デザインが豊富で誰でも簡単に壁を飾ったり貼り替えができるので、賃貸でも使用できると人気が高まっています。
誕生日、クリスマス、ハロウィンなどイベントに合わせてデザインを変えたり、部屋ごとにテーマを持たせて楽しむこともできます。
ウォールステッカーについては『北欧風におすすめのウォールステッカー!部屋別に紹介』という記事の方で部屋別のおすすめなどをお伝えしていますので、そちらも参考にしてみてください。
アートパネルは、ポスターや写真、絵などの作品を額に入れずにそのまま見せるように飾ったもので、作品の存在感を立体的に、より近くで感じることができます。
ファブリックをパネルに仕立てたファブリックパネルもアートパネルの一つです。マリメッコやアルテック、リサ・ラーソン、フィンレイソンなど有名な北欧ブランドのデザインを用いたファブリックパネルはとても人気があります。
ファブリックパネルはお気に入りの生地で好きなサイズのものを作ることができるので、ハンドメイドで販売されるなどより身近で取り入れやすいアイテムになっています。もちろん自分で作ることもできますよ。
アートパネルについては『簡単に取り入れられる北欧スタイルのアートパネル』という記事で詳しく解説しています。興味のある方は併せてご覧になってみてください。
それでは最後に、オシャレな北欧レイアウト・インテリア実例をご紹介していきましょう。
今回はインテリア初心者でもわかりやすく取り入れやすいように「北欧レイアウト・インテリアのコツを解説!初心者でも簡単」というタイトルでお伝えしてきました。
色の選び方や配色バランスのコツ、おすすめの家具やアイテムまでぎゅぎゅっとまとめてありますので、記事を読んでポイントをおさえていただければ、きっと失敗せずに北欧テイストのおしゃれな部屋を作ることができると思います。
出来るところからでも少しずつ変えていけば、部屋の雰囲気も変わっていくので、気が付いたらあれもこれもと色々変えたり取り入れたり、もっと変化を楽しみたくなるはずです。
この記事をきっかけに、ぜひ一歩踏み出してみてくださいね。
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