輸入住宅での失敗事例に学ぶ
こんにちは、ファイナンシャルプランナーの畠山です。ファイナンシャルプランナーの目線で住宅を検討しているお客様の家づくりのアドバイスをさせていただいております。
はじめての輸入住宅での家づくり、そこには失敗しがちな盲点が意外と多く潜んでいます。住みにくさや使いづらさなど、住んでみて初めて気づくことも多いんですよね。でも、一度建ててしまうと、そう簡単にリフォームしようというわけにはいきません。
「輸入住宅 失敗」と検索すると、さまざまな失敗例が出てきます。では、実際に家を建てた先輩たちは一体どのようなことで失敗したと感じているのでしょうか。ここではそうした失敗例を紹介しつつ、回避するためのポイントについても考えていきたいと思います。
これから家づくりを考えている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
輸入住宅でありがちな失敗例
広さでの失敗
- 予定していた場所に家具が入らない(サイズが合わない)
- ダイニングテーブルと照明の位置が微妙にずれてしまった
- リビングを広くするために玄関のスペースを削ったら、狭くて使い勝手が悪い
- リビングのドアと収納扉がぶつかる
- 寝室にベッドを置いたら、狭くて通れない
- バルコニーの幅が狭すぎて、洗濯物が干しにくい
収納での失敗
- 階段下収納が暗く、照明をつければ良かった
- 奥行を取り過ぎて、物が取りづらい
- 収納スペースを少なくしたら、物が増えてぎゅうぎゅうに
- 掃除機を置くスペースを考えなかっ
- クローゼットは広くしたのに、扉が狭くて出し入れするのに不便
設備・配線での失敗
- スイッチやコンセントの位置が使いにくい場所にある
- キッチンカウンターの近くにもコンセントが必要だった
- 照明が少なかった
- 床暖房のスイッチをリビングとダイニングで分けておけばよかった
間取りでの失敗
- 夏の暑さを考えて、ロフトに窓や換気口を付けておけばよかった
- 窓の位置が隣家の窓と同じ位置になってしまった
- 吹き抜けにしたら冷暖房が効きにくかった
- リビング横に設けた和室はほとんど使わず、物置きになっている
音トラブルの失敗
- 吹き抜けを設けたが、音が筒抜け
- 寝室を道路側にしたら、思ったより交通量が多く車の音が気になる
- 子ども部屋の音が1階に響いてうるさい
いかがでしょうか。ざっと見てもいろいろとあるものですね。 図面上だけでは見落としがちな点も多くあるのではないでしょうか。では、どうしたらこういった失敗を回避することができるのでしょうか。
具体的なシュミレーションが大事
まず最初に「どうして家を建てるのか」を家族で話し合って、明確にすることをおすすめしています。家を建てる理由や目的がはっきりすると、そのために必要なことが何かもわかりますよね。そうすれば、どこにお金をかけるべきか、削ってもいいところはどこなのかも見えてきます。
知識がなく、勉強不足で施工会社や営業担当者に任せきりにしてしまうというのも失敗する要因の一つです。
家を建てる目的と、そのためにどのような家にしたいのか、譲れないポイント、優先順位などはしっかりと決めた上で打合せに臨むようにしてください。あくまで主導は家を建てるご本人様です。 図面を見ているだけでは気づきにくいことも多くあります。大切なのは図面を見ながら、より具体的にイメージしてみることです。
家具は実際に置く位置とサイズを確認して、通路が狭くならないか、扉とドアがぶつからないかなどをチェックしておきましょう。家具はしっかり採寸しておけば、その場所に入るかどうかも確認できますね。 電気スイッチやコンセントの位置、数も実際の生活シーンを想像すると、どこにあれば使いやすいか、ここでは何に使いそうだからコンセントは何個必要などがわかります。
家具や家電の配置を図面に書き込んでみるといいでしょう。 どの部屋を何に使うかも明確にしておけば、必要以上に部屋を増やすこともせずに済みます。「和室は本当に必要?」「家族の共有スペースはここがいいね」など家族で確認しておきましょう。
イメージする時には朝から夜までの1日の動きをシミュレーションしてみることが大切です。生活動線は家族それぞれに異なります。朝など家族の動線が集中して混雑するところも出てきます。 できれば家族それぞれの動線を書き出すなどして共有しておくと、そういった混雑を避けるための対策も考えられますし、動線上で不便なところも見つけやすくなります。
リクルートが運営する住宅情報サイト SUUMO(スーモ)に『先輩136人の「しまった!ランキング」でわかった、失敗しない間取りのつくり方』という記事があります。記事では、先輩たちの「しまった!」体験ランキングと間取りづくりのためのチェックポイントが紹介されています。 そちらのチェックポイントを一部抜粋してご紹介させていただきます。
- 収納したいモノのサイズと、収納スペースの幅・奥行き・高さが合うか
- 収納内部に照明やコンセントを設置するなどの工夫があるか
- 置く予定の家具や家電などを、図面に書き込んで広さを確認したか
- ドアや収納扉を開けた状態で、使う家具を置いても余裕があるか
- 掃除機をかける際、コンセントの抜き差しの回数が少なくて済むか
- 窓やドアの位置が、隣家の窓やドアと向かい合わせにならないか
- 起きてから寝るまでの動線を書き込んでみて、不便なところはないか
上記以外にも細かいチェック項目が掲載されていますので、そういったチェックリストを参考にしてみるのもよいかもしれませんね。 下の記事では、輸入住宅の間取りで失敗しないためのポイントについてまとめてありますので、そちらもご参考にしてください。
輸入住宅は会社選び(相性)も重要
実は自分たちの価値観に合う会社を選べるかどうかも失敗しないためのポイントになります。「建ててからがはじまり」ということを忘れないでください。 どういうことかと言うと、建築会社とのお付き合いは家を建てている時よりも、建ててからのほうがずっと長いんです。
もし、家づくりの想いを共有できずにこうした方がいいと押し付けてくるような営業担当だったら…? もし、間取りや仕様決めをどんどん進めて、予算を大幅にオーバーしてもその後のフォローが誠意の感じられない対応をされたら…?
もし、打合せの内容が社内で共有されておらず、要望が反映されていない提案をされたら…? もし、建てた後のアフターサービスの質が悪く、そのうち連絡しても来なくなってしまったら…?
などなど、あくまで一例として出しましたが、こうしたことでトラブルが発生した場合、「違う会社に依頼しておけば良かった」「もっとしっかり調べてから依頼先を決めるべきだった」と後悔してしまいますよね。
そして、依頼先とのトラブルで関係が悪化してしまうと、長きに渡って相当なストレスを抱えることになります。価値観の合う会社を見極めるポイントは以下の4つです。
デザイン(家の雰囲気)がぴったりくるか
モデルハウスやオープンハウスなどの見学会で建物に入った時に感じるフィーリングはとても大切です。「好き」という感情や落ち着いてゆっくり寛げる心地良さが感じられたなら、そのデザインとの相性が良いのでしょう。
「なんか違うな…」と違和感を感じるようであれば、そもそもその雰囲気との相性が合っていないのかもしれません。それもまたご自身の正直な心の声です。
その場合は気持ちを切り替えて、また違うテイストの家を探せばいいのです。
家づくりの想いに共感できるか
どんな想いで家づくりにあたっているのかは各会社ごとにそれぞれ違います。ホームページやカタログで語られていることもありますのでチェックしてみてください。スタッフに訊いてみるのもいいですね。
共感できる部分が多ければ、きっとあなたの家づくりへの想いにも共感してくれるはずです。共感し合いながら楽しく話せる相手であれば安心してお任せできそうですよね。
フォロー体制
建てた後もお客様とのつながりと大切にしている会社はたくさんあります。例えば、「お客様感謝祭」。当社では毎年、年に一度夏祭りを開催し、オーナー様をご招待して楽しんでもらっています。
家づくりに携わっている大工さんや職人さんたちも総出で準備・運営にあたっています。建てた後も安心して長く付き合っていけることは重要なポイントですね。
アフターサービス
アフターサービスは会社によって内容に差があるので、チェックしておいたほうがいいでしょう。フットワークの軽さや情報量の多さなど地元の会社ならではの強みというものがあります。地元で長く愛されている会社はこうしたところも手を抜かずにしっかり行っています。
これらのポイントも踏まえつつ、しっかり情報収集して、しっかり会話して、比較しながらご自身の価値観に合った会社を見極めてくださいね。
まとめ
要望をすべて聞いてくれるのが良い会社とは限りません。予算に合わせて最適なプランを提案してくれる、少しでも不安があれば納得するまで話してくれる、はっきり「NO!」と言ってくれるのが良い会社ではないでしょうか。 私たちインターデコハウス秋田(住広ホーム)では、多くの方が不安に思っている「お金」の部分にじっくり時間をかけてお話し、ご納得いただくことを第一に考えています。
資金計画をお互いが理解し納得することで、はじめて家づくりをスタートすることができるのです。 そして、ここでしっかりと時間をかけて納得するまでお話することでお客様との信頼関係も築くことができています。お客様にとってもその後の打合せを安心して行っていただけています。つまり価値観の共有ができているわけです。
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住広ホーム株式会社(インターデコハウス秋田) 取締役統括部長/営業 畠山 雄大(はたけやま たけひろ)
- 宅地建物取引士
- 2級ファイナンシャルプランニング技能士
- 住宅ローンアドバイザー
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